外道の誕生日に自分にとってのプロレスを考えてみる

外道の誕生日に自分にとってのプロレスを考えてみる。

2021年2月19日がプロレスの日だったらしく、Twitterでこんた企画をやってみた。

#あなたにとってプロレスとは

この企画を思いついたのは、本当にたまたま。毎日のルーチンと言っても過言ではないコラムを執筆し終わり、ツイートを予約投稿するタイミングでふと思いついた。

コラムの内容自体は、野上慎平アナウンサーや大西洋平アナウンサーの実況を恋焦がれる話だったため、ツイートとコラムの内容に関連性はなかったわけだが...。

その時、僕は「史上最高のエンターテインメント」と書いていた。うん。ちょっと言葉が足りない感じがする。本当にこれか?という気持ちになる。

なので、今日は自分で出したお題に自分で答える形で執筆を進めていきたい。

と、その前に。今日2月20日は新日本プロレス創設者・アントニオ猪木さんの誕生日であり、小島聡選手にとって大切な日でもある。そして、“人の道を外れた男”外道選手も誕生日である。

新日本プロレスにハマり、新日本プロレスのことを書き続けてきた僕にとってプロレスとは何なのだろう。禅問答のような時間がはじまった。

 

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学生時代を思い出しつつ

当初、プロレスの魅力は!みたいな話を書いていたのだが、全部消した。そんなググれば書いてあるような話をわざわざここで読む必要もないだろう。

プロレスの話題を人(気心が知れた人)と話すのは本当に楽しい。

そういう見方をしているのね?とかそんなこと知ってるんだ。みたいな話の引き出しがそれぞれ違うため、勉強にもなるし、聞いていて本当に楽しい。

感覚としては、学生時代に「あの番組見た?」と学友たちと話していた感じに一番近い。「あーでもない、こーでもない」と話をしてたら結構時間が過ぎていた。そんな感じ。

同じプロレスを見ているはずなのに、全然見え方も違う。

目をハートにして推しレスラーを見ている方もいれば、両選手の技をじっくりと固唾を飲んで見守る方もいる。

セコンドについているヤングライオンの姿勢を見ている人もいるだろし、レフリーに注目している人もいる。よく考えたら、一つの試合でも供給が多い。

僕は人生の中でこれといった趣味がなかった。そんな僕がプロレスだけはそろそろ4年見ていることを考えると、余程すごいことなのだろうなぁと思う。

 

NJPWFUNとは

僕にとってプロレスとは?と聞かれたら、新日本プロレスのことを考えた後にNJPW FUNについても考えを巡らすだろう。

365日。休むことなく毎日更新。しかも、約2000文字以上。原稿用紙5枚分くらいを毎朝書いていると思うと我ながらよくやってるなぁとも思う。

定期的に書いているが、このコラムがスタートしたのは前職を退職したことがキッカケである。

毎日のようにプロレスの話をしていた先輩が退職後にプロレスの話ができなくて寂しいからブログ書いてよと言ったのがことのはじまり。

気付けば本当に沢山の人の目に止まることになった。Twitterで告知しなくても毎日、更新の時間になったら一定のアクセスが増えるのは本当に見ていてありがたい話だ。

先日、Twitterで変な絡み方をしてくる方に変なことを言われ、かなり感情的になった結果、本気で更新をやめようと思った。

何でオレに一円も払ってないヤツに石を投げられるんだ。読者じゃなくてクレーマーの相手をするほど、こっちは暇じゃないし、そもそもこれは仕事じゃない。

ストレスを解消するための時間で、なぜストレスを溜めることになるのか。色々なことが頭をよぎった。

100歩譲らなくとも内容で気分を害したなら謝罪はする。

“味の部分”はともかく、内容には気を遣っているつもりだ。よほどのことがなければネガティブなことは書かないし、レスラーの名前にも敬称を付けている。呼び捨てにして書いている時はそう言った言い回しを避けられない時だけだ。

本気でやめようと思ってブログのリングを下りかけると、全力のドラゴンストップがいくつも届いた。

道とはそういうもので、些細なキッカケからスタートしたことでも、長く続けていると、いろいろなことが起きる。

心の底から思ったことばかりを書いているわけでもないが、心の中で思ったことをツラツラと書く場所。僕にとってプロレスを見る、書くは基本的にセットになっているのかも知れない。

 

終わらない問い

色々と考えてきたが、そういった枠をもう一度取っ払ってプロレスを見つめてみたい。

以前、柴田勝頼選手は新日本プロレス公式のインタビューにこう答えていた。

——さて、柴田選手。今回は開幕した『G1 CLIMAX 26』Bブロックの全試合に関して伺いたいと思います。

柴田 全試合ですか? ……まあ、全試合同じですよ。私は、いまプロレスに憑りつかれているんで。

——『G1』直前会見でもおっしゃってましたね。

柴田 ホントにね。いま朝起きて、飯を食って、トレーニングして、プロレスして、寝て……また起きて飯を食う、寝る、プロレスする。そのサイクルだけで生きてる感じで。……あとは移動(苦笑)。

——そのサイクルが好きというか、ハマってきた感じですか。

柴田 もはや好き・嫌いの次元じゃなくなってますね。変な話、リングの上で受ける痛みとかが生きてる証というか……。今、自分が生きている確認をするのがリング上しかない。そのぐらいキテますね。

出典:新日本プロレス

改めて自分の行動を振り返ると新日本プロレスワールドで配信された2017年以降の試合を全部見ていることに気付かされる。普通に思っていたが、実際はかなりキテるのかもしれない。

そこまで人を惹きつける何かがプロレスにはある。

プロレスという引力に引き寄せられて、僕は色々な経験をしている。

色んな方ともお話しできたし、それを通じて色んなことに繋がったし。

プロレスを通じて人と人をが惹きつけ合う。

それが僕にとってのプロレスなのかもしれない。

 

最高のエンターテインメント

僕はメンタルがやばくなったり、元気が無くなってくると必ず「大仁田劇場」を見る。

そういう状況下は絶対に笑顔が足りていない。まずは笑顔になるところから(本人たちは真剣にやっていることなのだが)。

入場も試合もバックステージもSNSも。全部をひっくるめて、プロレスはやはり「史上最高のエンターテインメント」だ。

プロレスを全く知らない方に「プロレスとは?」と聞くと「怖い!」と返ってくるケースも決して珍しくない。

実際、プロレスを見ていて怖いと思う瞬間は確かにある。マジで危ないし、危険と隣り合わせだ。

準備に準備を重ねたヤングライオンがデビュー戦で負傷し、欠場することや人気絶頂の高橋ヒロム選手が一年半以上欠場することだってあった。

それでも彼らはリングに戻ってくる。きっとあの四角に場所にはプロレスラーにならなければ感じることのできない「何か」があるのだと僕は思う。

それは、目の前に広がる光景であり、それまでに自分が歩んできた影であり。

そういった結果と過程が全部詰まった場所。自分自身と向き合って己を表現する場所。

だからこそ、必殺技で大切なのは、強さや破壊力以上に“重さ”なのだ。この“重さ”が続く限り、レスラーはいくつになってもリングで活躍できる。

プロレスラーは引退してもプロレスラーである。リングに上がっていなくともプロレスラーである。

そうしたプロレスラーが生き様を見ることができるのが、プロレス。僕たちは人生を見ている。

最後に。昨日のハッシュタグで心に残るものがあったのでご紹介して締めたいと思う。

まさにその通りでございます。

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