“キラー棚橋”が現れる?2年ぶりのイッテンヨンと棚橋弘至の狙い
“キラー棚橋”が現れる?2年ぶりのイッテンヨンと棚橋弘至の狙いについて書きたい。
2020年。肉体的なコンディションを見ると、ここ数年で最高の仕上がりをキープした棚橋弘至選手だったが、試合の結果とタイトルという意味では完全に失速してしまった状況だ。
グレート-O-カーン選手との因縁が無ければ、「バルサン Presents WRESTLEKINGDOM 15 in 東京ドーム」の試合さえ組まれなかったかもしれない。
今年は「CHAOS」の石井智宏選手、矢野通選手、後藤洋央紀選手、「鈴木軍」の鈴木みのる選手らですらシングルマッチやタイトルマッチが組まれていない。
例年に比べると試合数も少ない中で、スペシャルシングルマッチを掴んだのはやはりエースは持っているということだろう。
改めて。本日の東京ドーム大会で棚橋弘至選手の対角線に立つのはグレート-O-カーン選手。
「ワールドタッグリーグ2020」で“新日本プロレスのエース”の弱点である膝を椅子でブッ叩きKOした暴君(敵国から見れば)である。
そんなグレート-O-カーン選手との一戦を迎えるにあたり、一つの可能性が出てきた。
これまで度々登場していた“キラー・棚橋”が東京ドームに現れるのではないか?
そのヒントは新日本プロレスワールドで公開されたインタビューにあった。
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— njpwworld (@njpwworld) 2021年1月3日
東京ドーム大会直前
棚橋選手からメッセージ‼️
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「怖い棚橋が出るかもしれません」
オーカーン選手についても語った🗣✨#njpwworld では
2020年主要大会をアーカイブ配信中💫
2021年1月4日、5日の #njkw15 を完全LIVE配信!
登録&視聴⏩https://t.co/z1DNREy98D #新日本プロレスワールド pic.twitter.com/UZ0X4sm0df
後輩を迎え撃つ、再教育する
直前に迫った東京ドームに向けて、棚橋弘至選手はインタビューを受けていた。
武藤敬司選手を中心に先輩レスラーへ挑戦や比較的年齢が近いライバルたちとの戦い。オカダ・カズチカ選手の凱旋帰国後は後輩を迎え撃つケースも非常に増えた。
内藤哲也選手やジェイ・ホワイト選手。そこからさらに下の世代(年齢的ではなくプロレスキャリア)と棚橋弘至選手が向き合う時期が訪れている。
さらに今回の後輩は前代未聞の規格外。発する言葉も最大級だ。
だいたい、本当に新日のことを思うのであれば老兵は下がっとれ
— グレート-O-カーン👑東京ドーム 1/4 (@Great_O_Khan) 2021年1月3日
もし棚橋が新日を盛り上げたとしてその先に未来があるか?
先の短い棚橋が新日の顔になってそれが何年続く?
テメェが目立ちたいだけで居座るな
過去の栄光をかざす奴に、負んぶに抱っこされるつもりはない
明日、余が気づかせてやる
負の感情、怒りの感情を爆発させる
インタビュー中に棚橋弘至選手は「いいレスラーが育ってきている」自分が「負の感情」や「怒りの感情」を爆発させてもいい状態になってきていると語った。
「怖い棚橋が出るかもしれない」と。
布石はあった。2020年のラストマッチでグレート-O-カーン選手ら“THE EMPIRE”のメンバーを強襲。
その後のバックステージコメントでは以下のように語っていた。
棚橋「凄く、冷たい気持ち。自分でもこんなに何か……冷たい気持ちになるんだなって……。別に俺はイスで人をぶん殴る為にプロレスラーになったわけじゃないし。苦しかったね……。2020年を、ただ気持ちよく終わりたかっただけなんだけど……。ああ……、ああ……、物でさ、人を殴るっていうのは史上最悪の気分だね……。
一年の計は東京ドームにあり。レスラーはみんなそう思ってるから。2021年、自分で下げてしまった期待感を上げていくために、オーカーンにさらっと勝って、逆境、困難、そういった時に頼りになる棚橋が2021年は帰ってきますよ」
出典:新日本プロレス
イッテンヨンの出場選手にコテコテのヒールレスラーは多くない。沈黙した棚橋弘至選手が登場し、これまでに見たことがない殺伐とした試合を魅せることでプロレスの幅の広さを魅せる可能性は十分にあるのだ。
棚橋弘至、何を魅せるか?
2021年、棚橋弘至選手は一発目のツイートで肉体のビフォー・アフターを投稿した。
激太りとグッドシェイプされ鍛え上げられた肉体。そのコントラストはどんな言葉をよりも“外見”の変化を分かりやすく表現している。
楽しい一年にしましょう。練習行ってきます💪 #今年は太らない pic.twitter.com/UwLA0tFQxJ
— 棚橋 弘至 (@tanahashi1_100) 2021年1月1日
ただ、僕はこうも思うわけだ。
心の変化を肉体で表現したらどうなるのか、と。あの肉体でキラー・棚橋を演じた場合、どこまでカッコよくなるのか想像もつかない。
「IWGPヘビー級」戦線に返り咲くためにも、ここらで一つ変化が欲しいところである。
棚橋弘至選手は獣神サンダー・ライガーさんのように、ヒールターンをせずとも怖い一面を出すことができる。
東京ドームでこれまでに見たことがない棚橋弘至選手が披露されるかもしれない。
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