SHOが田口隆祐に劇的勝利!相手の土俵で己のスタイルを貫く

SHOが田口隆祐に劇的勝利!相手の土俵で己のスタイルを貫く。石井智宏選手を彷彿とさせるようなスタンスに、ここからの飛躍を期待せずにいられない。

正直言って、ギリギリまで追い詰めることには成功するが田口隆祐選手に軍配が上がるだらうと思って試合を見ていた。

新日本プロレス屈指のテクニシャン。田口隆祐選手。

類稀なる身体能力と圧倒的な技術に加え、“天才”とも言える閃き(計算力)まで持っているレスラーである。

今大会では何故かアンダータイツが露わになる展開が続いた。

緑のコスチュームに対して、反対色の赤が眩しい。

危険。危険だぞ!と言わんばかりに目に飛び込んで来る。

ケツを丸出しにしたことで、丸め込み技の破壊力?も増した。

先日の大会でマスター・ワト選手の顔の上に生尻のまま座り込んだ。

突然の出来事に驚くマスター・ワト選手は目を丸くつつ、現実のことと到底受け入れられない数秒間を過ごした後、咳き込み、むせた。

何度も、何度も、何度も。

自分に襲いかかった悪夢を振り払うかのように、ゆっくりと呼吸を繰り返し、現実に戻ってきたマスター・ワト選手。

よくよく考えると男色ディーノ選手のナイトメアを超える状況だったことに気付かされる。

ハプニングなのか。計算なのか。なんだか分からないが、今日の試合もアンダータイツが鍵を握るような気がしてならなかった。

 

 

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SHOW TIMEとお尻オジサン

この日のセミファイナル。田口隆祐選手は特に自由なプロレスをしていた。

相手を走らせようとひて、目が回ってみたり。回転地獄ケツを繰り出してみたり。

しまいには自分の手でアンダータイツを露わにした。

鷹木信悟選手らとバチバチの試合を展開し、シングルプレイヤーとしての勝ちをストップだからまで高めたSHO選手がこの土俵でどう戦うのか。

これがこの試合、最大のポイントだったように思う。

結果から言えば、乗っかりつつ、自分のスタイルを貫いた。そんな試合になった。

田口隆祐選手の戦術(一件するとおふざけに見えるが、油断させたりする作戦)に惑わされない。

己の試合とはこれだ!という強すぎる芯があるからブレない。

相手が千鳥足になっても全く油断しないし、「タイム!」を要求されても動じない。

「田口さんの幻術に俺はハマらないよ?」そう言わんばかりの試合運び。

要所要所で腕攻めを繰り返していたのは、“オーマイアンドガーアンクル”のダメージを抑えるためだろう。

本来ならば確実に決まってもおかしくないシーンでエスケープできたのは、SHO選手がVS田口隆祐選手へ積み上げてきた作戦があってこそだったように思う。

最後はクロスアーム式パイルドライバーからのショックアローでフィニッシュ。

新日本プロレスジュニアの高すぎる壁を超えたことで本当に優勝が見えてきた。

相手の土壌に乗っているようで、自分のスタイルを貫くプロレス。最近、SHO選手のプロレスに石井智宏選手が見えてきたのは僕だけだろうか。あの日の「NEVER無差別6人タッグ」が今の成長につながっているのは間違いない。

 

野に咲く花のように

試合後、SHO選手は次の相手であるエル・デスペラード選手戦への意気込みを語り、バックルームを後にした。

相性だけで考えるとあまりいい気はしない。実際、ロビー・イーグルス選手のロンミラー・スペシャル。田口隆祐選手のオーマイアンドガーアンクルでSHO選手の脚には大きな負担が掛かっている。

エル・デスペラード選手のヌメロ・ドスが決まれば、地獄の苦しみになることは間違いない。

となると、今日の休養日がとにかく大切になってくる。ゆっくり休んでいただきたい。田口隆祐選手のケツを被弾しかけたという意味でも...。

そして、田口隆祐選手は何を思ったか僕ら世代のヒーロー?のモノマネを披露したらしい。

田口「(※アンダータイツをあらわにしたまま、這ってコメントスペースにやってくる。座り込んだまま、芦屋雁之助が演じる“裸の大将”山下清の口調をマネながら)ボ、ボクは、負けたんだなあ……。ボクは、負けちゃったんだ……。アンダータイツとか、お尻に頼りすぎちゃったんだなあ……。今日でアンダータイツレスリングは、封印なんだなあ……。アンダータイツレスリング、好きなんだなあ……。ボクはアンダータイツレスリング好きなんだなあ……。あと30分話したいんだなあ……。でもダメージが大きいから、今日は帰るんだなあ……」

出典:新日本プロレス

ケツを出したから裸の大将。1時間番組に対して、半ケツだから30分?流石に理解ができないがアンダータイツレスリング?は封印ということらしい。

 

たいせつ

SHO選手はロビー・イーグルス選手にこそ敗れてしまったものの、田口隆祐選手、BUSHI選手、DOUKI選手に勝利してきた。

高橋ヒロム選手、エル・デスペラード選手、そして現王者の石森太二選手。この3選手に勝利を飾ることで優勝が視野に入ってくる。全試合落とすことができないのは当然の話しなのだが、一歩一歩着実に目の前の試合に勝ってきた意味がそろそろ出てくるタイミングに差し掛かってきた。

次のエル・デスペラード選手選手は特に大切だ。

これまでの試合で、石森太二選手は高橋ヒロム選手に敗れている。高橋ヒロム選手はエル・デスペラード選手に敗れている。

この三つ巴の戦いに入り込むためには、まず高橋ヒロム選手に勝っているエル・デスペラード選手に勝つことが最重要ポイントになってくる。勝ち点で並んだ時、優位性を出すためにも次の試合がとても“たいせつ”なのだ。

人はスーパーマンじゃない、スーパーマンじゃない。スーパーマンじゃないけれど、ここらが勝負時だ。次のSHOWTIMEは明後日。舞台は新潟。そして、メインイベントだ。

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