そろそろマスター・ワトの本気が見たい
そろそろマスター・ワトの本気が見たい。
今回はタイトル通りの話だ。
少々厳しいと思うが、あくまでも僕が見てそう思ったって話で、マスター・ワト選手のファンで気分を害する可能性がある方はここで読むのをストップしていただきたい。
僕は基本的に新日本プロレス箱推しで、ポジティブなネタしか取り扱わないようにしているが、ごく稀に心からの本音を書きたくなる時がある。
今日の第一試合がそれだ。2021年3月29日の「Road to SAKURA GENESIS 2021」後楽園ホール大会。
マスター・ワト選手&ヤングライオン三人衆VS“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の8人タッグマッチ。
それぞれのライバルに対して、敵対心を剥き出しにして、バリバリに目立ちまくるヤングライオン3人に対して、マスター・ワト選手が明らかに目立たなかった。
これは中々、由々しき事態だと思っている。
敢えて言ってしまうと、新日本本隊の若手は超絶希少種であり、ベビーフェイス期待の星だ。
ゲイブリエル・キッド選手は別枠だと考えても、海外遠征にも行けず、黒パンツを脱げない辻陽太選手、上村優也選手よりも目立たなかったのは少々厳しい。
辛辣な意見を書くと、アピールが弱い。
辻陽太選手は内藤哲也選手。上村優也選手はSANADA選手、ゲイブリエル・キッド選手は鷹木信悟選手に向かって行く中で、BUSHI選手へのリベンジに燃えているわけでもなく、淡々と試合をこなしてしまった。何一つ伝わってこなかった。
ジュニアの枠を超え、無差別級で活躍できるポテンシャルを持ちながら、未だに結果を出せていない。
それが本当に悔しいので、今日は心を鬼にして書いていきたい。
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— njpwworld (@njpwworld) 2021年3月29日
🌸Road to SAKURA GENESIS 2021🌸後楽園大会‼️
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内藤とのシングルマッチを熱望する辻がゴング前に奇襲‼️
一体どんな展開を見せるのか⁉️
🆚 新日本本隊🦁 × LIJ👁🗨
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テーマが作れていない
これはレスラーのスタンスにもよるのだが、シリーズが開始した時点でのターゲット(前哨戦の後にタイトルマッチやスペシャルシングル、スペシャルタッグマッチの有無に限らず)が常に不在である。
マスター・ワト選手は高橋ヒロム選手や現在のエル・デスペラード選手のように“狙われる側”ではない。
完全に“狙う側”。SHO選手が分かりやすい例だと思う。
狙うターゲットに階級は関係ない。鷹木信悟選手やSANADA選手らヘビー級のレスラーをもターゲットにして、突き進んでいる。
SANADA選手はともかく、鷹木信悟選手は特別な何かがあったわけではない。
両国国技館にXとして登場した鷹木信悟選手の“ラスト・オブ・ザ・ドラゴン”を貰って負けた。これだけである。
SHO選手は持ち前の主人公性もあって因縁の作り方が上手いタイプ。
マスター・ワト選手が今、狙うべき相手。狙ったら美味しい相手は誰か。
自分自身が戦いたい相手をターゲットにして“リングの上”で動いて欲しい。
ワト「俺はさ、BUSHI、お前に負けたこと忘れてねえからな。必ずよ、返させてもらうよ」
ヤングライオン3人がバッチバチに向かって行く中で、マスター・ワト選手は本当にBUSHI選手へのリベンジを狙っていたのか。
非常に厳しい言い方にはなるが、今や話題の中心人物であるグレート-O-カーン選手に対して、あまりにもマスター・ワト選手は影が薄い。
キレのある技には全く問題がないだけに残念で仕方がないのだ。
現在、24歳。発展途上
オカダ・カズチカ選手と比較してしまうと、もうそろそろ「IWGPヘビー級ベルト」を初戴冠するタイミングになってしまう。
あんな化け物を超えた存在“インベーダー”は100年に一人クラスだと考えるのが自然であふ。
マスター・ワト選手はつい先日に24歳になっばかり。新日本プロレスでは大半のレスラーがヤングライオンの時期で既に海外遠征まで終えていることになる。
つまり、まだまだ伸び代しかない時期とも言えるだろう。
無理に“マスター・ワト”に固執せず、自由に本音で動きまくって欲しい。
再び引き合いに出してしまい、恐縮だがSHO選手は既に凱旋帰国した時と全くキャラクターが異なっている。
“ロッポンギのパリピ”は確か数ヶ月で終了。自然体なキャラを経て、今のヒロイック(先輩後輩や階級に関係なく向かって行く)なキャラクター性が定着した。
マスター・ワト選手はの本音が聞きたい。今、本当に戦いたい相手は誰なのか。
誰とどんな試合がしたいのか。リング上では世界で一番自由になって欲しい。
打撃も跳び技もイケる。飯伏幸太選手の系譜に一番近い男がヤングライオンにインパクトで負けているのは見てられないのだ。
上村優也は化け物か
一方で、SANADA選手を相手に“掟破り”を見せた上村優也選手。丸め込みを連発してフラグを立てた後に後方回転足折り固め(オコーナー・ブリッジ)と同型を披露した。
3カウントとはならなかったものの、明らかな成長っぷりを見せ続けている。
これには村田晴郎さんもこうツイートしていた。
SANADA選手が若かりし頃の自分と闘っているみたいだった。とてもいい。 #njsg #njpwworld
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2021年3月29日
上を見たらキリが無いし、下の世代を見たらこんな怪物がまだヤングライオンとして活躍している。
また、“憧れの”鷹木信悟選手の目の前でゲイブ式鷹木式雄叫びを披露するゲイブリエル・キッド選手もいる。彼は鷹木信悟選手だけでなく、ザック・セイバーJr.選手とも縁がある。
激しい生存競争の中、生き抜いていかなければならない中で、マスター・ワト選手はこれからどのように発展していくのか。
何か一つのキッカケで大きく変わる可能性があるだけに、その何かに期待している。
ここは...石井智宏選手とのスペシャルシングルマッチか。
“二冠王”エル・デスペラード選手も非常に印象深い試合の一つとして石井智宏選手との試合を挙げている。
現在、新日本本隊と“CHAOS”は共闘する機会も多く、難しいところもあると思うが、成長のため狙ってみるのもありだろう。
長々と書いてきたが、結局何が書きたかったかというと...今日のマスター・ワト選手に期待してるってこと!
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