NJPWFUN的プロレス大賞2020をやってみる
NJPWFUN的プロレス大賞2020をやってみる。
2020年12月16日に東京スポーツ主幹の「プロレス大賞2020」が発表された。
MVP &ベストバウトは内藤哲也選手。本来、「ベルトを超えた存在」であるはずの内藤哲也選手が、気付けば今回、「ベルトの力」でプロレス大賞を受賞したような気がしなくもない。
実際、新日本プロレスのYouTubeチャンネルを見ると、内藤哲也選手の再生数が飛び抜けていたりはするので、人気があるのは間違いない。
ただ、あまりにも以前に比べて仕掛ける回数(レスラー、オフィスに対して)やファンに謎かけをしたりする回数が激減している。そこだけは少し気になっている。
さて、本題へ。たまにはこんな企画をやってみたいと思った。題して、「NJPWFUN的プロレス大賞2020」だ。
僕の独断と偏見で選ぶ。「NJPWFUN的」というくらいなので、新日本プロレスのレスラーのみ選出する。
ベストバウトにHARASHIMA選手VS平田一喜選手を入れたり、MVP候補に潮崎豪選手を入れたりと考えはじめたらキリがない。
あとやっぱり年間通してキッチリ追っていないと比較がしにくいため、新日本プロレスに限定する形となった。
ちなみに結果は以下の通り。
- 最優秀選手賞(MVP):高橋ヒロム
- 年間最高試合賞(ベストバウト):高橋ヒロムVSエル・デスペラード (BEST OF THE SUPER Jr.27 2020年12月11日 優勝決定戦)
- 最優秀タッグチーム賞:石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
- 殊勲賞:KENTA
- 敢闘賞:SHO
- 技能賞:鷹木信悟
2020年東京スポーツ プロレス大賞“MVP”を内藤哲也選手が3年ぶり3度目の受賞!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年12月14日
ファミレスから出前でお祝い!?
ベストバウトは1.5東京ドームのオカダvs内藤戦!
敢闘賞を高橋ヒロム選手が初受賞!!
受賞会見の模様
⇒https://t.co/tVKzGc6bnM#njpw #プロレス大賞 pic.twitter.com/OVYdJVvYOR
結論から。MVPは高橋ヒロム
僕の一存で決まる「NJPWFUN的プロレス大賞」でもMVPとベストバウトの二部門を受賞したレスラーが出た。
高橋ヒロム選手である。
2020年の東京ドームで完全復帰すると、ウィル・オスプレイ選手を破り、「IWGPジュニアヘビー級王座」へ返り咲き。翌日には世界の獣神を介錯。
メインイベントと同等以上に大きなことを成し遂げた。
ヘビーとジュニアが入り乱れる形となった「ニュージャパンカップ」では、ベスト4に進出。
兄弟弟子であるオカダ・カズチカ選手の前に敗れるもギブアップをしない姿勢は、ジュニアを代表して戦う男しての誇りがヒシヒシと伝わってくるものとなった。
その後、「IWGPジュニアヘビー級王者」のまま「IWGPヘビー」&「IWGPインターコンチネンタル」のW選手権試合を実現。
敗れはしたものの、敢えて1人での試合にこだわる姿勢は「IWGPジュニアヘビー級王者」として重要な選択だったように思う。
その後、石森太二選手ベルトを奪われるも「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27」で優勝。
ちなみに、エル・デスペラード選手との優勝決定戦が「NJPWFUN的プロレス大賞」のベストバウトを受賞している(僕が勝手に選んでいるだけだが)。
その試合の模様はこちら。今年はこの試合だろう。とにかく全部がすごかった。
YouTubeやTwitter、バックステージでのコメントを含めて、やはり2020年は高橋ヒロム選手が「NJPWFUN的プロレス大賞」MVPを受賞した。
