辻陽太が鷹木信悟へラブコール!「刺激なプロレスを教えて欲しい」
辻陽太が鷹木信悟へラブコール!「刺激なプロレスを教えて欲しい」。
「NEVER無差別」、「NEVER無差別6人タッグ」を同時戴冠し、文字通り新しい「NEVERの申し子」となった鷹木信悟選手。
EVIL選手の離反による返上と鈴木みのる選手の力により丸腰となってしまったが、モテモテっぷりは健在だ。
新日本プロレスでデビューした日に生まれた“ロッポンギ3K”SHO選手との因縁はいつしか「好き」というワードが飛び交うまでに発展。
目標にする。競い合う。そうした過程の中で生まれる感情は少し恋愛にもニタものがあるのかもしれない。(のぉ?真鍋?そうじゃろ?)
今日は、「NEW JAPAN ROAD」埼玉・サイデン化学アリーナ大会のバックステージコメントについて書いていきたい。
野毛道場生まれ。純血のヤングライオンが敢えて、新日本プロレスの遺伝子を持たないドラゴンに興味を持ったワケとは何なのか。その背景を考えてみたい。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン加入を希望?
プロレスを楽しむには?という話になると多くの方が長く見るに限るというコメントを残すはず。僕自身もそう思っているし、実際プロレスは長く見たほうが絶対に面白い。
点と点がつながって線になる瞬間。その瞬間を目の当たりにした時のカタルシスを最大限に楽しむには、一定期間プロレスを見ることが正攻法であり、最も有意義なプロレスの楽しみ方なのだろう。
例えば、今回のコラムの主役である辻陽太選手。海外遠征に行くことができない状況下でも、彼は自分の物語を紡ぎ続けている。
僕の解釈では辻陽太選手が加入を希望しているユニットは“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”と見て間違いない。
海外遠征先にはメキシコを熱望。ヘビー級の肉体でルチャリブレに開眼する計画が見え隠れしている。
そして、真壁刀義選手とのシングルを経験後、次の標的として定めたのが鷹木信悟選手。その刺激的なプロレスを教えて欲しいと、シンプルな言葉で対戦を要求した。
この日、“CHAOS”のお兄様がたと試合が組まれていたにも関わらず、この発言。辻陽太選手の気持ちは完全に固まっているのだ。
石井智宏選手と双璧をなすほどの“名勝負製造機”となった鷹木信悟選手。彼のプロレスを全身で浴びることが辻陽太選手の目的なのだろう。
※ちなみに内藤哲也選手がプロフェッショナル仕事の流儀で辻陽太選手を名指して褒めていたことが最初のキッカケだと僕は予想している。
辻「一つ言っておくが、鷹木さん、俺はNEVER(無差別級)
のベルトを持ってるあんたと闘いたいんじゃなくて、鷹木信悟、 あなた自身と闘いたい。ベルトを持ってるか持ってないか、 そんなこと俺にとってどうでもいいんだ。鷹木信悟、 その刺激的なプロレスを俺に教えてほしい」
モテる!ドラゴン
SHO選手に続いて辻陽太選手からラブ・コールを受けた鷹木信悟選手。
この日は「G1クライマックス」についての話をバックステージで語り尽くした。
前回は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初出場・準優勝。リーグ戦は全勝という実績を残して「G1クライマックス」へエントリーを表明。
去年の夏。小島聡選手を破ったことで新日本プロレスのヘビー級でも自らが通用することをアピールしたことは記憶に新しい。
その後も鷹木信悟選手は着実に試合内容とマイクで支持を集め続けてきた。今では“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”を牽引するまでの存在となってきている。
そんなドラゴンが次に目指すのは、「G1クライマックス」制覇と見て間違いない。
結果にも内容にもこだわる。そんな姿勢がコメントからひしひしと伝わってきた。
鷹木「神宮(決戦)が終わって、まだ1週間もたってないからな。まあ負けたことに関して、いったん(気持ちを)切り返してって思ってたけど、やっぱり目の前に鈴木がいたら、いてもたってもいられない。おまけにあのNEVER(無差別級)のベルトを俺の前にちらつかせたから。俺はでも、これでいつまでもくよくよしてられないから。次見ないといけない。次といえば次期シリーズだ。『G1 CLIMAX』があるから。だがな新日本プロレス、まさかNEVERのベルトを引っぺがされたからって、(俺が)エントリーされてねえってことはねえよな? オイ、俺はもちろん2019年同様、2020年の『G1 CLIMAX』も出る気満々だからな。このまま止まってられねえから。汚名返上、いや名誉挽回のためにも必ず、『G1 CLIMAX』エントリーしろよ」
――出場メンバーも、ブロック分けもまだわかりませんけど、ベルトを失ってすぐにリーグ戦が待ち構えているというのは、どういう心境ですか?
鷹木「鈴木は昨年(『G1 CLIMAX』に)出てない。だから今年も出るかどうかわからないし、出たとしても俺と同じブロックかどうかもわからない。俺はベルトと奪われたってことで一歩後退してるわけだから、なりふり構ってられない。(相手が)誰であろうと、内容どうこうじゃねえよ。結果残さないと。昨年は初めて(出場)ってことで目新しい部分があった、新鮮だったかもしれないけども、今年は本当の意味で、結果も内容も見られると思うから。もちろんそこで鈴木と当たるのなら、神宮の借りは返したいというのはあるけど。(リーグ戦が)始まっちゃえば、そんな余裕もないんじゃないかな」
――誰か1人にこだわるわけにはいきませんものね。
鷹木「そう。でも逆に、ポジティブに考えれば、ベルトがないことで違った展開が生まれるかもしれない。とにかくエントリーされないことには話は進まないけどな」
2020年9月11日がチャンス
今回のシリーズで辻陽太選手は“CHAOS”の「NEVER無差別6人タッグ」前哨戦と第1試合にエントリーしている。
もしも鷹木信悟選手VS辻陽太選手が実現するのであれば、唯一対戦カードが発表されていない2020年9月11日の後楽園ホール大会がXデーとなる。
「G1クライマックス」前に辻陽太選手のラブコールは届くのか。これからの展開に期待したい。
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