矢野通のYouTubeが進化を続けている
矢野通のYouTubeが進化を続けているって話を書きたい。
オカダ・カズチカ選手が提唱した「KOPW」。
2020年8月29日の明治神宮野球場大会で、「KOPW 2020」決定戦4WAYマッチが開催され、7分1秒の戦いを制したのはならず者でも天才でもなく“敏腕プロデューサー”矢野通選手だった。
「CHAOS」の同門であるオカダ・カズチカ選手の“隙”をついて金的を一閃。
次の瞬間には丸め込むという職人芸で結果を残した。
当日は髭を剃っての入場。真面目さをアピールした形が功を奏したのかはレスラーのみぞしるところだが、とにかく勝利を掴み「KOPW」のトロフィーを最初に掲げるに至った。
矢野通選手の躍進は止まらない。当日、その勢いでYouTubeライブを決行したのである。
勝った選手が勝ちました!と語る配信なんて盛り上がらない訳がない。
当然、視聴者数も通常のライブ配信と比較すると約3倍近くの人間が集まり、矢野通選手へのお祝いメッセージで溢れかえっていた。
僕も「おめでとうございます!」なんてスーパーチャットを送っていたのだが、数日経ってから気付いた。
あの配信ってよくよく考えるととんでもないことだな、と。
ここからは矢野通選手のYouTubeチャンネル特集でお送りしたい。
疲労感とファンとの距離感
スポーツ選手が試合後にテレビのゲストに呼ばれて、質問に応える。
ここまでは割と一般的な光景である。ただ、矢野通選手はそこにメスを入れた。
試合後、自らに注目が集まっているタイミングでゲリラ的に配信を行なったのである。これまでも新日本プロレスの大会後や地方遠征中にライブ配信することはあったが、いきなり告知されて配信されたのは、おそらくこれが初のこと。
こういった配信が一般的でない理由は明確で試合後は疲労が凄まじいためである。アマチュアレベルでも試合後の疲労は練習と比較にならないというのは、僕でも経験したことがある。
これがプロの世界ともなると一撃の破壊力や重さからして段違いだ。ただし、矢野通選手は棚橋弘至選手ばりに「疲れてません(そこまでは)」という姿勢で配信を行なっっていた。※日焼け対策や次回のルールについても多く言及されているので、まだ見てない方はチャンネル登録を行なった上で視聴いただきたい。
疲労感をファンに見せること無く30分間お祝いメッセージの雨を浴びる敏腕プロデューサーは新日本プロレスに新しい風を巻き起こしている。
個人的なオススメ動画をいくつかご紹介
ここからは矢野通選手のYouTubeチャンネルでオススメの動画をいくつか紹介したい。
まずはこちら。
こちらも前代未聞である。新日本プロレスワールドでも同じ企画はあったが、その際にはアナウンサーがついていた。
ただし、俺なら1人で十分だというスタイルで動画はなし。音声のみという形式で自らの試合を振り返っている。
しかも、SANADA選手に仕掛けれたパラダイスロックが解けた理由をここで知るというサプライズつき。
副音声的に楽しんでもよし。試合後に、もう一度この動画を見てもよし。色んな楽しみ方ができるこちらをまずはオススメしたい。続いてはこちら。
これはライブ配信のアーカイブである。
「NEVER無差別6人タッグ王座」に輝いたYOSHI-HASHI選手をゲストに招き、試合を振り返るというなんとも心に来る配信だった。はずなのだが、配信後半、漢字テストがスタートすると一気に空気が変わる。
このサムネイルの時点でかなりヤバいことが伝わっていると思うが、こちらもチェックいただきたい。
最後はこちら。
本当にあった怖い話。これは正直に言う本当に怖い。リングを降りた矢野通選手のトークを聴いていると非常にリアリストであることが分かる。
冗談は言っても嘘は付かない。そんなタイプの方がこうした心霊体験を語るのだから、まぁ怖い。
こちらもぜひ、チェックいただきたいと思う。※怖いのが苦手な方はやめておいたほうがいい...
NEW JAPAN ROAD開幕
いよいよ本日から新シリーズ「NEW JAPAN ROAD」が幕を開ける。我らが矢野通選手は「NEVER無差別6人タッグ王座」の前哨戦が主な対戦カードとなっている。
「KOPW2020」がいつ、どのタイミングで動き出すのか。こちらにも注目が集まる。次のルールは一体どんなものが選ばれるのか。カバディか?それとも3分一本勝負か?
「KOPW」のトロフィーを手にした“敏腕プロデューサー”。試合もYouTubeも見逃せない日々が続きそうだ。
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