永田裕志「まだまだ俺の全盛期は来てない」に感動

永田裕志「まだまだ俺の全盛期は来てない」に感動し、勇気と元気をもらった話を書きたい。

2021年1月29日、新日本プロレスは「Road to THE NEW BEGINNING」長野県大会を開催した。

今週末に迫った鷹木信悟選手と棚橋弘至選手の「NEVER無差別級選手権試合」。

お互いの威厳を懸けた天山広吉選手VSグレート-O-カーン選手の敗者モンゴリアンチョップ封印マッチ。

不穏な空気漂う小島聡選手VSウィル・オスプレイ選手のノーDQマッチなど愛知県大会への機運が高まってきている。

そんな中、我らが“ブルージャスティス”永田裕志選手がパートナーにタイガーマスク選手を迎え、真壁刀義選手、上村優也選手と第一試合で激突した。

非常に残念ながら新日本プロレスワールドでの配信はなし。内容については新日本プロレス公式サイトの試合結果欄を見るしかないわけだが、永田裕志選手の試合後のコメントに胸を打たれたのでしっかりと伝えていきたいと思う。

鈴木みのる選手にたどり着くため、リング上で感情を爆発させ、バックステージでコメントを出し続ける上村優也選手。

彼のひたむきな姿勢は“ミスターIWGP”永田裕志選手の心を動かしたのだ。

 

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年齢を重ねて思うこと

僕もいわゆるアラフォーという世代に突入した。

10代や20代の人たちを見ていると、キラキラしていていなと素直に思う。

まだ何にでもなれる可能性。恥も外聞もなく努力を続けることでどんな高みにだって登れる。

そんな輝きが正直羨ましく思う年齢になってきた。

世間ではいやゆる“おっさん”と言われる年齢だ。

自分ではそんなに変わった感覚はなくとも、やはり周囲からの見られ方は全然違う。

僕も気付けばいい大人なのだ。

当時、生まれてもいなかった先輩の息子さんが永田裕志選手の弟さんにレスリングを習っているらしい。

それくらいに20代から30代の10年は長く、変化のある時期なのだ。

閑話休題。

仕事や結婚。これからの人生を改めて考えなくてはいけない時期。そんな時に思うのがピークの状態で今の状況を迎えたかったということ。

体力的にもビジュアル的にも若い頃と比較したら落ちたなぁと思うようになってしまっていた。

そりゃ昔の自分と今の自分を並べてどっちがいい?って聞かれれば昔の自分という人(女性)が大半だろう、と。

多分というか確実に自信を失っていたのだと思う。

そんな時だ。永田裕志選手のメッセージが飛び込んできた。

 

ピークとはなんだ

若く直向きにぶつかってくる上村優也選手。

今でこそ高橋ヒロム選手から“ヤングライオン”卒業の太鼓判を押されたり、「ここ数年のヤングライオンで最高」と呼ばれる存在となったが、彼もいきなり目を見張る存在だったわけではない。

努力して、努力して、努力して。自分がどうすればいいのかを考えて今の立ち位置まで上がったのだ。

常に負けん気の強さを持ってぶつかることを忘れない。そんな真っ直ぐでフレッシュな生き様は、人の心に何かを与える力があるのだ。

この日、上村優也選手から勝利した永田裕志選手はこう語っている。

永田「若くて結構。俺たちの力を吹き飛ばしたいなら、もっと力強くぶつかってこなきゃ、俺らは倒れないから。伊達に29年、この新日本プロレス一つで闘って来るには生半可な覚悟じゃないから。上村、おまえにそれを今日はちょっとだけ教えられたかなと。まだまだ俺の全盛期は来てない。まだまだ強くなる。それは俺もタイガーも一緒。まだまだ高みを目指して向上するのみ」

https://sp.njpw.jp/card_result/278358

僕の全盛期っていつなのだろう。

どこまで続くかも分からないマラソンを走るのが人生であるならば、僕のピークだってどこにあるのか誰にも分からないはずだ。

勿論、自分が決めることでもないはず。

その年齢、その年齢での楽しさや幸せがある。

僕は周りと自分を比べて勝手に自信を失っていただけで、実際は誰も僕が落ちたなんて思ってたなかったのかもしれない。

 

心と身体

2021年に入って筋トレを始めた。何をやっても痩せなくなったので、残された最後の手段に着手したのだが、やっぱりキツい。

少し追い込むと本当に辛い。今も両腕がパンパンだ。

1ヶ月が経とうとしているが体重はあんまり変わってない。

ただ、以前まではほぼできなかったライオンプッシュアップができるようになったり、身体の見栄えも少し変わった。

そんなちょっとの変化、ちょっとの自己満がやっぱり嬉しいのだ。

自分の全盛期は人が決めるものではない。

心を整えて、真っ直ぐに今の自分と向き合い続ける。

調子がいい時もあれば、悪い時だってある。ただ、まだまだ全盛期は来ていない。

今日からそう考えるようにしよう。永田裕志選手の言葉でそう考えられるようになった。

50代での『IWGPヘビー級』挑戦。そして、戴冠。天龍源一郎選手が持つ記録に一番近いのは永田裕志選手だと見て間違いない。

今ならば「飯伏。真の青を決めようじゃないか」この一言だけで十分だ。

“ブルージャスティス”永田裕志選手に心の敬礼をしつつ、今日は筆を置きたいと思う。

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