最優秀タッグチーム「CHAOS」
今年、一番明確に変わったのは「NEVER無差別6人タッグ」の価値だろう。
これは僕だけの意見だが、「IWGPヘビー級&インターコンチネンタル」の「二冠戦」よりも「NEVER無差別6人タッグ」の方が楽しみになっている。
これはチャンピオンの影響が大きい。YOSHI-HASHI選手を中心に、熱くエモーショナルな戦いが連発。
それぞれの試合にテーマ(深読みすることで浮かび上がってくるもの)があり、試合内容を含めて見どころが多すぎる。
YOSHI-HASHI選手の人生初戴冠から始まった物語は今後、さらなる大きな画を描きそうである。
3賞について
KENTA選手、SHO選手、SANADA選手。全員
KENTA選手は新日本プロレスに完全アジャストし、内藤哲也選手を相手に史上最悪のバッドエンドを巻き起こした。
にも関わらず、タイトルマッチまでにファンを獲得するというウルトラCを実現。僕もKENTA選手を応援していたくらいなので、この人はとにかく半端じゃない。
敢闘賞はSHO選手。鷹木信悟選手へのリベンジ成功からの初の無差別級挑戦。田口隆祐選手、高橋ヒロム選手を撃破するなど、今年はシングルプレイヤーとして飛躍の一年となった。
持ち前の主人公性を武器にこれからの活躍が期待されるSHO選手に敢闘賞を贈りたい。
技能賞の鷹木信悟選手は納得という結果だろう。出場した試合全てのクオリティが高い。単純に試合が面白い。
特に2020年は鷹木式○○という技のレパートリーも増えまくり、試合中にファンも驚かせることが多かった。パワーと機動力が武器の鷹木信悟選手だが、こうして技でも魅せることができるのはやっぱり素晴らしい。
特別賞!
ここで特別賞を発表する。NJPWFUN的プロレス大賞なので、NJPWFUN賞とでも言えばいいだろうか。
はい。やっぱりこの方。高橋裕二郎選手。
2020年はオカダ・カズチカ選手との抗争で一気に期待感を爆発させた。全世界の高橋裕二郎ファンが待ちわびた一年になったのは間違いない。さらに東京ドームへ向けてこんなコメントも飛び出している。
裕二郎「ヘナーレ、こないだのタッグリーグ(WORLD TAG LEAGUE)で、俺から(3カウント)獲ったよな? その借りは、この借りは、この借りだけは、返してやるよ」
まだまだ高橋裕二郎選手から目が離せない。
特別賞が一人だって誰が決めた?
ということでもう一名!グレート-O-カーン選手である。イギリスで無敗のまま2020年に新日本プロレスへ侵略をはじめると規格外の行動を連発。今では新日本プロレスで最も注視すべき存在になったことからも、特別賞という言葉ですら相応しくないのかもしれない。
かつて川崎宗則選手がアメリカでMUNENORI KAWASAKI賞を受賞したことからグレート-O-カーン賞をグレート-O-カーン選手には授与したい。
全員がMVP級
駆け足でお送りしてきた「NJPWFUN的プロレス大賞2020」はいかがだっただろうか。
色々と考えるとキリがないので「アナタ的プロレス大賞2020」僕のTwitterリプ欄に投稿してもらえると助かる。
ベストバウトに関しては鈴木みのる選手VS永田裕志選手とメチャクチャ迷った。
この試合も本当に凄すぎた。
※多分、今年のコラムで一番よく書けたのがこれだと思う。
いつか読者が選ぶ...をやってみても楽しそうだが、1人で集計すると大変なことになりそうなので、アシスタントがいれば検討してみるのもアリかもしれない。
最後に。今年一年は本当に大変な一年になった。レスラー、スタッフ、関係者の方々のお力で今日もプロレスを楽しむことができていること。本当に嬉しく思う。
そう言う意味では全員がNJPWFUN的プロレス大賞2020のMVPなのだと僕は思う。
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