「G1クライマックス30」開幕!初日の見どころまとめ【新日本プロレス】
「G1クライマックス30」開幕!初日の見どころまとめを書いていきたい。
改めて考えると、記者発表会がないのは少し寂しい気もした。やっぱりエントリーしたレスラーが一同に介して、意気込みを語ったり(語らなかったり)する時間は貴重すぎる時間だったと気付かされる。
2016年。柴田勝頼選手がEVIL選手を指し、「いつから“笑ってはいけない(会見)”になったんですか? サングラスかけてる人(EVIL選手)とか軍事評論家(にしか見えないんですけど」と言ったあの日が懐かしすぎる。※この映像は色々と見ごたえしかないので、ぜひ振り返ってチェックしてみて欲しい
真面目な顔でウィットに富んだジョークが飛び出したり、いきなり掴みあいがはじまったり。
あぁいった“前哨戦”があるのも「G1クライマックス」の特徴ではあったが、直近は仕方ないと割り切るしかない。
気を取り直して。いよいよ本日「G1クライマックス30」が開幕する。“ガイジン”レスラーの参戦や鈴木みのる選手、高橋裕二郎選手、YOSHI-HASHI選手の復帰など見ごたえしか無い大会になるのは間違いない。
ギラギラの夏からBE THE ONEへ。プロレスファンが一つになって盛り上げる時間がスタートしたのだ。今日は初日ということでそれぞれの見どころをまとめていきたい。
第1試合に注目
以前、真壁刀義選手は新日本プロレスの第1試合についてこう語っていた。
「新日本プロレスはこういうものだ!というものを証明する戦いである」と。
今回の「G1クライマックス30」は全6試合で大会が行われる。その全ての第1試合を任されたのが上村優也選手、辻陽太選手、ゲイブリエル・キッド選手である。彼らが躍動する第1試合が一気にこの日の大会がスタートしたという呼び水であり、ファンファーレなのだ。
2020年秋。戦いのドラムを任された3人のヤングライオンがどんな試合を魅せていくのか。“Cブロック”いや“YLブロック”の戦いにも注目である。
高橋裕二郎の初陣
第二試合は高橋裕二郎選手VSウィル・オスプレイ選手。2019年のMVP(僕が勝手に選ぶ)的な活躍を魅せていたウィル・オスプレイ選手がいよいよセルリアンブルーのリングに帰ってくる。
単純に考えれば、ウィル・オスプレイ選手が勝つ可能性が高い(2019年は棚橋弘至選手を破っている)が、肉体改造の結果がどう出るかが分からないという懸念がある。
あそこまで肥大した筋肉を試合で上手くコントロールできるのか?ここが見どころである。
一方で高橋裕二郎選手はオカダ・カズチカ選手に3対1で敗北を喫したものの、勝つしか無いという開き直った状態で初日を迎えることになった。
ピーターさんが帯同すれば100人力。初日から番狂わせを起こすのは高橋裕二郎選手しかない!
ちなみに。2019年の「G1クライマックス29」でオープニングマッチを任されたのが、ウィル・オスプレイ選手だった。対角線に立ったのは髮を赤く染めて生まれ変わったランス・アーチャー選手。EDBクローの破壊力と恐ろしさを世界中に発信する試合になった。
流れで考えると、高橋裕二郎選手が新技を持ってくるかもしれない。そう考えると、このオープニングマッチは期待しかない。
聖帝VSジェフ・コブ
タイチ選手とジェフ・コブ選手が再び激突。「NEVER無差別級」を懸けて争ったこともある2人の試合は見どころ十分だ。
どう見てもパワータイプのジェフ・コブ選手だが、軽やかな飛び技を使用するなど一筋縄ではいかないことがファイトスタイルが魅力的だ。
ただし、タイチ選手は既に目標を見据えている。目標は二桁勝利。リーグ戦は9試合しかないので優勝決定戦まで全勝を目指しているのだ。
高すぎる目標を掲げた聖帝がノラリクラリ戦法でジェフ・コブ選手を手玉に取るのか?
