エル・デスペラードの「Twitterなんて...」発言について

エル・デスペラードの「Twitterなんて...」発言について書いていきたい。

2021年4月30日。新日本プロレスのエル・デスペラード選手がTwitterで内角高め100マイルの美しい4シームを投げ込んだ。

いや、本当に僕が思っていたど正論である。

その内容は、ある選手とある選手が戦う際に、好きな方を応援すればいいのだが、好きじゃない方の誹謗中傷を本人や公式のアカウントに飛ばしているというもの。

これは応援ではないが、よく見かけるとエル・デスペラード選手はいう。

好きなことをつぶやく場ではあるが、「他者を下げる」のは違うだろうと。

その直後に俺は“ロッポンギ3K”を下げていると締めたが、それは対戦相手だけがやっていい舌戦の一環だろう。

先日の試合の解説で同じ“鈴木軍”のタイチ選手は、肌を合わせないと分からないことがあるという趣旨の発言を残していた。

恐らく、エル・デスペラード選手がYOH選手に感じてる思いは嘘ではない。本当に伝わってくるものが薄いのだと思う。

ただ、チャレンジャーとして興味がないわけでもない。これは後半で書いていこう。

エル・デスペラード選手の発言に便乗するわけではないが、SNSについては改めて思うことがあるので、少し書いていきたい。

 

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ならず者の言葉

いつからだろう。新日本プロレスの公式アカウントやレスラーのアカウントに変なリプが飛び交いはじめたのは。

内藤哲也選手がベルト破壊をした時には二文字のコメントが飛んでいたので、この時くらいからなのか。いや、僕が気付いていないだけで、ずっと存在していたのか。

とにかくリプ欄がどんどん殺伐としてきた。

通常であれば賛の声が9割。1が変なアンチというバランスなはずが、もはや8割は変なアンチと化している。

新規ファンが見た時にドン引きだろう。自分が好きなレスラーもボロクソに書かれている。

気分がよくなるわけがないのだ。

そうした状況の中、エル・デスペラード選手は声明を出した。他のレスラーが全く触れてこなかったところにメスを入れたのだ。

チャンピオンとしての言葉でもあり、ならず者ならではの指摘。

「お前らいい加減にしろよ」という本音が見えてくる。

ベビーフェイスはなかなかこういうことが言えない。エル・デスペラード選手だから言えるし、伝わる言葉があるのだ。

 

タイチの檄

先日の「IWGPジュニアタッグ選手権試合」の直後、スポンサーが用意した飲み物に口を付けなかった“ロッポンギ3K”に激昂したタイチ選手。

その翌日にSHO選手が弁明の自分の気持ちを表明したのだがこれがよくない展開を招いた。

リプや引用リツイートで飛び交うSHO選手の「サゲコメント」

SHO選手のバックステージコメントを「途中」までスクショで公開したタイチ選手はこうツイートした。

実際はこのバックステージコメントには続きがある。

なぜ、口をつかなかったのか。飲むときは気を付けて欲しい旨、下戸というカミングアウト。

ただ、それを知らない&読まない人からすれば、「タイチ選手よく言った!SHOはスポンサーに対して何言っちゃってんの?」となるわけだ。

しかもプロレスを楽しむノリではなく、ガチっぽいコメントが目立つ。

明らかにSHO選手をサゲにかかっている。実際にはキチンと物事を見てないにも関わらず、だ。

好きなレスラーを応援するのはいいことだが、なぜ対角線に立つレスラーをサゲるのか。

社会情勢もあり、ストレスが溜まりまくっているのは分かる。だが、その気持ちをこうしたネガティブな形でぶつけられるのは見ていてキツいものがある。

ちなみにSHO選手のコメントを全文引用しておく。これが真実だ。

SHO「(※IWGPジュニアのベルトを手に1人でコメントスペースに入ってきて)そう、昨日も言った。俺たちの闘いはもう、始まってんだよ。『(新日本プロレス)ワールド』を見返して、試合のことはもちろん、いろんなことはもちろん、思ったんだけど、まず最初に一つ、謝らせてください。昨日、解説の誰かがね、『ZIMAに謝れ』って言うなら、謝らさせてもらうよ。ZIMAさん、すいません。昨日、せっかく用意していただいたのに、口のつけずにすいませんでした。なぜならね、今の俺には、酒なんか飲んでる余裕ないんだよ。現状に満足してねえて言っただろ。俺にはそんな余裕はない。だからこそ! 目標、そして俺の夢、現状に満足した時に、たらふくいただきます。その時を楽しみに今、俺は、全力で闘ってるよ。それと、これを見てるチビッ子、よい子、プロレスラーがやってるからって、大人になっても真似するんじゃねえぞ。こういう激しい運動、頭ガンガン打ってる運動の直後に、アルコールは絶対飲むなよ。命にかかわるぞ。プロレスラーがやってるからって、絶対真似すんじゃないぞ。俺もそうだ。俺も下戸だからな。わかる。その前に、そんな飲んでる余裕ねえんだよ。現状に満足してねえんだよ。どんどんどんどんどんどん、次のところへ、次のところへ、強くなるために、何をすればいいんか、何を排除すべきなのか。全部、考えてやってやる」

出典:新日本プロレス

“なんか”で突っ込んでる人がいたが、そんな揚げ足とる前に「たらふくいただきます」と下戸が言ったことにスコープ当てて欲しい。その方がきっとSHO選手の人間性が見えてきて楽しくなると思う。

また、仲間がやられてるからの八つ当たりコメントを正論だ!!!と言ってもなぁと思う。これまで何度も何度も飲まないシーンはあったためだ。

 

勘違いしないで欲しい

プロ野球やサッカー違い、新日本プロレスの各ユニットは同じ会社に属している。いわば、敵であり身内でもある関係だ。

プロレスで唯一できないのは1人で試合をすること。その相手には最低限のリスペクト(最低である必要もない)はあって然るべきだろう。

1億歩譲って(今みたいな誹謗中傷のリプ欄は論外だが)他団体との対抗戦であればヒートアップするのは分かる。

だが、毎日のようにぶつかり合って「日本一の団体を共に盛り上げよう」としている同じ組織のレスターへ誹謗中傷のリプを飛ばすのは些かおかしくない?と思うのだ。

ぶっちゃげもう公式のリプ欄はしばらく見てない。見る度にプロレスファンを辞めたくなるからだ。

というかTwitter自体も見る頻度を下げた。昔の掲示板のような内容が「ここはアンチスレですよ」という告知もなく目に飛び込んで来るのだ。

読んでいて気分がよくなることの方が少ない(勿論、感動のツイートもたくさんある)。

YOH選手がTwitterプロレスに否定的だったり、集中するためにアカウントを消した気持ちも痛い程よく分かる。

プロレスを見てストレスの発散する。好きなレスラーに気持ちを届ける。これが正しい楽しみ方。

対角線に立つレスラーを誹謗中傷するのは応援ではない。単なるエゴであり、迷惑行為なのだ。

自分が好きなレスラーが同じことを言われているのを見て、自分がどんな気分になるかを想像してから行動してみよう。

不満を漏らすこともあるだろう。僕だって漏らしてる。ただ、そこには書いちゃいけない場所ってもんがあるのだ。

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