僕が柴田勝頼から学んだ心の鍛え方【新日本プロレス】

僕が柴田勝頼から学んだ心の鍛え方について書きたい。

新日本プロレスの公式スマホサイトのコーナーに、僕が書いた質問が採択されていた。

「一問一答」。レスラーに対して、様々な角度から質問が飛び交う人気コーナーだ。

Twitterで集まった質問が後ほどインタビューとして使われるわけなのだが、これが非常に面白い。

レスラー間のエピソードだったり、プライベートな話はたまたお悩み相談まで幅広い質問に対して、それぞれの人生哲学を持って答えていく。毎回読み応えも十分で僕も大好きなコーナーだった。

そんな「一問一答」に柴田勝頼選手が登場する。Twitterでその発表を見た時に僕は即座に指を動かしていた。

「心を強くするために心がけていることを教えてください!」と。

僕自身がずっと抱えている課題。強い心が欲しいと思った時に、どんなことに取り組めばいいのか。

自己啓発本などを読んでも見つからなかったこの問いに対して、柴田勝頼選手が応えてくれた。

それもなんと無料公開部分で、だ。

有料部分であれば読まれた!ということしか発表できないが無料パートであれば話は別である。

ガッツリと書いていきたい。そして、これを読んだあなた(新日本プロレス公式スマホサイト会員になっていない方)は、ぜひ会員登録に興味を持っていただければ幸いだ。

 

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心が弱い

人の人格が形成されるタイミングはどこなのだろう。

僕は表面的な所作は気遣い、気配りはアップデートできても本質のところが大きく変わったと実感できたことがない。

これは人がいきなり大きく変わることができないためだと思う(よほどインパクトがあるエピソードがあれば話は別だが)。

毎日の積み重ねで人は徐々に変化していく。日々の生き方が大切だということだ。

ただ、人は(少なくとも僕は)弱い。自分で抑制する心の強さがとことん弱い。

そんな自分を変えたいとずっと思ってきた。そこで柴田勝頼選手へこう質問をしてみたのだ。

●njpwfunさんからのご質問
心を強くするために心掛けることを教えて下さい!

――柴田選手はインタビューやバックステージコメントでも弱音を吐かない印象がありますが。

柴田 グチとか弱音とか文句を言葉にしないようにはしてますね。やっぱり、男はグッとこらえて、トレーニング、練習、リングの上にぶつければいいんですよ。レスラーでなければ、「ナニクソ!」っていう気持ちは仕事にぶつければいいんじゃないですか。

――フラストレーションをエネルギーの変えるわけですね。

柴田 そうです。自分は若手の時に、「ナニクソ!」っていう気持ちはリングにぶつければいいって教わりました。そういう意味では、プロレスっていうのは怒りをさらけ出していい仕事なので得ですよね 笑。プロレスラーは怒りをエネルギーに変えられますし、それは好都合というか、溜まりに溜まったいろんな怒りをリングにぶつけていました。なので、心がけるというよりは、自分はそういうサイクルにしてますし、悔しかったら頑張るしかないので。一般の方だったら、溜まった怒りを仕事や部活にぶつければいいんじゃないですか。意外と人間の気力って一番大事なエネルギー源だと思うので。

出典:新日本プロレス

 

真実、誠実、謙虚

インタビュアー(マッシモさん?)の質問文にもあったように、柴田勝頼選手は愚痴や弱音を言葉にしない印象がある。確実にそう思っていても敢えて言葉に出さない。公の場でそういった趣旨のコメントを出さない印象があった。

我慢して自分の中でグッと堪える。これが中々できない。ただ、その対策として柴田勝頼選手は仕事にぶつけることをオススメしている。

溜まったフラストレーションを無気力に過ごすための言い訳にするのではなく、己の中に蓄積されたエネルギーだと捉える(メチャメチャ難しいことだが)。

そうして溜まった気力を使って仕事や様々な活動に精を出す。そうすることで、心が強くなっていくキッカケになる。僕はそう受け取った。

*一問一答に選んでいただきありがとうございました!ぜひ、皆さんも参加してみてくださいね。

 

今の柴田勝頼選手

躍動するLA道場のヤングライオンたちを率いるヘッドコーチ。解説席では実直で真面目なイメージとは裏腹にウィットに富んだジョークも連発するなど、リング上と比類ない魅力を柴田勝頼選手は発揮している。

最後に表舞台で見たのはKENTA選手が“バレットクラブ”に加入した時だっただろうか。

オカダ・カズチカ選手が「ニュージャパンカップ2019」を制した時にも解説席で心から祝福する姿が美しかった。

その前は...。棚橋弘至選手が「G1クライマックス」を優勝した時。“ゴールデン☆ラヴァーズ”として飯伏幸太選手が優勝するだろうという大方の予想を一気にひっくり返したのが赤いタオルを肩にかけた“セコンド”柴田勝頼選手の登場だった。

2020年。まだ柴田勝頼選手は表舞台に登場していない。彼が次に姿を現すのはBブロックを制した男が優勝決定戦に進んだ時になるのか。

明日はいよいよ「G1クライマックス30」開催当日。後藤洋央紀戦選手の出番である。

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