“THE EMPIRE”にEVILが加入する可能性

“THE EMPIRE”にEVILが加入する可能性について考えたい。

新日本プロレスの公式サイトにて“ドミネーター”グレート-O-カーン選手のインタビュー前後編が公開された。

前半では、グレート-O-カーン選手とウィル・オスプレイ選手の接点や伝説となった新日本プロレス“侵略”開始の瞬間について。

今回公開された後編では、“THE EMPIRE”の上下関係や自身と天山広吉選手とのモンゴリアンチョップ違い。更にはEVILとの初遭遇にも語っている。

今回はこのインタビューの感想...ではなく(新日本プロレス公式スマホサイトは月額330円。グレート-O-カーン選手への貢物※スパチャだと思って課金してみよう)、いよいよベールを脱いだ“THE EMPIRE”について考えてみたい。

僕たちが生きる社会は常に激動している。10年どころか5年、3年、1年単位で新しい考え方や言葉、価値観が登場し、常に自分という生き方、働き方、所属する組織を俯瞰して考え続ける必要もある。

先日、ウィル・オスプレイ選手とグレート-O-カーン選手が築いた“THE EMPIRE”にジェフ・コブ選手が加入した。

“ガチムチ”というフレーズが印象的で明るく、愛されるレスラーだったジェフ・コブ選手は今や感情のないウォーズマンのよう。

実はこれまでに人を数人...と言われても、全く違和感のないほどの冷たさが画面を通じてビンビンに伝わってくる。

“THE EMPIRE”はベビーフェイスなのかヒールなのか?という軸ではなく、それぞれがそれぞれの帝国を持っている同盟軍。

つまり、お国柄や自身が築く帝国(王国)に応じて、全く雰囲気が異なるということなのだ。

 

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序列がない組織

“THE EMPIRE”のリーダーはウィル・オスプレイ選手。これは紛れもない事実であり、グレート-O-カーン選手も公式の場でも公言している。

「CHAOS」は中邑真輔選手と矢野通選手が創設し、今はオカダ・カズチカ選手がリーダーのユニットである。

「鈴木軍」はその名の通り、鈴木みのる選手という圧倒的なカリスマがボスという体制。

「バレットクラブ」はリーダーが定期的に変わる(プリンス・デヴィッド選手、AJスタイルズ選手、ケニー・オメガ選手、ジェイ・ホワイト選手)ユニットである。リーダーが変わる度に、ユニットの雰囲気が変わることも特徴だろう。

そして、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」。内藤哲也選手が作った「ロス・インゴベルナブレス」の日本支社はメンバーのことを“パレハ”(相棒)と呼ぶ間柄。

上も下もない。グータッチで絆を確かめ合うなど、心で繋がっていることが強調されているユニット“だった”。

 

序列を作ってしまった。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」は心で繋がっていることが強調されているユニット“だった”。

敢えて過去形にしたのは、リーダーである内藤哲也選手が明確にユニット内で序列を語ってしまったためだ。

EVIL選手が「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を離脱した点について、未だ真実は語られていない。

ただ、内藤哲也がEVlL選手を(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)ヘビー級の4番手と語ったことについて、改めて考えると色々なことが見えてくる。

ユニット内で切磋琢磨する。リーダーは俺だが、別に上下関係はない。内藤哲也選手は度々そんなメッセージを出してきた。

ただ、新日本プロレス公式のインタビューとは言え、EVIL選手に対して発した言葉は期待の裏返しだったとはいえ、あまりにも辛辣すぎた。

鷹木信悟選手は『NEVER』の申し子となり、SANADA選手はオカダ・カズチカ選手のライバルとなった。

内藤哲也選手は今でこそ多くの賛否両論を生んでいるが『IWGPヘビー&インターコンチネンタル』のWチャンピオンに初君臨した。

自分だけが上手く結果が出ない日々。試合で見返したくとも、試合が行われない社会情勢。

もしも、自分が再起を掛けるのであれば...「何がなんでも勝つしか無い」というテーマを掲げても全く違和感はないだろう。

 

バレットクラブを利用した

僕はEVIL選手について「バレットクラブ」を利用したと思っている。とにかく結果を出さなければいけない。

「鈴木軍」は鈴木みのる選手が完全にトップの組織。また、移籍を画策したところで『怪しい』と一蹴される可能性がある。

「CHAOS」、新日本本隊は流石にない。ユニットのカラーと自分が違い過ぎる。

「バレットクラブ」はどうか。渡航制限で“ガイジンレスラー”は不在。弱体化したユニットには新しいシンボルが必要だ。

そう考えるとEVIL選手が「バレットクラブ」を選んだことは自然とも言える流れである。

www.njpwfun.com 

 

ただ、ジェイ・ホワイト選手を筆頭に全“ガイジン”レスラーが戻ってきた今、EVIL選手に対する風当たりはあまりに強い。

本来、4番手や序列(を作るような言葉を発した内藤哲也選手)に嫌気が指し、ユニットを飛び出したEVIL選手だけにユニット内のゴタゴタよりも、もっと違うことに集中したいはずなのだ。

僕であれば間違いなく年内のタイミングで動く。

ユニット内に序列が存在せず、それぞれの帝国を率いる“同盟軍”。

これまでのトップダウン型の組織ではなく、水平分散型の組織。“THE EMPIRE”が“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手に最も相応しいユニットになるかもしれない。

グレート-O-カーン選手とEVIL選手が並び立った時、その瞬間を想像するだけで何か走り出したい衝動に駆られるのだ。

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