グレート-O-カーンと海野翔太!Xの正体を考える
グレート-O-カーンと海野翔太!Xの正体を考える。
令和2年に誕生し、今最も注目を集めているユニット“THE EMPIRE”。
“CHAOS”いや、オカダ・カズチカ選手を裏切って自らの帝国を築かんとする“GOAT”ウィル・オスプレイ選手とイギリスで無敗記録を打ち立て、新日本プロレスへ“侵略”することを目論むグレート-O-カーン選手が手を組んだ。
今後、新日本プロレスを席巻するのは間違いないと思われる極上のユニットである。
「IWGPヘビー級&インターコンチネンタル王者」内藤哲也選手がイッテンヨンの挑戦者に飯伏幸太選手を指名し、賛否両論の意見が飛び交う中で、ビッグニュースが舞い込んできた。
それは“THE EMPIRE”に3人目の男が加入する。
「ワールドタッグリーグ2020」にグレート-O-カーン選手とエントリーすることも確定したため、ヘビー級のレスラーであることは間違いない。
今日はグレート-O-カーン選手のパートナーを務めるXについて考えてみたい。
僕の第一候補はイギリスに無期限で海外遠征中の海野翔太選手。
時点でジェフ・コブ選手。そして、最後の1人に...。さて、それぞれについて説明していこう。
その時、Twitterが動いた
新日本プロレス公式がグレート-O-カーン選手のパートナーであるXとは誰か?
僕の頭は既にこの一点で持ちきりだった。色々な可能性がある。
そもそもグレート-O-カーン選手にはイギリスにパートナーがいる。「RPWブリティッシュ・タッグ王座」を共に戴冠したランペイジ・ブラウン選手である。
ただ、この状況だ。慣れない土地、慣れない新日本プロレスのリング。言語のカバーだってある。
中々厳しい...。そんなことを考えていたら、何故か1人のレスラーが頭に浮かんだ。
SNSの更新はしばらくストップしている。そうだよなぁと思っていいね欄を見たら思わず背筋が凍りついた。
このツイートにいいねを残していた。以前の状態を記憶していないが、いいねがついてるツイートはこれのみ。
明らかに何かを匂わせている。僕はこのアクションから2つの可能性を見ている。
まずは、海外遠征からの早期帰還。正確には「ワールドタッグリーグ2020」のみのスポット参戦だ。
俺は“THE EMPIRE”である。そんなお披露目を兼ねた1シリーズ参戦。もしも優勝すれば東京ドームまで期間延長だ。
前代未聞、規格外な男がいるユニットだけに、ヤングライオンが遠征中に侵略のサポートに加わる展開だってあり得ないとも言い切れない。
もう一つが、いつか俺も“THE EMPIRE”に加わるという小さなメッセージ。
グレート-O-カーン選手からのメッセージを受け取り、「小さな、だが自分だけの行動を起こした」それが今回のアクションなのかもしれない。
新日本プロレスの次世代エース。海野翔太選手が“THE EMPIRE”に加えわるとなると、勢力図が急速に塗り替わる可能性も否定できない。
これが昨年のニュース。後藤洋央紀選手らの時代であれば1年で海外遠征を終わらせることも珍しくはなかったがどうなるか?
アスレチックマシン
海野翔太選手に続いてはこの男。ジェフ・コブ選手である。
「G1クライマックス30」にエントリーしたレスラー(東京ドームでの試合が確定した選手を除く KENTA選手含む)で「ワールドタッグリーグ」にエントリーしていないのはジェフ・コブ選手ともう1人だけである。
これは個人的に思ったことだ。棚橋弘至選手はヤングライオン辻陽太選手から求愛された際、それだとチャレンジマッチになってしまうと語った。
東京出たい...と棚橋弘至選手はバックステージで何度も語っていた。
そこで本来組むべき相手はブランクのあるトーア・ヘナーレ選手てはなく、ジェフ・コブ選手なのではないだろうか。
トーア・ヘナーレ選手とのタッグチームに不満はない。昨年も好勝負を連発していた。
ただ、今年に関して言えば2月22日の後楽園ホール大会以降、9ヶ月間新日本プロレスのリングから遠ざかっている。
勿論、彼が悪いわけではない。今の状況が悪いのだ。
棚橋弘至選手は“ゴールデン☆エース”から“ヘナーレース”で「ワールドタッグリーグ」に殴り込みをかける。
本気で優勝を狙いにいくなら「G1クライマックス」でウィル・オスプレイ選手、ジェイ・ホワイト選手から勝利しているジェフ・コブ選手という選択肢もあったと思うが...果たして。
大事件の可能性
ここまでの動きを見ていると“THE EMPIRE”はヒールユニットではない。
グレート-O-カーン選手も多少ラフなファイトスタイルではあるがいわゆる反則で形成逆転を狙うシーンなどはない。
また、ウィル・オスプレイ選手に関してもグレート-O-カーン選手がオカダ・カズチカ選手に絞め落とされた時ですら介入行為には出なかった。
ヒールではない。それぞれが小さくても確実に自分の帝国を築くために動く“同盟”という名の絆で結ばれた連合軍だ。
前述した「G1クライマックス」にエントリーしていて、今回の「ワールドタッグリーグ」出ていない最後の1人は鈴木みのる選手である。
鈴木みのる選手は「鈴木軍」にヘビー級のパートナーが不在という状況から未エントリーとなった。
何か何がおかしい。鈴木みのる選手であれば、Xを率いてでも「ワールドタッグリーグ」に殴りこみをかけてくるはずなのである。
鈴木みのる選手は「鈴木軍」のボスのまま“THE EMPIRE”と同盟を結ぶ。
全く別の個性が入り混じる最高で最強のユニット“THE EMPIRE”。その実態は次世代のニュー・ワールド・オーダー(New World Order)なのかもしれない。
Xの正体は誰だ...
僕は当初、永田裕志選手やヤングライオンの誰かが海外遠征のプロセスを飛ばして“THE EMPIRE”に加入する可能性も考えていた。
ただ、この小島聡選手の発信によりその可能性は恐らく低いことが分かった。
ただ、リーグ戦はないけど、11月18日から試合は組まれてます。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2020年11月9日
永田さん&本間と組んで、連日ヤングライオン達と闘います。
若手達を指導する、なんて全く思ってなくて、完全に対等な立場で、全力で今の自分を曝け出して闘うだけ。
そこで彼等に何かを伝えられれば、と思ってます。
永田裕志選手も今では実質活動休止中だが、青義軍の総大将である。
己の帝国を築くため、大ベテランが“THE EMPIRE”が加入するこれは中々に面白い事件なのではないかと思ったのだ。
僕は今日、3人のレスラーを予想した。グレート-O-カーン選手の横に立つレスラーは誰か。Xの正体は今週日曜日に明かされる。
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