エル・デスペラードVS飯伏幸太!7年越しのリベンジマッチ!

エル・デスペラードVS飯伏幸太7年越しのリベンジマッチが急浮上した。

新日本プロレスの新シリーズ「CASTLE ATTACK」。大阪城ホール2連戦が幕を閉じた。

土曜日は「KOPW2021」を含む「CHAOS」VS「バレットクラブ」の5番勝負。

日曜日は「IWGPタッグ」、「NEVER無差別級」、「IWGPジュニア」、「IWGPインターコンチネンタル」などタイトルマッチが中心の試合構成となった。

高橋ヒロム選手の返上により空位となった「IWGPジュニア」を除き、全てチャンピオンが防衛に成功。

後一歩のところまで追い詰めたチャレンジャーたち。「二冠戦」について辛辣な意見を提示したオカダ・カズチカ選手。「KOPW」無敗の漢の記録更新など、見どころあふれる展開となったが、まずはやはりこのテーマに触れるしかない。

2020年1月4日以来となる「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」で内藤哲也選手を退けた飯伏幸太選手の前に立ったのは、「ジュニア」の「二冠王」となったエル・デスペラード選手だった。

2014年の東京ドーム大会で新日本プロレスに突如現れた謎のマスクマンが、7年越しのリベンジへと燃えている。

新日本プロレスの旗揚げ記念日。今、最も勢いのある2人が激突する(今日には対戦カード発表となるか?)。

 

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ここ数年最大のカタルシス

近年、旗揚げ記念日のメインイベントは、「IWGPヘビー級王者」と「IWGPジュニアヘビー級王者」のドリームマッチが組まれている。

2018年はオカダ・カズチカ選手とウィル・オスプレイ選手。2019年はジェイ・ホワイト選手とウィル・オスプレイ選手が旗揚げ記念日のメインイベントで激突している。

2021年はどうなるのか?棚橋弘至選手と飯伏幸太選手の対戦もありか?そんなことを考えていると、花道にエル・デスペラード選手が姿を現した。

あー...なるほど。今年もヘビーとジュニアか!?そうだ!この2人はビンビンに因縁があるではないか。

リングへ上がったエル・デスペラード選手の挑戦表明を受けた飯伏幸太選手。

マイクを奪い取り、子供のように無邪気な表情でこう言い放った。

飯伏「8年前だよ。覚えてないのかい?『俺はいつでもいいよ』って、いつも言ってるから。いつでもどこでも誰でも挑戦受けますよ(※拍手)。素晴らしいじゃないですか。今日、初戴冠して久しぶりにシングルマッチできるの、俺は覚えてるよ、あの時のことを。忘れないよ、しょっぱかったオマエのことを」

デスペラード「だから、『その時の俺じゃねえってもんを見せてやる』っつってんだろうがよ!」

出典:新日本プロレス

THE NEW BEGINNING in OSAKA 2014年2月11日 大阪府立体育会館 第8試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 飯伏幸太 VS エル・デスペラード

2人の因縁はこの時点まで遡る。

 

しょっぱかったお前のことを

まだ「鈴木軍」に加入する前。“謎のマスクマン”エル・デスペラードとコールされていた時代の話だ。

“ゴールデン☆スター”は田口隆祐選手を破り、「IWGPジュニアヘビー級王者」として、エル・デスペラード選手を迎え撃った。

改めて見ると、エル・デスペラード選手は今とマスクの形状が少し異なっている。

ヘッドシザースホイップを使ったり、ロープの間を抜けるトペコンヒーロを使ったり。

今よりも明らかにルチャが全面に出たファイトスタイルを魅せる。

ジャベでじっくりと絞り上げる姿も今では珍しい光景である。

飯伏幸太選手は現在のエル・デスペラード選手について、全くの別人と語っている。

7年越しのリベンジ。“ジュニア”を背負ってエル・デスペラード選手は旗揚げ記念日のリングに立つのだ(まだ正式発表されていないが)。

早速、高橋ヒロム選手や石森太二選手、ロビー・イーグルス選手などがSNSでエル・デスペラード選手への気持ちを投稿している。

“我々”の新日本プロレスジュニアはまだまださらに盛り上がりそうだ。

 

鈴木軍ジュニアの悲願

実利者揃いの「鈴木軍」ジュニアだが、未だかつて「IWGPジュニアヘビー」のベルトを巻いたレスラーはいなかった。

ヘビー級で大躍進を遂げたタイチ選手も、天才・金丸義信選手も海外マットで数多くのベルトを巻いたTAKAみちのく選手も手が届いていないベルトだった。

エル・デスペラード選手は今、シングルとタッグの二冠王。名実共に新日本プロレスジュニアのトップオブトップとなった。

僕たちはエル・デスペラード選手の才能が弾ける瞬間を目の当たりにした。

新日本プロレスのリングでエル・デスペラード選手がシングルプレイヤーとして覚醒したのは間違いなく、この試合。

金丸義信選手のタッグパートナーとして、着実に力を付けていたならず者が、タカタイチ興行でで葛西純選手と対戦し、新しい景色を見た。

そして、石井智宏選手がエル・デスペラード選手の潜在能力を完全に引き出した。

ここから鷹木信悟選手や高橋ヒロム選手との好勝負を含む快進撃が始まった。

石井「このトーナメント、ジュニアとかヘビーとかよ、騒いでるけどよ。特にあいつ、試合中も言ってたな? でも、俺からしたらヘビーもジュニアも関係ねえよ。俺は新日本来る前から、ずっとそういう闘いをしてきたんだ。身体の大小は関係ねえんだよ。ゴチャゴチャうるせえな。もちろんよ、身体の大きさで有利不利はあるよ。でも、リング上がったら関係ねえんだよ。(自分の親指で自身の胸を指し)ここだよ、ここ。要はよ。それを実践すりゃいいんだよ。本能の赴くままに闘えばいいんだよ、おら、おい! ゴチャゴチャうるせえな!」

出典:新日本プロレス

本能の赴くままに闘えばいい。

ただし、エル・デスペラード選手の前に立つ、ヘビーの「二冠王」も本能100パーセントのような男だ。

狂気と殺気のぶつかり合い。インディーズ出身の男とインディーズのカリスマとの出会いを通じて覚醒した男が新日本プロレスの旗揚げ記念日で激突する(まだ未発表だが)。

これは絶対に見逃せない一戦となりそうだ。

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