“ロッポンギ3K”が再び集う時への期待

“ロッポンギ3K”が再び集う時へ。その日への期待を書き残しておく。

2017年以降、新日本プロレスのジュニアタッグ戦線を牽引してきた“ロッポンギ3k”にアクシデントが発生した。

現王者であるYOH選手が「ニュージャパンカップ2020」の一回戦で前十字靭帯断裂という大怪我を負った。

彼の人生で初の大怪我であり、人生初の入院。手術も必要で、当分の間試合は欠場となる。

発表になった瞬間、心配で心配でかなりキツかった。ただ、プロレスは逆境のスポーツであると受け止め、このピンチですはチャンスに捉える彼の言葉を見て、素直に大丈夫だと思った。

YOH選手はさらに成長した姿でリングに帰ってくる。そのための準備期間が今なのだ、と。

僕はYOH選手を応援している。必ず復帰戦は会場で見届ける。

あれほど3人の絆で幾多の難関をくぐり抜けてきた“ロッポンギ3K”が様々な事情により、それぞれの場所で戦うこととなった。

YOH選手、SHO選手、ロッキー・ロメロ選手。“ロッポンギ3K”が再び揃う時について考えてみたい。

 

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どうなるジュニアタッグベルト

本題に入る前に、「IWGPジュニアタッグベルト」について考えてみたい。

現在の情勢もあり、半年間タイトルマッチができない場合でもタイトルの強制返上を発動しない可能性が高い。

特にジョン・モクスリー 選手が保有する「IWGP USヘビー級選手権試合」に関しては、次のタイトルマッチがいつなのかも検討できないような状況だ。

リアルな話を書くと2020年2月9日の鈴木みのる選手との試合が最後の防衛戦になるので、約1ヶ月でタイトルマッチを組まなければならない。

「IWGPジュニアタッグ」も同日の防衛戦が最後となる。

新日本プロレスの発表を見ると、YOH選手が8月9日までに復帰する可能性はほぼない。※内藤哲也選手は同じ怪我で8ヶ月欠場している。

新日本プロレスの再開から防衛戦までのカウントダウンがスタートしたとしても難しい状況なのだ。

近年では高橋ヒロム選手(怪我のため)、ジョン・モクスリー選手(来日不可のため)、中邑真輔選手(新日本プロレス退団のため)などが王座返上を受け入れている。

※中邑真輔選手はちょっと状況が異なるが

非常に残念なことでらはあるが、ベルト返上はやむを得ないといった状況だろう。

告白からの成功

いよいよSHO選手が「NEVER無差別級」の世界に足を踏み入れる瞬間が訪れようとしている。

所構わずラブコールを送るのではなく、彼(鷹木信悟選手)と何度も何度もデートを重ねてきた結果の告白が身を結んだ結果となる。素晴らしい。

あの日、目の前に「NEVER無差別級」のベルトを掲げられてもグッと堪えて何も言わなかった(言えなかった)ことすら伏線になっているのだからもう何も言うことはないだろう。

SHO選手はイチズというか相手レスラーとの関係作りが上手い。

自然と周囲にライバルを作り、愚直に後を追い続ける。鷹木信悟選手とだってそもそもは新日本プロレスでのデビュー戦でピンフォールを奪われたのがキッカケだ。

その細い糸ずっと離さずに持ち続けられるのはSHO選手が持つ特別な才能なのだろう。

 

※オカダ・カズチカ選手が棚橋弘至選手の目の前に立って宣戦布告したような露骨な関係性じゃない。ゆっくりゆっくりと愛を育んできたかたちとなる

“ロッポンギ3K”が再び揃うその日までSHO選手はシングルプレイヤーとして戦うことになる。

期待すべきは無差別級への道...。海外遠征までをも2人で過ごしてきたSHO選手が1人きりで戦う瞬間が訪れたのだ。

スターになる最後のピース

“短期的に見ると”アンラッキーが続いているYOH選手。

新コスチューム、新入場曲、新技を用意して頂点を目指すはずだった「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」は延期。更には110日振りに開催された試合で大怪我を負ってしまった。

誰がどう見ても完璧に逆風なのだが、僕はこれがYOH選手が新日本プロレスのスターになる最高のチャンスだと思っている。

飄々とした雰囲気で器用に物事を進める。そんなスマートな雰囲気がYOH選手の魅力だった。

このままの勢いで進んでいても、きっと天下を取っていたと思うが、今回のアクシデントがドラマを生んだようにも思う。

 

新しいドラマへの準備期間

ずっと一緒だった“弟分”が無差別級戦線へ足を踏み出す一方で、自分は長期の治療に専念する。

僕ははじめて“ロッポンギ3K”の間に対比が生まれるような気がするのだ。

この対比が美しいコントラストとなり、YOH選手の復帰が光輝く日になることは間違いない。

逆風から立ち上がるスター。その生き様をファンに魅せる準備期間。これがYOH選手がこれから向き合うべきことなのだろう。

ちなみに、高橋ヒロム選手が復帰まで全く姿を現さなかったことを逆手に取り、YouTubeチャンネルやInstagramで近況を報告しまくるのはどうだろう。

プロレスはミステリアスさも必要なので難しいか...?

YOH選手の復帰。ロッキー・ロメロ選手のカムバック。2人をリングで待ち続けるSHO選手。

今、“ロッポンギ3K”に新しいドラマが生まれようとしている。

1人、またひとりと仲間が帰ってきた時、僕たちはどんな感情になるのだろう。今からその時を焦らずじっくりと待ちたいと思う。

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