田口隆祐の変なおじさんが炸裂!バレットクラブが全滅!?
田口隆祐の変なおじさんが炸裂!バレットクラブが全滅!?
新日本プロレスワールドに加入してそろそろ5年目に突入する。各興行やビッグマッチを何度も見直したり、ドキュメンタリー、特番を楽しんだり。
本当に加入してよかったと心から思うストリーミングサービスだ。
ただ、そんな“神サービス”でも、新日本プロレスの全ての試合が配信されているわけではない。
配信されてない試合で何かヤバいことが起きることがある。
2021年5月大分・別府ビーコンプラザ大会がそんな興行だった。
まずはタイトルに書いた第4試合から触れていこう。
新日本本隊と“バレットクラブ”の一戦。先日の「KOPW2021」で“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手から勝利を飾った矢野通選手や“NEVER無差別級選手権試合”を控える棚橋弘至選手が登場。
その中に“(笑いの)天才”田口隆祐選手の姿もあった。
2021年はこれまでタイトルマッチもなく、目立った活躍のない監督(タグチジャパンは一体どんな状況なのか)。
そんな彼がゴング前に何かを仕掛けたようだ。結果は、クールでダークネスなヒールユニット。ニタニタと相手の不幸を愉しむ“バレットクラブ”が、撃沈したらしい。
新日本プロレスワールドでの中継が無かったため、限られた情報にはなるがあの手この手を使って調べてみた。
今日の別府大会を
— 田口隆祐(TAMA-KYU公式PR大使)2月17日みちしるべ体操発売! (@taguchiryusuke) 2021年5月1日
ご観戦いただいた皆様には
かなりレアな体験をしていただきました
バレットクラブ全員が
堪えきれず…
あんな光景は初めてですよ!
何が起こるかわからないから
やはり会場に足を運んで
見ていただきたい
もちろん感染対策は万全で!
なんだチミはってか!?
まずは、何が起こっていたのか公式のレポートに目を通してみる。
試合開始前。棚橋弘至選手がいつものように腹筋をアピール。最近では、矢野通選手が「すごーーーい!!!」と会場を煽り、外道選手が「ブーーーー!!!」と返す。
このやりとりが今シリーズは行われてきた。
この日はそこに第三者である田口隆祐選手が割り込んできたらしい。
矢野通選手が「なんだ!君は!?」と指摘、、
すると田口隆祐選手は「なんだチミはってか!?」からの“変なおじさんダンス”へと突入した。
公式のレポートには「ファンを笑わせた」とあったが、実際Twitterのタイムラインを見てみると、公式では出ていない事実がある。
この日、試合に出場していた“バレットクラブ”のEVIL選手、高橋裕二郎選手、石森太二選手、外道選手、ディック東郷選手ら5人が全員撃沈している。
EVIL選手はコーナーに張り付けとなり、左手で顔を隠している。高橋裕二郎選手もコーナーに寄りかかり天を仰いでいる(堪えながら)。
石森太二選手は普通に笑い、人の道を外れた男とディック東郷選手も顔を隠していた。
さらにはマーティー浅見レフリーも爆笑。
「笑ってはいけない」であれば「EVIL、裕二郎、石森、外道、東郷 アウト」である。
田口「なんていうかね、“変なおじさん”でしか返せないですよね……。しかしBULLET CLUB、全員、笑ってんじゃねぇか。全員、笑ってんじゃねぇか。ねえ? もう試合前に、今日は決着がついてましたね。圧勝ですよ」
勝手に引用してコラムに貼り付けるのは失礼なので、僕のTwitterアカウントでリツイートをした。どんな光景になっていたのか気になる方はこちらからチェックして欲しい。
ファンキーウェポン待望論
本当に久しぶりに田口隆祐選手について書いている気がする。
コメディリリーフの地位で輝くことを見つけて以降、田口隆祐選手のプロレスには深みが出た。
中邑真輔選手や後藤洋央紀選手の同期として新日本プロレスに入門後、基礎体力テストは群を抜いていた男は、おちゃらけていてもどこかに余裕がある。走ったら疲れると言いつつ、後半になっても動きのキレが落ちるところを見たことが無い。
2021年1月5日の東京ドーム大会で「IWGPジュニアタッグ選手権試合」、「IWGPジュニアヘビー級選手権試合」は2019年2月11日の石森太二選手戦が最後となっている。
そろそろシングルでも田口隆祐待望論が出てくるタイミングだ。
エル・デスペラード選手あるいはYOH選手に新日本プロレスジュニアを刻みこむ。それができる男は“変なおじさん”失敬、田口隆祐選手しかいない。
笑顔の運び手
今、日本はなんとも言えない空気が流れている。2020年に続いて、2021年もゴールデンウィークは想い出が作れない日々になりそうだ。
何かに抑制されている状況では、本当の意味でリフレッシュできない。それが本当に辛いと思うことがある。僕も今年のゴールデンウィークは全く休みがない(まさかの展開)のだが、ちょっとの時間で温泉に行ったりもできないのは中々にしんどい。
ご家庭がある人たちもちょっと遠出したりして、想い出を沢山つくりたいはずだ。それが叶わないのはとても寂しいことだと僕も思う。
だからこそ、こんな時に必要なのは笑顔なのだ。
笑ってさえいれば人は幸せになれる。逆に言えば、笑えなくなった時が本当に危ないのだ。笑顔にはそれだけの力がある。
田口隆祐選手は疲れていた僕を一撃で笑顔に変えてくれて、元気づけてくれた。配信がなくリアルタイムで見ることがでくともここまでのインパクトを残すことができる。
楽しいプロレス。ここから田口隆祐選手の逆襲がはじまる...。かもしれない。
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