明日
— タイチ (@taichi0319) 2020年9月18日
G1
秋場所
開幕
初日
関取対決
前に出るプロレスで
1日1番集中
二桁勝利
三賞受賞
を目指し
「負けて腐らず勝って驕らず」
の相撲道で千秋楽までの15日間精進して参ります
そして
菅林理事長から
賜杯、新総理大臣杯をいただきます🏆#sumo#大相撲 pic.twitter.com/4d5IRvlXsE
名勝負製造機2人
鈴木みのる選手VS石井智宏選手。この試合に関して僕が試合前からあーだこーだ書くのは無粋というものだ。確実に名勝負になると思うので、試合後の感想を書く準備をしたいと思う。
スイッチブレイドとドラゴン
新日本プロレスさんよ!新日本プロレスさんよ!
鷹木信悟選手は昨年の「G1クライマックス」でジェイ・ホワイト選手に敗れている。もちろん、ジェイ・ホワイト選手がトップを走り続けてきたのは事実だが、鷹木信悟選手も「NEVER」の申し子としてその価値を爆発的に高めてきた。
注目は決着の時だ。ジェイ・ホワイト選手のブレード・ランナーはほぼノーモーションで繰り出すことができる強技だ。いきなり決まっていきなり試合が終わることだって珍しくない。
つまり...だ。今日、鷹木式ブレード・ランナーが繰り出される可能性があると僕は思っている。
ゴツゴツしたファイトが信条の鷹木信悟選手だが、とにかく相手の技をオマージュするのが上手い。
初戦でしっかりとリベンジするためにドラゴンは何かを仕込んでくる可能性は高い。
注目は決着の時。そして、鷹木信悟選手が見たことのないモーションに入ったときだ。
イッテンヨンの再戦
メインイベントはオカダ・カズチカ選手と飯伏幸太選手。飯伏幸太選手のインタビューにその見どころが詰まっていた。
――開幕戦となる9月19日(土)大阪府立体育会館大会では、いきなりオカダ・カズチカ選手との対戦となりますね。
飯伏 ああ、「いきなりメインイベントが来たな」って。もちろん、そのメインイベントっていうのはその日のっていうことではなくて、「『G1』のクライマックスが来たな」っていう感じですね。
――なるほど。
飯伏 もちろん、1.4東京ドームで敗れてるっていうのもあるんですけど、いま誰がどう見てもオカダさんっていうのは新日本プロレスの顔。それだけじゃなくて、もう業界の顔みたいな選手じゃないですか。なので、意識してる部分はかなりありますね。もう一つ言えるのは、同じ2004年デビューっていうことですね。その部分でもやっぱり意識してますね。
――年齢は違えど、同じ業界で同じ時間を過ごしてきたわけですね。飯伏 ハイ。まあ、オカダさんは言われるのがイヤかもしれないですけど、おたがいに「根っこは違う」ので(ニヤリ)。
根っこが違う。これが非常に面白い(オカダ・カズチカ選手はヤングライオンを経験しているが根っこは闘龍門。実質キメラなのである)。
第1試合が純血のヤングライオンからはじまりメインイベントは根っこが違うものが務める。いうなれば新卒が前座を務めて第二新卒で入社したオカダ・カズチカ選手と中途入社(スカウト)した飯伏幸太選手が締める。そう考えると、胸が熱くなってくる。
また、例年通りであればオカダ・カズチカ選手がニューコスチュームを披露する。封印しているわけでもないと思うが、レインメーカーが解禁されるのもこの試合では無いかと思っている。
カミゴェした男が神になるための大事な一戦。この試合の勝者はブロック勝ち抜けの確率がグッと高まるだけに目を離せない一戦になるのは間違いない。
いよいよはじまる僕たちの秋。しっかりと準備して見届けていこう。
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