鷹木式ノーコメントが炸裂!SANADAの新恋女房が冷静と情熱の間で吼える

鷹木式ノーコメントが炸裂!SANADAの3連覇へ新恋女房が吼える。

2020年11月19日、新日本プロレスの後楽園ホール大会のメインイベントは「IWGPタッグ王者」タイチ選手&ザック・セイバーJr.選手と“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”鷹木信悟選手&SANADA選手だった。

シングルプレイヤーとして魅力溢れる4人はタッグでも超一流。実力者同士の戦いは完璧な好勝負となった。

本題に入る前に少しだけ。今回の試合で誰が一番目立っていたか?と聞かれれば、僕はタイチ選手であると答えたい。

特に目をあSA見張ったのは、最近では定番となってきたチョークムーブである(実際は反則なのだが)。

レフリーの目を盗んでのチョーク攻撃(喉輪絞め)。

反則カウントを取られると「どこがチョークなんだ!チョークってのはこうやってやるんだよ!」と再度、首を絞める。

いつからかこの一連の流れが定着してきたが、今回、SANADA選手に見舞ったチョーク攻撃はうま過ぎた。

決定的だったのはテレビカメラの位置からも死角になっていた点である。

おそらくチョーク攻撃をしているのだろうが、こちらから正確な状況を確認することができない。

公正なレフリングに期待するしかないのである。

この一連の流れもそうだが、最近のタイチ選手は特に凄い。ヘビー級転向から2年以上が経ち、いよいよ頂上の番付も視野に入りはじめているのかもしれない。

 

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TKGが好かれる所以

さて、ここからは“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の話へ。

SANADA選手と鷹木信悟選手のタッグチームである。それぞれがシングルプレイヤーとして超優秀(G1クライマックス準優勝、NEVER無差別王者)。

それでいてタッグではそれぞれが器用さを発揮し、いいバランスで試合が構成できている。

過去、SANADA選手はEVIL選手が捕まった後、1人で劣勢な局面を打開するシーンがあった。

ただ、“TKG”こと鷹木信悟選手の場合は、少々毛色が異なる。

起動力と爆発力を持って、グイグイ試合をリードしてくる。もちろん、インサイドワークも完璧。

最初のタッチでいきなりタイチ選手をリング外に突き落としたシーンなどは、流石と言わんばかりの襲撃だった。

借りは即返す。そんな恋女房だからこそ、SANADA選手も安心して試合が運べているような気がする。

熨斗紙のベースにした連携技を含めて、まだまだ引き出しは十分。

東京ドームに向けてテーマが決まっていないSANADA選手だが、今年はタッグでのエントリーが既に視野へ入ってきているのかもしれない。

 

「よ~し! これで2勝1敗だ!(場内拍手)。しかも、いまの試合はタッグ王者からの直接の勝利だ! オイオイオイオイ! 俺たち! マジ、いけるんじゃねえか、SANADA! SANADA、オマエは過去、このタッグリーグで二連覇を果たしてる。去年を合わせれば、三年連続ファイナリストだ。オイオイオイオイ! 今年、万が一、優勝はおろか、決勝にさえ残らなかったら、すべて俺のせいじゃねえか、オイ!(場内拍手&笑)。オイ! バカヤロー! オレはやるときはやる男だ!(場内拍手)。俺とSANADA、たしかにカラーは違うが、冷静と情熱のあいだを絶妙につく! 最高のタッグワークを! 最後まで見せてやるからな、オイ!(場内拍手)。ということで、俺の! 言いたいことは以上、だと言いたいんだが! オイ! いつもいつもオレが、9割しゃべってるけど、ホントはファンも9割はオマエの声が聞きたいんだよ!(場内拍手)」

この後、SANADA選手は「ハッキリ言って、いままでのタッグパートナーの中で、となりの“TKG”が一番好きです」と続けた。

TKGと呼んでいるのは前からなのでいいとして、さらにリップサービスなのか?と思わせるほどに告白したがりな性格もさておき。

今までのタッグパートナーで一番好きというのは最大の褒め言葉だろう。

 

リサイタルのリレー

あれだけマイクで喋るのが好きな鷹木信悟選手が自分で試合を決めたにも関わらず、締めを譲ったこともポイントだろう。

ジャイアニズム全開の鷹木信悟選手の横に立つレスラーはどうしてもスネ夫感が溢れやすい。BUSHI選手は完璧すぎるほどのスネ夫だった。

ただ、SANADA選手は違う。まるで、ジャイアンと出来杉くんが組んだようなプレミア感と全く違う個性のぶつかり合いがこれまでに見たことのない景色を生み出している。

力と技。情熱と冷静。オリジナリティとクラシカル。全然違うからこそ、それぞれが輝くのだ。

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