高橋裕二郎と本間朋晃。「G1クライマックス30」への決意

高橋裕二郎と本間朋晃。「G1クライマックス30」への決意について書きたい。

新日本プロレスが「NEW JAPAN ROAD」をスタートした。この秋に開催される「G1クライマックス30」につながるシリーズ。“ロッポンギ3K”が返上した「IWGPジュニアタッグ王座」を巡るリーグ戦と「CHAOS」の同門対決が決定している「NEVER無差別6人タッグ」など注目の対戦カードが並ぶ中、虎視眈々と次に向けての決意を語るレスラーも出てきた。

2020年9月3日、埼玉・サイデン化学アリーナ大会のバックステージで特に印象的なコメントを残したのは2人。

俺たちの高橋裕二郎選手とみんなのこけしこと本間朋晃選手だ。

高橋裕二郎選手は2015年、本間朋晃選手は2016年。夏の最強戦士決定戦とは距離が生まれていた2人だけに、今回のピンチは自らにとってはチャンスだと捉えている。

オカダ・カズチカ選手と生まれた因縁。世界中の高橋裕二郎ファンからの大きな期待を

背負い、久しぶりに「G1クライマックス」の名前を出した高橋裕二郎選手。

フリーという立場上、「G1クライマックス」へのエントリーを勝ち取らなければ、憧れのマイホームにも影響が出てくる本間朋晃選手。 

それぞれの胸にそれぞれの決意がある。

まずは、ちょっとだけエントリー選手について考えてみたい。

 

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出場選手候補について

まずは、今回エントリーされるであろうレスラーから。僕の予想は以下だ。

  • 飯伏幸太選手 ★前回優勝者
  • 棚橋弘至選手
  • オカダ・カズチカ選手
  • 後藤洋央紀選手
  • 石井智宏選手
  • 矢野通選手
  • 内藤哲也選手
  • SANADA選手
  • 鷹木信悟選手
  • 鈴木みのる選手 ★シングル王者として返り咲き
  • タイチ選手
  • ザック・セイバーJr.選手
  • EVIL選手

先日、鷹木信悟選手から「NEVER無差別級王座」を奪い取った鈴木みのる選手は当確だろう。

この時点で13人。「NEVER無差別6人タッグ王座」に輝いているYOSHI-HASHI選手を入れたら14人。単純に考えると、残り6人の枠を争うことになる。

では、この6人の候補に入ってきそうな選手を考えてたい

  • 高橋裕二郎選手
  • 本間朋晃選手
  • 小島聡選手
  • エル・デスペラード選手
  • SHO選手
  • 真壁刀義選手

無差別級の戦いに身を置くエル・デスペラード選手とSHO選手がサプライズ選出。ここに高橋ヒロム選手と「G1クライマックス」勇退を宣言した永田裕志選手がどう絡むのか?という点が気になる(※バッドラック・ファレ選手との伝説の試合があっただけに、復活は厳しい可能性もあるが、そこはプロレスラーなのでなんとも言えない)。

個人的には棚橋弘至選手以来となるヤングライオンを自分で卒業するという離れ業を魅せた上村優也選手のエントリーにも期待したいところである。

 

東京ピンプスの秋

俺たちの高橋裕二郎が口にしたのはオカダ・カズチカ選手へのリベンジでなく、「G1クライマックス30」出場への渇望だった。

今、高橋裕二郎選手は乗りに乗っている。各ユニットからの出場枠を考えても(サッカーワールドカップでもないので、そんなものがあるかはさておき)、バレットクラブはEVIL選手のみが当確という状況は明らかに偏りがある。

高橋裕二郎 5年ぶりの出場。内藤哲也選手との元タッグパートナー対決や「お前の嫁さん美人らしいな」で有名な後藤洋央紀選手との再戦などこれまでに無かった戦いに期待が集まる。

『G1』、まだ出場選手は決まってないみたいだな。これはチャンスだと。そのチャンスっていうのは今年、2020年1月からの俺の数々の活躍を見てもらえればわかる通り。今年、2020年、『G1 CLIMAX』出場、間違いないでしょう

出典:新日本プロレス 

 

本間朋晃、自分のため、家族のため

新日本プロレスが自粛を行なっていた期間、ある一本のニュースが出た。見出しには「 本間朋晃 住宅ローン返済へNJCは負けられない」とあった。そうなのだ。本間朋晃選手はフリーとして新日本プロレスに参戦しているレスラーであり、1試合単位でギャラが支払われる。

そのため、2020年はこっからが勝負になってくる。

本間朋晃選手が勝ち続ければ勝ち続けるほど試合数は増える。これは間違いない。そのためにも、「G1クライマックス30」への出場を勝ち取らなければならないのだ。

ブロック別に試合が組まれたとして、全6試合だと考えると1試合はヤングライオンが出場するとすれば再び試合が組まれない可能性だって考えられるのだ。

みんなのこけしは4年ぶりの「G1クライマックス」へバックステージで熱すぎるメッセージを語った。

『G1 CLIMAX 30』、(9月)19日(大阪)から始まる。まだ出場選手が決まってないっていうウワサをチラホラと耳にしました。IWGP(ヘビー級)、(同)インターコンチ(ネンタル)2冠チャンピオンの内藤選手が、『グレードを下げないでくれ』『外国人選手が(日本に)来れないんだったら、無理して20人参加じゃなくてもいいんじゃないか』と、少数でやろうみたいなこと言ってますけど、レベルを下げない、20人でやらない、そんなの当たり前じゃないか。『G1』だぞ。だからこそ、僕は声を大にして言いたい思います。『G1 CLIMAX 30』、私、“こけし”こと本間朋晃が出場、直訴したいと思います。宣言したいと思います。顔じゃねえ? そんなのわかってますよ。こうやって発言する勇気。プロレスっていうのは、強いヤツが勝つかもしんない。でも、この勇気のあるヤツも勝つかもしれない。この勇気を出さないことには、何にも始まんないですから。あんた言ったろ? 一歩踏み出す勇気が大事だって。だからこそ、今の僕はいます。4年ぶり4度目の出場『G1 CLIMAX』。最高じゃないですか。語呂がいいし。これはいけますよ。絶対。これだけ言って、口だけじゃない。復帰してから日々、進化してる僕にとって、『G1 CLIMAX』、楽しみで仕方ない。顔じゃないかもしれない。でも、そんなことリーグ戦の中で塗り替えていきますよ。なんなら内藤選手、同じブロックでやりましょうよ。もしかしたら勝つかもしんない。もしかしたらじゃない。絶対に勝ちにいきますから。勝たないなんてことはない。誰しも勝つためにリングに上がるし、勝ちを狙っていきますから

出典:新日本プロレス

出場を直訴した。昨年、鷹木信悟選手が出場を直訴して、勝ち取ったことは記憶に新しい。高橋裕二郎選手と本間朋晃選手は「G1クライマックス30」にエントリーを果たすことはできるのか?この点も留意しつつ、これからの大会を楽しみにしたい。

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