ジェイ・ホワイトが2人目のG1ガイジン覇者になる説
ジェイ・ホワイトが2人目のG1ガイジン覇者になる説を書いてみたい。
よくよく考えてみると、「IWGPヘビー級」に挑戦する序列が存在するのであれば、彼が最前列にいたはずなのである。
以前、棚橋弘至選手が「プロレスラーたるもの、順番待ちの列に並ぶなんてお行儀のいいことをやる必要はない」と語っていたが、なんとなく頭の中にあるイメージでは2020年の前半はジェイ・ホワイト選手が最前列にいた。
同じ“バレットクラブ”であるKENTA選手が令和のテロリストとなったあの日から早くも8ヶ月が経った。
社会的な状況もあり、ジェイ・ホワイト選手が日本のリングで試合をするのは約半年振りとなる。気付けばそんなに経っていたのかと遠い目をしそうになった。
ただ、今回の「G1クライマックス30」で優勝することができれば新日本プロレスのトップへ返り咲くチャンスはグッと高まる。
既に棚橋弘至選手が「G1クライマックス」覇者が東京ドームで勝つことができないジンクスは破った。
2020年の東京ドームは大ブーイングで幕を閉じた。では、2021年の東京ドームは一体どうなるのか。それは虎視眈々と新日本プロレスの頂を狙っているジェイ・ホワイト選手だけが知っているのかもしれない。
石井智宏へのリベンジ
2019年の「G1クライマックス」で敗れた矢野通選手、後藤洋央紀選手は今回別のブロック。石井智宏選手のみ同ブロックということになった。
打倒!ジェイ・ホワイトを掲げ、柴田勝頼選手と対策を練っていた後藤洋央紀選手。「KOPW2020」の称号に最も近い男である矢野通選手。古巣である「CHAOS」の先輩方と比較的別ブロックになったのはジェイ・ホワイト選手にとっては追い風と言った所だろうか。
そんな中、新日本プロレス公式サイトではジェイ・ホワイト選手への緊急インタビューが実施されていた。
撮り下ろしの写真はなし。インタビューのみという公式からすれば骨太なコンテンツである。ただ、人との接触を最大限避けるという意味合いでは、最適解なのかもしれない。
ここからはインタビューの模様を追っていきたいと思う。
Instagramのストーリーについて
新日本プロレスが活動を再開して以降、ジェイ・ホワイト選手はビッグマッチの度に何かを予感させる投稿を繰り返していた。
少し話は逸れるがTwitterでストーリーのスクショをアップしている方が散見していたが、本当に止めたほうがいい。その方と自己顕示欲といいね稼ぎのために、こうした投稿がなくなる可能性があるためだ。
普通の投稿ではなく1日で消えるという前提で発信者は投稿している。それを“ファン(のはず)”がスクショで残してしまっては本末転倒である。
昨晩もV6の公式がホームページで楽しんでもらうための仕組みを投稿していたが、即刻スクショを貼っている方が現れていた。ツイートを消すほどに色々と言われていたようだが...。
ファン(のはず)であるならば、あなたが目立つのではなく、レスラーの意志を尊重するような動きをするべきだとここで改めて公言しておく。※ファン(のはず)がストーリーのスクショをTwitterに貼りまくってるのを知った方が、ストーリー投稿をやめたという前例もあるため、ここは守った方が双方のためなのだ。
さて本題へ。ジェイ・ホワイト選手のインタビューはこちらだ。
――最近のジェイ選手はSNSで謎めいた投稿をしており、多くのファンが様々な憶測を巡らしていました。
ジェイ フフフ。そうだな。
――今回の来日は、やはり『G1 CLIMAX 30』を見据えたものだったでしょうか? それとも本来はもっと前に来日したかった?
ジェイ もっと早く来日しようだなんて、一切思っていなかったね。俺は、ただファンのヤツらをもてあそびたいだけだ。いいか? アイツらバカどもはインターネットに載っている情報を全部信じるんだ。俺は純粋にファンの心をもてあそんでやりたかっただけだ。じつにイージーなことだからな。
ファンの心を弄んでいるだけ...。確かに完全に釣られたファンだらけだった。
飯伏幸太とのラバーマッチ
優勝候補である飯伏幸太選手とは2019年の「G1クライマックス」の優勝決定戦、イッテンゴ東京ドームでのスペシャルシングルマッチで1勝1敗という状況である。
――9月23日(水)の北海きたえーる大会では、飯伏幸太選手と対戦します。昨年の『G1』優勝決定戦のリマッチとなりますね。
ジェイ それが俺の『G1』2戦目の試合か?
――そうですね。
ジェイ さっきも言ったが、このインタビューを始めるまで、俺は『G1 CLIMAX 30』のスケジュールを一切知らなかった。そもそも、このリーグ戦にいるイブシ(飯伏幸太)や他のレスラーすべて、俺にとっちゃあどうでもいいんだ! ただ、1試合に2ポイント稼ぐってだけさ。俺はすべての試合を同じ価値としてしか見てない。それに前回、俺とイブシが闘った時は何が起きた?
――1月5日の東京ドーム大会の舞台で、飯伏選手を倒しましたね。ジェイ ああ、その通りだ。だから、ニュージャパンは俺を最初っから挑戦者の先頭に置くべきだと言ってるんだ! でも、実際はそうなっていない。もう一度、なぜ俺が挑戦者の先頭にいるべきなのかを証明するためだけに、この『G1 CLIMAX 30』を闘い抜かなきゃいけないんだ。
――『G1 CLIMAX 30』は、ラバーマッチ(過去に1勝1敗の戦績を持つ選手が、3戦目で決着をつける試合)のような印象もありますよね。飯伏選手は昨年の『G1 CLIMAX 29』でジェイ選手を倒しましたが、今年1月5日の東京ドーム大会ではジェイ選手が試合に勝ちましたし。ジェイ 俺にとってはラバーマッチではないな。このリーグ戦に特別な意味を持たせるためにそんな風に見たいヤツがいるかもしれないが、単純に俺の得点表に2ポイントいれるための試合にすぎない。
全く気負う感じがない。コンデイションは過去最大級。確実に2ポイントを積み上げていくための試合を粛々と続けていく考えであることが分かる。
一つの試合で燃え尽きることがない。ただただ、優勝へ勝ち続けていくだけ。
本来であれば「IWGPヘビー」に最も近いはずの男は新日本プロレスの秋を制することができるのか。初の秋男・2人目のガイジン覇者になることができるのか。
いよいよ「G1クライマックス30」のスタートが2日後に迫ってきた。
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