YOSHI-HASHIの緊箍児が炸裂!隠し技で優勝への望みをつなぐ

YOSHI-HASHIの緊箍児が炸裂!G.o.Dとの“兄弟対決”を制し、メインイベントを勝利で飾った。

YOSHI-HASHI選手の切り札「緊箍児」。

確か2018年に沖縄での初披露から2019年のザック・セイバーJr.選手戦、2020年の「G1クライマックス30」矢野通選手との最終戦など、ここぞ!という試合で使われてきた変形のエビ固めである。

タイプ的には後藤洋央紀選手の「後藤式」に近いか。

滅多に出ることはないが、「出せば決まる」奥の手的な一撃だ。

そんな“隠し技”が2020年11月29日に開催された「神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館大会」で火を吹いた。

現在の新日本プロレスで最強と言っても過言ではないタッグチーム“G.o.D”から技ありの一本を奪ったのだ。

新日本マットに帰ってきた「G.o.D」を「俺の時代だ!」と返り討ちする。

「NEVER無差別6人タッグ」だけでは満足することができないYOSHI-HASHI選手の気持ち溢れるファイトがこの日も目立った試合だった。

左肩のテーピングが目立つYOSHI-HASHI選手へ一点攻撃を狙うトンガ兄弟。サポートに入ろうとする後藤洋央紀選手をリング外へ蹴落とすと、リズムの流れも自分たちのものだと攻撃の手を緩めない。

 

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合体技について

後藤洋央紀選手&YOSHI-HASHI選手のタッグチームは連携技にある。もともとオリジナル技を豊富に持っていた2人がタッグチームを結成することで、これまでに見たことない技が次々と生まれていった。

個人的には小川直也さんと橋本真也さんの『俺ごと狩れ』を彷彿とさせる『後藤ごとハント※後藤洋央紀選手ごとヘッドハンターを決める技』が大好物である。

この試合の終盤もトンガンツイストやマジックキラーなど合体技が何度も繰り出された。

 

崖っぷちの攻防

9割、9割くらい後藤洋央紀選手とYOSHI-HASHI選手が敗れると思っていた。

ただ、YOSHI-HASHI選手が最後の最後で勝利を引き込んだ。一ただし、試合後のバックステージ後に不満が飛び出した。

YOSHI-HASHI「今日で3勝3敗。今日負けたら、正直……」
後藤「まぁ今日はね、山場になるかなと、勝ち残るかそうじゃないかの山場になるかなと、戦いの前に思ってたけど、ここを制したことは大きいよ」
YOSHI-HASHI「そうっすね! この『WORLD TAG LEAGUE』始まってから、全て、試合中はもう選択、自分の中でどうしていくかっていうのが、すごく大きなカギになって。今日は早い段階で俺が切り替えたというのでガッチリ取れて。こんな感じで、一つに固執しないでいろんな技出して」
後藤「いいよ、いいよ。終盤に向けて、いい流れがまたこっちに向いてきたと思うんで、今日の勝利はデカい。うん。その次とね、しっかり勝ちを重ねることが重要です。(※YOSHI-HASHIの背中を叩き、前に促して)行こう(※と、また手を叩きながら控室へ)」
YOSHI-HASHI「オッケー!」

 出典:新日本プロレス

 

 

最近、試合後のバックステージで“ノープラン”の饒舌を披露しているYOSHI-HASHI選手だけにまだまだ語り足りなかったということだろう。

ただし、以前のバックステージでは石井智宏選手と後藤洋央紀選手を呆れさせるほどのコメントを残したことがあるため、その点は少々心配ではあるのだが...。

とはいえ、現在3勝3敗。優勝への望みをつなぐ大切な一勝を掴み取ったことは間違いない。

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