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田口隆祐「いまのヤングライオン、最高です！」に感動

新日本プロレス 田口隆祐 コラム

田口隆祐「いまのヤングライオン、最高です！」に感動した話を書きたい。

2021年3月28日に群馬でスタートした「Road to SAKURA GENESIS 2021」

「IWGP世界ヘビー級」の初代王者である飯伏幸太選手に「ニュージャパンカップ2021」を制したウィル・オスプレイ選手の前哨戦だ。

いよいよ4月4日にお披露目となる「IWGP世界ヘビー級ベルト」を懸けて激突する2人に注目が集まっている。

個人的にはウィル・オスプレイ選手がこのタイミングでオカダ・カズチカ選手と外道選手の「レヴェルが違う！」を使いはじめたのが考え深い。

一方で第一試合を見てみると、新日本本隊（ヤングライオン）VS“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の対決が目を引く。

Twitterで5.5万いいねを目指していた辻陽太選手がタッグマッチで内藤哲也選手の前に立つ。

どんな爪痕を残せるのか。そして、CmLLでテリブレ選手が新しく結成した“ロス・ヌエボス・インゴベルナブレス”はどのように絡んでいくのか。楽しみが膨らむ中、田口隆祐選手が動いた。

 

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若さ、若さってなんだ！

改めて。田口隆祐選手は辻陽太選手、上村優也選手、ゲイブリエル・キッド選手と共に第一試合に出場。

対角線に立っていたのは“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”内藤哲也選手、SANADA選手、鷹木信悟選手、BUSHI選手だ。

新日本プロレスワールドでの配信がなかったのが悔やまれる一戦である。

新日本プロレス公式スマホサイトによると、辻陽太選手と内藤哲也選手の一騎打ち的な流れはなかったようだが、これからの展開が楽しみである。

そんなヤングライオンたちが躍動した試合後に田口隆祐選手が口を開いた。

最近では、ドラゴンリングインからのEVIL直撃など、目立った活躍ができていない印象もある田口隆祐選手だが、後続に対するエールは非常に熱いものだった。

田口「ハア、ハア、いいですよね。若いっていいですよね、どんどん。恐れずにどんどん、自分でいろいろ打ち上げていけばいいんですよ。責任なんか……、責任？　まあ、いろいろ打ち上げてね、ダメだったらダメで自分に返ってくるだけだから。ファンのみなさんの、失望が自分に。みんな、希望しか持ってないでしょうから、どんどんいろいろ打ち上げて、やっていけばいいんですよ。『宇宙刑事ギャバン』のテーマ曲が、『若さってなんだ、振り向かないことさ』か。振り向かずにどんどん、突き進んでいけばいいですよ、みんな。希望しかないですよ、みんな。いまのヤングライオン、最高です」

出典：新日本プロレス

 

諦めないことさ！

辻陽太選手のTwitterチャレンジだけでなく、上村優也選手の要望であるVS鈴木みのる選手もまだ実現に至っていない。

ヤングライオンの主張は中々通らないものである。

ただ、中々叶わないから応援したくなるのだ。

ヤングライオンが真っ直ぐに突き進み続ける限り、失望したりはしない。

彼らの全身から迸っているキラキラしたものに、「頑張れ！」と胸を熱くし、まるで息子や弟を見るかのような感覚でエールを贈ってしまうのだ。

辻陽太選手は「諦めない」と強く語った。

上村優也選手は常に強くなると発信し続けている。

そして、ゲイブリエル・キッド選手も既に実力的にはヤングライオンを超えている。

数年前、彼らがこんなにも愛おしく応援し続けていたい存在になるとは思ってもみなかった。

 

3人の時代、これからの時代

どうやら辻陽太選手と上村優也選手は近年で過去最長のヤングライオン期間を過ごすことになりそうだ。

従来のスケジュールであればとっくに海外遠征へと旅立っている時期であり、実力は既に申し分ない。

それでも旅立つことができない。

これは新日本プロレスの組織的な課題だけでなく、社会状況もある。

正直、今のタイミングで海外遠征へ出るのはメリットもデメリットもあると思う。

また、グレート-O-カーン選手のように勝手に旅立っていけるような状況でもない。

非常にセンシティブな状況で生きている。

黒パンツ・黒シューズを早く脱いで、自分を解き放ちたい。そんな気持ちも分かるのだが、もう少しだけ彼ら3人の活躍を見ていたい気持ちもある。

若さゆえの焦る気持ちを大切にしつつ、真っ直ぐに突き進んで欲しいと改めて思った。

週刊プロレス 2021年 04/07号 No.2115 [雑誌]

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