やっぱりロビー・イーグルスが好きだ

やっぱりロビー・イーグルスが好きだって話をか書いていきたい。

「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」もいよいよ終盤戦に突入。

2020年11月29日の後楽園ホール大会が終わった段階で、いよいよ優勝決定戦に進出するレスラーも絞られてきた。

現在、トップを走っているのは現「IWGPジュニアヘビー級王者」石森太二選手(ちょっと強すぎるので、今後彼についてしっかりと触れていきたい)と“新世代ジュニアのカリスマ”高橋ヒロム選手。

勝ち点8でその後ろに付けているのがエル天山デスペラード選手、SHO選手、マスター・ワト選手である。

ロビー・イーグルス選手は現在、勝ち点4。恐らくもう優勝決定戦への望みは潰えたと言っても過言ではない。

残り3試合。全勝しても勝ち点は10止まりとなってしまうためだ。

これはあくまでも個人的な意見だが、結果ではなく試合内容で見てみると、ロビー・イーグルス選手は全く引けを取っていない。

むしろ、内容では凌駕している。ただ、ちょっとの誤差で白星を逃してしまっている。

そんな気がしてならないのだ。

“ガイジン”として唯一(エル・デスペラード選手は身長体重、年齢、国籍等が不明なので)「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27」参戦。

高橋ヒロム選手が素直に「来てくれてありがとう」と攻略本に書いた通り、彼がいることで全然景色が違う大会になっていることは間違いない。

 

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派手さと渋さの融合“最高級の抹茶アイス”

ロビー・イーグルス選手にとって、絶対に負けられない試合だった。この試合で高橋ヒロム選手を倒せば勝ち点6。優勝決定戦進出へ崖っぷちという状況ではあるが、ギリギリのところで踏ん張ることになる。

また、今大会初のメインイベント。相手は現在の新日本プロレスジュニアを象徴する存在である高橋ヒロム選手。

ここまで条件が揃えばスナイパーの照準は更に鋭く、更に精密になっていくのは想定できた。

実際の試合内容でも高橋ヒロム選手と互角以上の戦いぶりだった。

クイックネスとアジリティで高橋ヒロム選手を圧倒。華麗な技の数々で観客を魅了しつつ、全てはフィニッシャーであるロン・ミラー・スペシャルへとつないでいく布石となっている。

この戦いっぷりが素晴らしいのだ。

 

とにかく渋い。スピーディーなアスリートプロレスに走りがちなところだが、露骨な危険技(頭から落とす)という術は取らない。

スナイパーとしてじっくり相手を追い詰めつつ、魅せるところは魅せる。だからだろうか。ロビー・イーグルス選手の試合は見どころしかない。

ウルトラE難度の450°スプラッシュすら膝狙いのつなぎ技。最近では、尊敬するウルティモ・ドラゴン校長を意識してか、アサイDDTやリバースアサイDDT。さらには雪崩式アサイDDTも繰り出されるようになってきた。

じっくりも見ることができるし、思わず叫ぶような展開も待ち構えている。

例えるのであれば、老舗のお化け屋敷とジェットコースターが一緒になったかのような。

オシャレなお店に行ったら、最後のデザートに超極上の抹茶アイスが出てくるような。そんなイメージだ。

可愛らしいビジュアルと更に可愛らしい高音の声質から繰り出される渋い戦いは、やっぱり素晴らしいの一言に尽きるのである。

高橋ヒロムがTIMEBOME2を出した

 

高橋ヒロム選手と今のロビー・イーグルス選手は僅差だった。レインボーロイヤルを繰り出し、ジュニア相手ではウィル・オスプレイ選手以来となるTIMEBOME2までもを繰り出したのだ。

石井智宏選手やEVIL選手との試合などTIMEBOME2は度々使われていたが、完全な奥の手として用意されている一撃である。

それをロビー・イーグルス選手相手に繰り出した。敢えて書くが石森太二選手を相手にした時ですらTIMEBOME2を出していないのだ。

恐らく心理的にはこんな感じだろうか。TIMEBOMEは読まれているので、絶対に決まらない。であれば、TIMEBOME2を出して一気に決める、と。

また、勝負の分かれ目はもう一つ。“力”の差である。

最近、パーソナルトレーナーと共に肉体改造に取り組み、パワーを上げた高橋ヒロム選手だったからこそ、この試合に勝利することができたのだと思う。

高橋ヒロム選手が約1年ぶりに果たした復帰戦のリベンジ。次の試合がこれから楽しみである。

ロビー「これであいつは完璧に俺に借りを返したってわけだ。今日がリーグ戦の中で一番長い試合時間だったんじゃないか? 何分だった? まるで30分以上あいつと闘ってたように思える。それくらい始まる前からこの一戦に気合が入ってたし、序盤でエネルギーを全て消耗してしまった。
ヒロム、次は60分でどうだ。なんなら90分でもいいぞ。(試合時間は)お前が指定してくれ。あとでビデオで試合を見返してダメだったところを振り返って、次は必ずお前を倒す。でもお前のその脚じゃ、(SUPER Jr. )最後まで持たないと思うぞ」

出典:新日本プロレス

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