プロレスに少し興味が出た方へ伝えたいこと
プロレスには興味あるけど痛いのを見るのが苦手という友人との会話について書きたい。
友人が新しくハマるものが欲しいという話をしていたので、「プロレスをオススメする」と返したところ以下のような質問が来た。
川野さんからオススメされるの2回目ですね。でも、痛いのを見るのが苦手で。
プロレスそんなに見たことないんですけど、めちゃくちゃ痛そうじゃないですか。
ぶっちゃげ人が痛がっているのをどんな気持ちで見ているのですか?
なるほど。非常にいい質問だなと。
普段ここのコラムで書いている内容は、基本的に新日本プロレスを好きな方向けのものになっている。
それはまぁ当然と言えば当然なのだが。たまにはちょっと趣旨を変えて、初心者の方に向けたコラムを書いてみたいと思う。
昭和の時代とは異なり、中々プロレスとは接点が生まれにくいのは事実だ。実際僕も、30歳を過ぎるまで興味なかったわけで。
ただ、周囲からの紹介やたまたま見ていたテレビにプロレスラーが出ていて興味を持つケースだってある。
今回は全く興味がない方ではなく、少し興味はあるけど行動するまでないという貴方にプロレスの魅力を書いていきたいと思う。
ちなみにこの価値観は僕の解釈なので、鵜呑みにし過ぎないように。
自分が一番楽しそうと思う見方をするのが正解なのだ。
試合を通して何を見るか
まずは、「痛そう」という話についてから。
結論から書くと「痛い」のは間違いないのだが、ファンの受け取り方は少し違っていたりするのだ。
プロレスとは鍛え上げられた肉体を持つ者同士(時に例外あり)が殴り合い、蹴り合い、投げ合いのように映るが本質的には少々異なるスポーツ(エンターテインメント)だと僕は思っている。
前提としてどちらが強いか?というだけの概念で戦っていない。
単純に強さだけを競い合うのであれば、技を受ける必要もなく「受けの美学」なんて言葉が生まれる訳もない。
プロレスとはリングに上がるもの同士で、どちらが「凄い」かを競い合っている。
だから相手の技を避けない。殴ってこい!とアピールする。
自分の方がこいつよりも凄いんだ!
そんな意地の張り合いの結果が勝敗につながるのである。
つまり、殴られているのを見て「痛そう...」と思うか?と聞かれれば正直思う。
逆水平チョップなんて「イッテーーー!!」と思うし、危険技を見ると「アブネーーーーー!!とも思う。
でも、それ以上にプロレスラーの「攻撃を耐える生き様」に心が動く。
これこそがプロレスの楽しみだと僕は思っている。
プロレスって何が楽しいの?
僕は「趣味なんですか?」と聞かれた場合、ほぼ即答で「プロレスです(ニッコリ)」と返している。
その後に大体、プロレスってどこが面白いんですか?と来る。
まぁ、面白くなければ趣味にならないのだが...という話はさておき。
プロレスはどこが面白いのか?
これは案外深いテーマである。
まず、僕の面白いもと皆さんの面白いは間違いなく違う。
「リストの取り合いが堪んないっすよね。ルーツが見えるというか」
「内藤さんカッコいいーー!!!」
「ここでKENTA出てくるかぁ...!」
「EVILの入場やべぇ...」
「この選手とこの選手はこういった因縁があつてじゃな...」
みたいな。プロレスには本当に色々と楽しみ方がある。
個人的には...。全部を楽しむのが一番だと思うっていて。
関節の取り合いで思わず息を吐くのもいいし。推しレスラーをたっぷり応援するのもいい。
サプライズや入場シーンで写真を撮るのもいいだろう。
勿論、裏側のストーリーから独自の解釈を試合に持ち込むのも最高に楽しい。
例えば....「CHAOS」の石井智宏選手(ブログが面白い人と思ってもらってもかまわない)。
石井智宏選手は結果、内容、インパクト。この3つが揃わなければ例えどんなにお客が沸いたとしても自分自身が納得しない。
試合後にマイクパフォーマンスもしないし、バックステージもノーコメントが多い。
そんな彼が試合中に一瞬だけニヤっと笑顔を浮かべたり、バックステージで相手へ「またかかってこいや」という趣旨のメッセージを出す時がある。
その瞬間僕は、ドキッとするのだ。
自己評価が半端じゃなく厳しい人が納得するものが生まれている瞬間に立ち会っている。そんな感動で身震いするのである。
ちなみに石井智宏選手の試合はそもそも全て面白いので、内容にプラスアルファが生まれる瞬間と言ったところだろうか。
ちなみに僕は入場が大好物である。
今のところ、2020年のベスト入場はKENTA選手と覚醒した“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手だ。
何かを背負って戦いの場所を目指す。その目つきや表情から片時も目を離すことができない瞬間が大好きなのだ。
好きな人の話を観戦してみよう
現在、新日本プロレスはファンクラブだけでほとんどのチケットが完売してしまう状況だ(フルハウスの状態で興行が開催できないためいたしかたない)。
つまり、ちょっと興味があるから会場に足を運んでみようができないのだ。これだと新規ファンの開拓が難しかったりする。
そこで、新日本プロレスはとことんSNSが盛り上がるような仕掛けを連発している(僕の解釈だが)という見方もできる。
中々現場での開催も難しいので、ここは詳しい人の話を聴きながら一緒にプロレスを動画で見るのが今の最適解なのかもしれない。
新日本プロレスワールドは月額999円。安い!
ここまで色々と脱線したが、若干敷居が高いのも事実としてあるので、まずは詳しい人から色々と話しを訊いて気持ちを膨らませてドンドン試合を見てみるのがいいと思う。
試合を見終わったら新日本プロレス公式のホームページに飛んでバックステージコメントをチェック。
最後にブログ(僕のじゃなくても面白い記事を書く方は何人かいるので)をチェックしてくれたらこんなに嬉しいことはない。
このコラムを読んで少しでも興味が湧いてくれたら最高だ。
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