上村優也は東京ドームで鈴木みのると激突できるか?

上村優也のヤングライオン 最終章、狙うは鈴木みのるか?

恐れ知らずの若獅子がヤングライオンとしての最終目標を口にした。

2020年12月16日の山梨・アイメッセ山梨大会。上村優也選手は本隊の一員として第一試合に出場し、「鈴木軍」と激突した。

3人タッグのエントリー選手は「IWGPジュニアタッグ王者」金丸義信選手&エル・デスペラード選手。そのベルトに照準を定め、日々精進している田口隆祐選手とマスター・ワト選手。

そして、鈴木みのる選手と上村優也選手だ。

主な試合のテーマとしては本隊の2人が東京ドームで「IWGPジュニアタッグ王者」に挑戦できるのか?という点にある。

ただし、現時点で“プロレス王者”の東京ドームが確定していないのも事実としてある。

2020年は永田裕志選手との激闘や鷹木信悟選手から「NEVER無差別級」奪還など、シングルで記録にも記憶にも残る試合を残してきた鈴木みのる選手ですら東京ドームへのエントリーは白紙状態。

これが群雄割拠を極める新日本プロレスの姿なのかと考えていると、ひとりの若者が“プロレス王”の御前に現れた。

所属ユニットに関係なく、各レスラーから絶賛の声を集める唯一無二の男。

高橋ヒロム選手は上村優也選手とシングルマッチを

戦った後、「ヤングライオンは卒業だ」と太鼓判を押した。

そんな彼がヤングライオンを卒業する前にやるべきこととして挙げたのが、鈴木みのる選手との戦いだった。

 

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怖いもの知らず

今年の東京ドームは例年を遥かに超える激戦区。現在の状況を考えると第0試合(ダークマッチ)が組まれれば非常にラッキーという状況だ。

トップ選手たちでも中々試合に出ることすら難しい中、上村優也選手であれば未来への投資としてアリなのではないか。

そんなことを思わせてくれるほどの魅力が彼にはある。

上村優也選手と鈴木みのる選手。ことの発端は、 2020年2月20日の後楽園ホール大会だった。

「CHAOS」と「鈴木軍」とタッグマッチ。そこで上村優也選手は動いた。

何を考えたのか鈴木みのる選手を強襲したのだ。

本当に何の伏線も前振りもなし。入場した瞬間に単独で襲いかかっていた。

その行動に対戦相手であるはずの「鈴木軍」からも称賛のメッセージが飛び出し、鈴木みのる選手も100年早いはクソガキがと一蹴するかと思いきや「ニヤッと」笑ってバックステージを後にしている。

当時から上村優也選手は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」へのエントリーを渇望していた。

何をすれば目立つのか。どうすれば自分に目を向けられるのか。

そうした思考の結果、たどり着いたのがヒットマン・上村優也だったように思う。

上村「『(BEST OF THE)SUPER Jr.』が終わって、終わりじゃねぇ。ヤングライオンのうちに、やらなきゃいけねぇことがもうひとつある。それは、今日やった、鈴木だ……」

出典:新日本プロレス

 

物語は終わっていなかった

2020年12月20日。「Road to TOKYO DOME」で、それまでノーコメントを貫いてきた鈴木みのる選手がいよいよ口を開いた。

鈴木「新日本プロレスよ、 俺はまだオマエらからの返答もらってねぇぞ。 来年の1月4日5日、東京ドーム、 まさか俺なしじゃないだろうな。いい返事待ってるよ、 新日本プロレス!(※と、 笑みを浮かべて記者の肩を叩きながら控室へ)」

出典:新日本プロレス

いい返事を待っている、と。

 

試合納め、迫る

今日から新日本プロレスは後楽園ホール3連戦に突入する。ここが終われば、年内は試合納めとなる。

発表時点で、上村優也選手と鈴木みのる選手の対戦カードはなし。

ただ、12月21、22日。田口隆祐選手&マスター・ワト選手と天山広吉選手がタッグを組んで鈴木みのる選手ら「鈴木軍」と激突する。

ディーバが参戦するこの試合、間違いなく上村優也選手はセコンドにいるはずだ。

なりふり構わず行くのであれば、ここが最後のチャンスになるだろう。

ヤングライオンがセコンドから鈴木みのる選手に決闘を挑むなど前代未聞過ぎてある意味伝説となるのは間違いない。

嫌われる勇気を持って、前人未到の行動を見せるのか。年内最後の後楽園ホール大会。

見どころは既に決まっている試合の前哨戦だけではない。

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