棚橋弘至が絶不調!?飯伏幸太の苦言とタッグチームの難しさ
棚橋弘至が絶不調!?飯伏幸太の苦言とタッグチームの難しさについて書きます。
Hey Brother! 調子はどうだい!?いや〜。疲れは一日じゃ抜けないですね...。昨日も昨日で中々ハードデイでした。
中々いろんなことが起きますね。そんなこんなで今の時刻は朝の6時50分です。
今朝の状態は...。文体を見て察してください。グッタリ、モッサリ。突っ張り。
さて、例の件ですがおそらく書くのは今週日曜日かそれくらいになりそうです。
※今晩も会食が入っていたり、午前中からマッハの稼働あり。
恐らく土曜日に一日何もしない日、みたいなものを作らないとダメージが抜けないわけです。
20代の頃ってそれこそ週6〜7日にバイトがあったりしてもある程度まわせていたのに、今同じことをやって?と言われれば即答を通り越して言葉が出る前にNOを出しますね。
恐らく僕の場合は20代中盤で徹夜と終電の繰り返しをしたのが原因。明らかに30代になってツケが回ってきました。
無理も無茶も結局は将来の前借りをしているだけなんですよね。本当の勝負を仕掛けるタイミングで体力は均等に使ってこそプロフェッショナル。
僕もあの時の挑戦は無駄だったとは思いませんが、あそこまで追い詰める必要は2000%なかったと思っています。
何の話をしているのか?そう思っている方も多いですよね。※タイトルでバレてますが。
そう、今、新日本プロレスのエース“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手が追い込まれています。
しかも、これまでとは完全に異質。タッグパートナーからダメ出しされております。
しかも先輩からの手厚い叱咤激励ではなく、後輩から大丈夫ですか?ちゃんと調子整えて下さいよと本音を突き付けられるという始末。
ぶっちゃげあれはキツイ。いろんな出来事や不測の事態を乗り越えてきた棚橋弘至選手でもあれば絶対にこたえているはずです。
今日は今の棚橋弘至選手の状況を振り返りつつ、人間関係が一番難しいという話しを書いていきたいと思います。
飯伏幸太の憂鬱
ひょっとすると棚橋弘至選手と飯伏幸太選手のタッグチーム、“ゴールデン☆エース”の課題が表面化しているのかもしれないなと。
ベビーフェイスの権化。最強に輝くカッコいい2人。入場から華がある。そんな最高のタッグチームであることは間違いないでしょう。オカダ・カズチカ選手と組んだ時とは異なる輝きがありますね。
ただ、タッグチームって組んですぐに結果が出せるものでもないと思っていて。タイチ選手とザック・セイバーJr.選手の“デンジャラス・テッカーズ”は実際組んでから約2年が経過しています。
お互いの呼吸や考え方、試合での役割を2度の『ワールドタッグリーグ』で熟知したからこそ、今回の結果につながったのは間違いないでしょう。
一方で、“ゴールデン☆エース”は急造のチームです。2人について僕が感じていることを書いていきましょう。
まずは、飯伏幸太選手から。2017年に新日本プロレスへ戻ってきて以降、ほぼタッグマッチを戦っていません。『ワールドタッグリーグ』には2年連続で未エントリーです。
シングルプレイヤー2人
もっと言えばそもそも『ワールドタッグリーグ』に出場したことがないのです(以外にも。棚橋弘至もタッグではここ数年ほぼ結果を出せていません)。
新日本プロレスでヘビー級に転向してからの飯伏幸太選手は生粋のシングルプレイヤー。これは間違いありません。
2018年の“ゴールデン☆ラヴァーズ”再結成も非常に短期なものでした。
直近で組んでいたのは、自分と同じレベルの身体能力を誇り、アクロバティックな連携技からスピーディーな畳み掛けができるケニー・オメガ選手。
語るまでもないですが棚橋弘至選手は全くタイプが異なります。
『静と動』。
“ゴールデン☆エース”は役割がバキッと分かれたタッグチームであり魅力的であることは試合を見ていても間違いないのですが、やっぱり結果って大切なもので。
一度も防衛できずに『IWGPタッグ王座』から転げ落ちた結果、フラストレーションが爆発したのかもしれません。
棚橋「あー、完全にナメられてる。あー…。あー、ムカつく」
飯伏「棚橋さん、ナメられすぎじゃないですか」
