2月19日はプロレスの日らしい

2月19日はプロレスの日らしいので、普段とは少し違うテイストでお届けしたいと思う。

最近、まだまだ厳しい状況は続くものの、プロレス業界が活気付いてきている。そう感じるのは僕がプロレスというジャンルにハマり、以前よりも広くチェックしているからなのか。

それとも、本当にプロレスの大逆襲がはじまったのか。

それぞれの団体で大きな変化が起こっている。ここからは、僕が知っている範囲(偏りがある)でその点をまとめていきたい。

日本のプロレス業界において最もエポックメイキングな出来事は間違いなく、サイバーファイトの設立だろう。

サイバーファイトとはDDTグループとプロレスリング・ノアを運営しているサイバーエージェントトグループの会社である。

インディーマット界でその手腕を発揮してきた高木三四郎大社長が社長に就任し、それぞれの団体でのシナジーを生むスタイルで話題を振り撒き続けてきた。

僕がプロレスを見始めた2017年頃から新日本プロレス一強の時代が長く続いてきたが、その図式が少し変化しつつあると言えるだろう。

そして、サイバーファイトは武道館大会で仕掛けてきた。

武藤敬司選手がGHCヘビー級ベルトを巻いたことは色んなところで報じられているので、ちょっと違った角度から書いてみたい。

大きなテーマはペイパービューと解説席についてだ。

 

f:id:yukikawano5963:20210219092401p:plain

ABEMA PPV

「『NOAH日本武道館大会 全試合完全LIVE!レジェンドも集結!』 ABEMAペイパービュー発売中」。

いよいよ本格的に物事が動き始めた合図がした。

特別解説には天龍源一郎さん、田上明さん、小橋建太さん。

そして...GKこと金沢克彦さんまでこちらのペイパービューに参加しているではないか。

新日本プロレスワールドの解説を卒業(勇退)した直後にライバル団体の解説席に座るとは、イチローがシアトルマリナーズからニューヨークヤンキースに移籍した時のことを思い出すよう(この時の方がめちゃくちゃタイムリーだったが)。

お値段なんと1,560円。思わず払う直前まで揺れた。

そうなのだ。僕はGK金沢さんの解説を聞くために1560円を払う直前までいったのだ。

プロレスにおける解説席とはどれほどの意味と価値があるのか、現実を突きつけられた気がした。

 

実況、解説の大切さ

僕は元々、よほどのことがない限りエンタメを自宅で見る派だ。好きなアーティストのライブもBlu-rayなどでじっくり見るのが好き。

アップで見ることができるし、何度でも見ることができる。お得だ。

ただ、現場にしかない熱や感動があることも勿論、知っている。ここは行かないと損だぞ?と耳元で何者かに囁かれた時は必ず現場へと足を運んできた。

勿論、プロレスも基本は自宅で観戦する派。実況や解説の人の話を聴きながら見るプロレスは絶品だ。

自分が知らなかった知識を得ることができることも大きいが、何より一番大きいのは感情を誘導されることだと思う。

これは僕ならではという感じだと思うが、野上慎平さんや大西洋平さんの実況は花道を歩いているだけで感情的になってしまう。

プロレスラーの気持ちを代弁するかのような叫び。これまでの前哨戦で培ってきた物語。

その全てをレスラーが歩いている花道の光景に声という音で乗せる。これが堪らねぇんだ。

2人の熱い声と解説のGK金沢さん、ミラノコレクションA.T.さんの解説が混じり合うと極上の観戦空間が完成する。

が...。GK金沢さんの卒業により、新日本プロレスワールドでこのマリアージュが生まれることは無くなってしまった。

村田晴夫さん、タイチ選手、ミラノ・コレクションA.T.さんの“ユニオーネ”。清野茂樹さん、柴田勝頼選手、棚橋弘至選手といった新しい布陣も楽しいのだが...。

新日本プロレス様。新日本プロレスワールドプレミアムという機能を作っていただき、後日収録の後日配信で構わないので、野上慎平さん、大西洋平さんの特別実況&ミラノ・コレクションA.T.さん、GK金沢さん(プロレス解説に卒業なんてないんじゃい!)の布陣を組んでもらえないだろうか。

プロレスリング・ノアがABEMAでPPVをはじめたということは、おそらくDDTもそのうち仕掛けてくるのは間違いない。

新日本プロレスも新しい収益の柱をつくるために、新日本プロレスワールドをより楽しむための後収録実況動画に挑戦してはどうだろうか。

そりゃ、以前はそれが通常料金で見れていたのだから「うーん」とも思わなくもないが、Netflixだってサラッと値上げする時代だ。文句は言わない。

それほどにプロレスにおける実況席は大切なのだ。

 

プロレスの日

さて、改めてにはなるが今日はプロレスの日。日々、僕の人生を豊かにしてくださっている方々へ感謝の気持ちを持ちつつ過ごしていきたいと思う。

おっと忘れてはいけない。僕をプロレスの沼につけてくれた『有田と週刊プロレスと』の遺伝子を引き継ぐ『有田プロレスインターナショナル』への感謝も忘れてはならない。

いよいよもって、倉倉持明日香さんの登場も増えてきて、番組の空気があの頃を感じさせる感じになってきた(第二次UWFに続々とメンバーが揃ってきた時のよう)。

あのOPテーマはいつ配信されるのか。プロレスの日にサラッとやってくれないか。そんなことを考えつつ本日の筆を置きたいと思う。

★新着記事★

www.njpwfun.com

→【ランキング参加中】人気プロレスブログはここからチェック!【クリックで応援お願いします】

→NJPW FUNのTwitterフォローはこちら