高橋ヒロムデビュー10周年記念!カリスマの魅力を考えてみる

2020年8月24日。新日本プロレス「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の高橋ヒロム選手が自身のYouTubeチャンネルでデビュー10周年記念動画が配信された。

高橋ヒロム選手は2010年8月24日に新世代育成プロジェクトNEVERでデビュー。デビューの相手を務めたのは同期入門の三上恭介選手だ。

メキシコに旅立った後、ナマハゲのリングネームで活躍後、突如消息を絶った三上恭介選手だが、一体今は何をしているのだろうか...。

※ファンタスティカマニアで来日しているナマハゲ選手(日本料理屋の大将)は三上恭介選手とは別人という説が濃厚だ。

話を高橋ヒロム選手へ戻そう。

いよいよ今週末に迫った明治神宮野球場大会で、石森太二選手と「IWGPジュニアヘビー級選手権試合」を戦う高橋ヒロム選手。

彼のことをさらに詳しく知るためにはこの動画を見るっきゃない、ということで「祝デビュー10周年!高橋ヒロムのリアル人生すごろく! 」を見た感想について書いていきたい。

タイムボムの波乱万丈な人生は、幼少期から広い夢が広がっていた。

 

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ジュニアのカリスマ

動画の尺はなんと1時間。割と短めな動画が多かった高橋ヒロム選手のYouTubeチャンネルの中で異質なボリュームとなっている。

詳細については自身で目を通すのが一番ということで、ここでは率直な感想を書いていく。

まず、一番驚いたのがイギリス遠征時代の話だ。

高橋ヒロム選手といえばメキシコ。カマイタチのリングネームにCMLL登場しリュウ・リー(当時、ドラゴン・リー)選手と激戦を繰り広げた。

2人だけが魅せることのできるルチャリブレにストロングスタイルを加えたハイブリッド型プロレスは、メキシコのみならず世界中のファンから高い支持を得た。

実際、高橋ヒロム選手は凱旋帰国を前にカマイタチとして、日本でも試合を行なっている。

海外遠征中は日本と距離を置くことが多い中で、異質なキャリアだと言えるだろう。

そんな彼が最初に旅立ったイギリス。そこで飛び出した名前がプリンス・デヴィッド(現、ファン・ベイラー)選手だったことにはさらに驚いた。

プリンス・デヴィッド選手と言えば、田口隆祐選手との「APPLO55」を結成し、新日本プロレスジュニアを席巻したレスラーである。

プリンス・デヴィッド選手が高橋ヒロム選手をイギリス(4FW)遠征に力沿いをしていたのは考え深い話である。

www.youtube.com

プリンス・デヴィッド選手の呼び方にも注目して欲しい。素顔の高橋ヒロム選手を見ることができるのもYouTubeの魅力に違いない。

 

タイムボムの魅力とは?

さて、本題だ。高橋ヒロム選手の魅力について考えてみたい。試合の面白さは新日本プロレスワールドでチェックいただくとして、圧倒的なカリスマ性と演技力とストーリーテイリングスキルが特出しているように思う。

まずは、カリスマ性と演技力から書いてみよう。

高橋ヒロム選手は、ジュニアのカリスマ。ひいては新しい新日本プロレスのカリスマになりつつある。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」が制御不能なヒール集団から今の雰囲気に舵を切った大きなターニングポイントに高橋ヒロム選手の加入があると思っている。

ダークトーンが基調のユニットに対して、いきなり赤を持ってきた。

以前であれば全員が黒のスーツを着用して、ルーシュ選手を迎えるパフォーマンスなどがあったが、彼が黒のスーツを着ているところが逆に想像できないのが凄いくらいだ。

高橋ヒロム選手は最年少にしてユニットのカラーを変えるほどのカリスマ性。これは、練習で身につくものではないだけに、完全なギフトと言えるだろう。 

また、僕が大好きな「虹プロジェクト」でJ.Y.Parkさんは歌手には演技力が必要だと語っていた。とにかくリング外での演技力(表現力)が凄まじい。

チャンピオンという立場になっても自らがが率先して、話題を振りまき続ける。

1億回にもおよぶ腹筋運動。ストイックさでも右に出るものが居ない。

 

物語を紡ぐ才能

プロレスラーを見ていると多くのライバルがいるタイプとそうでないタイプがいることが分かる。※これはライバル不在が悪いという話ではない

兎にも角にも高橋ヒロム選手はライバルというか関係性のあるレスラーが多い。内藤哲也選手とは師弟関係。EVIL選手とは同じ釜の飯を食いながら苦楽を共にしてきた(飯は自分でよそえよと内心思っていた)。

エル・デスペラード選手ともお互いのことが大嫌いだというくらいの因縁があり、田口隆祐選手やタイチ選手、矢野通選手だって浅からぬ因縁がある。ウィル・オスプレイ選手やドラゴン・リー選手とのライバル関係も強い。

挙げればキリないのでこれくらいにしておくが、次の相手である石森太二選手とは約2年ぶりのシングルマッチとなる。

どんな相手が来ても物語を作ることができるので、必然的にその対戦カードが熱を持つ。高橋ヒロム選手がここまでの人気を獲得したのは、こういった一つひとつの積み重ねも大きいと思う。

獣神サンダー・ライガーさんを介錯したという意味でもこれからの新日本プロレスジュニアは彼の両肩に乗っていると言っても過言ではないだろう。

最後に。

今回のデビュー10周年動画をディレクターズカット版で販売しているのはどうか。本当に見どころたっぷりの面白い動画だったため、そういった動きにも期待したいと思う。

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