棚橋「ホント、ナメられすぎ。ホントに。ホンットに。(※飯伏の言葉を遮り)飯伏は、調子上げてるから。俺。俺がね、ちょっとみんなの記憶をいじるけど、俺らは2018年、『G1 CLIMAX』の決勝でやって、俺が勝ってる。2019年は飯伏が(『G1』の優勝を)取ってる。だから、飯伏のコンディション、飯伏の状態まで俺が上がれば、このチームはもっと強くなれる」
飯伏「棚橋さん、僕も、ちょっとやっぱり正直、棚橋さんのコンディションは悪いんじゃないかと、ちょっと思ってます」
棚橋「ウイ」
飯伏「ちょっと、上げてきてもらっていいすか?」
棚橋「ウイ」
飯伏「お願いします!」
棚橋「ウイ、任せろ!」
飯伏「お願いしますよ!」(※飯伏は先に控室へ)
これ活字で読むと飯伏幸太選手がよろしくお願いします!みたいなテンションに見えるのですが、実際は結構キツめに言ってます。ぶっちゃげ驚くテンション感だったので、よほど溜まっていることが想定されます。
そして、先日の浜松大会はこちら。
棚橋「いつの間にかひとりぼっち……」
飯伏「なに言ってるんですか。なに、負けの道を歩いてるんですか。なんで(引き揚げる時)花道歩かせてくれないんですか。勝ったんだから」
棚橋「ごめん。ごめん。必ず調子上げるから」
飯伏「ごめんじゃないですよ。もっとしっかりしてください。お願いしますよ」
棚橋「ハイ。しっかりしないと。いつの間にか、ひとりぼっち……」
この日、棚橋弘至選手は天山広吉選手からも不調を指摘されています。棚橋弘至選手に一体何が起こっているのでしょうか...。
人間関係は辛いよ
棚橋弘至選手はこの10年、常に新日本プロレスの先陣を走り、結果を残し続けてきました。間違いなくその自負が彼にはあります。
俺がふんばれば、俺が頑張れば結果は必ず出る。だって、今まではそうでしたから。
オカダ・カズチカ選手が台頭したとしても、内藤哲也選手が制御不能に暴れてもケニー・オメガ選手がアスリートプロレスに新日本プロレスを染めようとしても、全て待ったをかけてきました。
新日本プロレスの根幹にあるものは変えてはならない。変化し続けることは大切だが、進化の方向が大切なのだと先代の教えを守り続ける役割を担ってきたのです。
そんな彼だからこそ、この考え方に全く違和感あありませんでした。
棚橋「分かってる。分かってるよ。ハァ…(ため息)。世界は自分を中心に回ってると思ってた。その方が楽しいから。けど、いつの間にか、それはもう今は昔で、中心は俺じゃなくなって。ハァ…。けど、俺が、また中心に戻りたいと思うなら、パートナーに、飯伏に、『調子上げてきてくださいよ』って、どんな気持ちで言わせたか…ハァ…考えると、心苦しいけど、何とかします。(※控室へ向かいながら)クゥ~……今の飯伏のアレは、こたえた……」
そうなんですよ。世界の中心は俺だから全部俺に合わして欲しいというスタンスでは、タッグチームは機能しないですよね。恋愛関係もそう。お前、俺のこと好きだよな?だけでは、本当にいい関係は築くことはできません。
棚橋弘至選手は少なくともプロレスのリングではシングルプレイヤーでした。それも極上。トップオブトップ。
ただし、タッグでは『ワールドタッグリーグ』で優勝経験がないのです(準優勝2回)。
前述した通り『静と動』がテーマの“ゴールデン☆エース”では飯伏幸太選手に体力的な負担がのしかかってきます。
自分がどんなに頑張っても決めるはずの先輩が機能しないとなれば、自分は何のために動き回っているのか分からなくなるのも当然でしょう。
ともすれば、あなたの調子がよければ勝てたという見方だってできるのです。いわゆる先輩勘弁して下さいよ!ってヤツですね(ちゅっとスーツを着てメガネをかけている飯伏さんを想像しちゃいましたが)。
実際、飯伏幸太選手は棚橋弘至選手のことを“神”だと崇めていました。“カミゴェ”だってそういう意味ですし。
そんな神様に苦言を呈するのも楽じゃないんですよ。実際。言いたくないでしょうし。
ただ、“ゴールデン☆エース”が輝くためには今が必要なプロセスだと僕は思います。
大切なのは“こっから”。2人が本当のタッグチームになる前奏だと期待しつつ、動向を見守りたいですね。
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