EVILの「KOPW」ダークネスマッチがヤバすぎる
EVILの「KOPW」ダークネスマッチがヤバすぎる。
バレットクラブの“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手がいよいよ「KOPW」争奪戦に侵略する。
“KOPWの申し子”こと矢野通選手が君臨するステージで元“二冠王”はどんなルールを提案するかと思っていたらこれがとんでもないルールだった。
今回、EVIL選手が提案したダークネスマッチのルールは「試合開始から3分後に30秒間会場が暗闇となる。以降も3分毎に30秒間暗闇となる」というもの。
これ何が凄いかというと、30秒間も暗闇が続くと、もはや新日本プロレスワールドは放送事故レベル。
また、3分毎に暗闇が繰り返されるということは、仮に15分戦ったとしたら5回暗闇が発生し、合計2分30秒は真っ暗な状態で試合が進むこととなる。
いや、これは正直怖いもの見たさという意味で見てみたい。
いいところで暗闇になる可能性あるし、30秒間の間に何が起こるかも分からない。
全く想像できない「KOPW」争奪戦となるところから、今回はEVIL選手が提案したダークネスマッチに分があるのではないかと思っている。
2021年4月28日鹿児島アリーナ大会で選ばれるのはどちらのルールになるのか。
ここからは矢野通選手とEVIL選手について考えてみたい。
【ファン投票は、 4月12日(月)昼12時~スタート!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年4月11日
4月28日(水)鹿児島の『KOPW2021』争奪戦、両者の提案ルールは…
・矢野通「暗闇創造黒頭巾マッチ」
or
・EVIL「ダークネスマッチ」
ルール詳細は
⇒https://t.co/RSTLBgRPFv#KOPW2021 #njsatuma pic.twitter.com/AJd8CI09eI
KOPWの申し子
矢野通選手は「KOPW」にめっぽう強い。
2020年の覇者であり、2021年も4ヶ月に亘ってトロフィーを保持している。
矢野通選手が勝ちまくっている理由としては、自分が提示したルールで戦っている点が大きいと思う。
自らが考案したルールの方が明らかに有利。戦略を考えている時間の長さはとても重要である。
実際、矢野通選手が自分が圧倒的に有利なルールを提示したことはさほど多くないが(2カウントマッチはウエイトさや抑え込む力を考えると矢野通選手が圧倒的に有利ではあったが)、それでも自身が提示したルールで戦うことでアドバンテージがあったのは間違いない。
矢野通選手はルール策定の段階で既に勝ちまくっている。
「プロデューサーの言うことは絶対!」と言われれば、矢野通選手に一票投じてしまうのが矢野通ファン、CHAOSファン、新日本プロレスファンの性なのだ。
ただ、今回のEVIL選手だけは若干分が悪い。
矢野通選手が提示したのは、「暗闇創造黒頭巾マッチ」。
4本の鉄柱にセットされた黒頭巾を相手に被せた場合のみ、ピンフォール、ギブアップ、場外カウント、KOカウント等の決着が有効となる。
黒頭巾を被せ、そのあとで3カウントやタップアウトを奪う必要があるのだ。
矢野通選手の場合は隙をついて金的、このタイミングで黒頭巾を被せ、間髪入れずに日大タックルを打ちかまし、フォールに入る。
これが完璧な流れと見て間違い。
ディック東郷選手にも先んじて黒頭巾を被せる必要はあるが、この辺りは新日本プロレス随一のプロレスIQを誇る“敏腕プロデューサー”であれば、まず何とかしてくれるはずだ。
問題は、この試合が“ダークネスマッチ”に決定したときである。
怖い!怖い!
“ダークネスマッチ”は矢野通選手が明らかに不利である。
「ニュージャパンカップ2021で植え付けられたトラウマが即座に蘇り、試合開始から3分で敗れてしまう可能性すらあるのだ。
あの敗戦後、矢野通選手は暗闇が怖くて寝れないとTwitterで発信していた。
それもそうだろう。
振り返れば奴がいる(織田裕二)ではなく、振り返れば闇の王がいる。
暗闇からパッと明るくなった瞬間に、銀髪長髪の不気味な風貌の男が真後ろに立ち、いきなり“EVIL”をぶちかましてきたのだ。
暗闇の中にいたら、またあの男が襲ってくるのではないか。そんな恐怖が矢野通選手を包んだのだ。
“ダークネスマッチ”に決定した場合、EVIL選手が圧倒的に有利となる。
今回、ファンが持っている一票は明らかに重い。
バレットクラブのEVIL
少し言い方は変だが、最近“バレットクラブのEVIL”が板についてきた印象がある。
衝撃の裏切りからもう少しで一年。
“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”を抜けて、“バレットクラブ”へ。結んでいた髪をほどき、寝不足からも解き放たれた。
改めてになるが、やはり鷹木信悟選手が“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”に加入していなければ、今もEVIL選手はそのままユニットに所属していたと思う。
まず、機動力とパワーのハイブリッド型というファイトスタイルが被っていた。しかも、キャッチーさとマイクでは明らかに鷹木信悟選手が上(特にマイクの“分かりやすさ”は新日本プロレスでもトップである)。
鷹木信悟選手がジュニアからヘビー級に転向し、実績を出しまくっているタイミングで、EVIL選手は停滞していた。
ユニットの草創期から支えてきた自分よりも、鷹木信悟選手の方が明らかに期待値が高くなってきた。
だが、EVIL選手は行動に出てよかったと思う。ダークヒーローが主流の中で、ヒールを貫き切っているレスラーはダントツでEVIL選手だ。
全てを捨てて、ヒールになった。その覚悟が自信となり、リングからしっかりとこちらに届いてくる。
悪くなったことによかったというのは変な話だが、EVIL選手は“バレットクラブ”に移籍してよかったと思う。
「KOPW」の投票は本日正午から。あなたの一票が勝敗を握っている。
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