ジョン・モクスリーに挑む挑戦者はKENTAか?それとも

ジョン・モクスリーに挑む挑戦者はKENTAか?それとも...あのレスラーなのか。

2020年8月8日から新日本プロレスワールドで配信がスタートする『NJPW STRONG』。同番組内で行われる『LEC Presents NEW JAPAN CUP 2020 in THE USA』1回戦の対戦カードが先日発表されましたね。

新日本プロレス公式でも“アメリカ初”の配信限定番組という言葉が踊るなど、昨年設立された新日本プロレスUSAが本格始動したと言っても過言ではないでしょう。

日本ではヘビー級と無差別級が入り交じりこれまでにない景色を魅せた『ニュージャパンカップ2020』ですが、日本から遠く離れたアメリカの地で一体どんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。まずは、エントリーメンバーを改めて見ていきましょう。

  • デビッド・フィンレー選手
  • カール・フレドリックス選手
  • ジェフ・コブ選手
  • KENTA選手
  • タマ・トンガ選手
  • タンガ・ロア選手
  • チェーズ・オーエンズ選手
  • ブロディ・キング選手

以上の8人の精鋭がトーナメントを戦います。ドレッドヘアからショートヘアにイメージチェンジし、お髭もさっぱりしたことで超絶イケメンに変身したかと思いきや、再び独創的なビジュアルに舞い戻ったジュース・ロビソン選手は右足負傷のため大会し出場が見送りとなりました。

既に約半年近く彼の試合を見ていないだけに、このトーナメント以降の活躍が期待されます。

そして、日本ではヘビー級と無差別級が入り交じりこれまでにない景色を魅せた『ニュージャパンカップ2020 in THE USA』を制したレスラーにはジョン・モクスリー選手が持つ『IWGP USヘビー級王座』への挑戦が認められることになりました。

大本命は“令和のテロリスト”KENTA選手か。はたまたミラノ・コレクションA.T.さんの寵愛を一手に引き受けることとなったチェーズ・オーエンズ選手か。

様々な予想が膨らみますが、まずは改めて『IWGP USヘビー級王座』について考えてみましょう。

 

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『IWGP USヘビー級王座』がいよいよ本格始動か

2017年7月に創設された『IWGP USヘビー級王座』は発表直後からいきなり内藤哲也選手から口撃を受ける(IWGPインターコンチネンタルホテルと棲み分けが曖昧である点)など船出から暗雲が立ち込めていました。

ただ、歴代チャンピオンたちが魅せてきた戦いは従来のベルトとしっかり棲み分けができており、いつしかIWGPの冠を持つ4本のベルトに相応しい輝きを放ち始めたと言っても過言ではないでしょう。

これは僕の見解ですが、このベルトを最初に輝かせたのはCody選手。さらに価値を引き上げたのがジョン・モクスリー選手だと僕は思っています。

イマイチどんなベルトなのか掴めていなかった『IWGP USヘビー級王座』にハードコアという一条の光明を与えたのがCody選手です。

この次期から金髪にイメージチェンジを果たし、セルリアンブルーのリングにも完全フィットした“ジ・アメリカン・ナイトメア”はこのベルトの中心人物であり、圧倒的なヒールとしての魅力を爆発させたのもこの時期でした。

しかし、Cody選手はAEW旗揚げのため、新日本マットを去ってしまいました。

傷心の赤いベルトを救ったのは元WWEのスーパースターであるジョン・モクスリー選手。シールドのディーン・アンブローズが新日本プロレスに現れるというサプライズに加え、その圧倒的な実力はファンの心を掴むまでにそう時間は掛からなかった。

フライトトラブルで王座返上という悲しい事件はあったものの、現在も彼の腰にベルトがある辺り、今もなお『IWGP USヘビー級ベルト』から愛されている男だと言っても過言ではないはず。

今回の発表で『IWGP USヘビー級王座』の価値はグンと向上した。『NJPW STRONG』の主役となる最高峰のベルトとして認定された感もありつつ、ようやく他のベルトと完全に差別化されたような気がするのです。

そうなると問題は『IWGPインターコンチネンタル』になるのですが、これはまた後日にでも...。

 

令和のテロリストがリブートへ

『釣り★スタ presents THE NEW BEGINNING in OSAKA』で内藤哲也選手との二冠戦に敗れたKENTA選手はそのバックステージでこう語っていました。

KENTA「まあ、このシリーズ通して、鉄也には、また一つ……なんだろうな、自分の中の何かをまた、こじ開けてくれたような気がするな、今回の試合を通じて……。笑われたっていいよ。笑われるのわかって、もう1回だけ言うよ。今年は、オレの年だ……」

出典:新日本プロレス

『G1クライマックス』で新日本プロレスに参戦するも中々支持を得ることができなかったKENTA選手ですが、『バレットクラブ』への加入や東京ドームで“令和のテロリスト”と化して以降はその圧倒的な実力を遺憾なく発揮してきたのはご存知の通りです。

これは僕の目線だが、内藤哲也選手との二冠戦も結果こそ出なかったものの、内容ではKENTA選手が押していたようにも思います。

2020年はKENTA選手の年。イッテンゴの大事件からすでに8ヶ月が経ちました。

あの頃は今がこんな状況になっていると思いもよらなかったのだが、これが僕たちの現実だから仕方ありません。

 

KENTAのコンディションが完璧に?

ただし、デメリットばかりでもなくて。先日、KENTA選手のTwitterに一枚の写真が投稿されました。

明らかにこれまでと体つきが異なる。強制的に試合ができない期間はコンディションを整える時間に直結していたのです。

これは新日本プロレスが日本で再始動した時にも思ったことだが、全レスラーの動きが以前よりもよかった。一部のレスラーに関しては本当に怪我をだましだまし戦っていたのだと伝わってくるほどにキレが違っています。

ネガティブな出来事であるのは間違いないのだが、どんな状況でもポジティブに生きることも重要です。

KENTA選手は半年にも及ぶ休暇を経て、完璧なKENTA選手として再始動するに違いありません。

そして、“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手の『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』離反によりミラノ・コレクションA.T.さんの寵愛を一手に引き受けることになりそうなチェーズ・オーエンズ選手。

彼もまた『バレットクラブ』であるため、話しがややこしいのだが...。それはさておき、そろそろシングルプレイヤーとして覚醒してもおかしくないはず。日本では高橋裕二郎選手が大ブレイクの兆しを魅せていることもあり、この点についても期待したいっすね。

ジュース・ロビンソンの再起

今回、ジュース・ロビンソン選手が未エントリーなのが気がかりなのが、エントリーしたレスラーの中で唯一『IWGP USヘビー級王座』に輝いた実績を持っていたためです。

彼とジョン・モクスリー選手のライバル関係を考えると、今後再び戦うシーンはあると思います。

今は早く怪我を治して新しくはじまる番組で元気な姿を見せてほしいと思います。

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