“最年長”永田裕志の新ガウンと喧嘩の日々

“最年長”永田裕志の新ガウンと喧嘩の日々について書いていく。

昨日、新日本プロレスから新しい発表があった。

その知らせを見たのは、昼食を食べるために飲食店に入った数分後。スタミナ回復を願ってステーキを注文したところで、今回の発表を知った。

木谷オーナーを含めて関係各位が拡散する中、何とも言えない気持ちで息を落とす。

「誰も悪くないのにな」

美味しく食べるはずのステーキが少し痩せて見えたのは、気持ちが沈んでいるからだろう。

その後、新調したカラーレンズの眼鏡が眼精疲労にかなり効果的だなと思いつつ、再び仕事へ。

かれこれしばらく休めてない。今週金曜日には大きな仕事があるし、週末も稼働が入りそうだ。

平日は...。毎日何かしらはある。今日も、会議、取材、資料作成。明日は昼から会議で夜まで缶詰めだ。

現時刻は5時8分。矢野通選手がおはよう!と朝のツイートをしたタイミングで眠い目を擦りながら、キーボードを叩いている。

休みが欲しい。あるいはリフレッシュするための何かが欲しい。

今週は特に重たい週になりそうだ。運が良ければ次の日曜日は休める。それまで何とか持たせなければならない。

今の仕事は全て僕のやりたいことだけを詰め込んでいる。やりたくないことはやってない。

モチベーションは保てているのだが、いかんせん精神と肉体の疲労が溜まってきた。たまにこう思うんだ。

嫌になっちまった。

腹が立っちまった。

訳もなく家を出たんだ。

公衆電話から“裕志”に声をかけ待ち合わせた37の夜...。

って“裕志”違いやないかい!はい。今日の主役は永田裕志選手だ。

 

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ジョンモク!

「お前のメッセージが海を越えると思っていなかったのか?だが、お前の言っていることはチンプンカンプンだ。俺が小僧だと?俺は敬意を持ってお前に接したはずだ。挑戦権利を渡してAEWダイナマイトにも呼んだ。プロレス界のレジェンドであるユウジ・ナガタと戦いたかった。俺のことを小僧と言いやがったな。俺は小僧じゃねぇ!口は災いのもとということを知れ!」

“ジョンモク”ことジョン・モクスリー選手が永田裕志選手からのアンサーコメントにブチ切れている。

まるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティ・マクフライが“腰抜け(Chicken)”と言われて「誰にも腰抜けとは呼ばせない!」と思わず挑発に乗ってしまうかのようにブチ切れている。

舌戦では、新日本プロレスが誇るプロレス界のレジェンド・永田裕志選手が一歩リードということか。

ちなみにこの動画を見たのは、5時24分。お分かりだろうか。新日本プロレスをリアルタイムで追えていないのだ。趣味に費やす時間すらないとは何とも悲しい人生である。

少し寂しい気持ちになって明け方の空を見上げだ。少し雲がかかっているが、眩しい太陽が見えた。

“裕志”あの時の空を忘れちゃいないかい

“裕志”あの時のエネルギッシュなお前が欲しい

 

帰りたい!帰れない!

2020年。一番とんでもない試合をしたレスラーと言えば?と質問されればきっと永田裕志選手の名前が出るはずだ。

永田裕志選手VS鈴木みのる選手の2度にわたる“喧嘩”はいくらなんでも何でもやり過ぎた!と存在しないはずの体育教師がストップして幕を閉じている。

僕は2人の対決を「番長とレスリング部部長の生徒会長が河原で決闘をした」と書いた。

舎弟が体育会系が睨み合いながら、ぐるっと周囲を囲う中で激闘した永田裕志選手と鈴木みのる選手の試合は、一勝一敗という結果に。

「お前...強いな」、「...うるせぇよ」みたいな爽やかな会話こそ“存在しない記憶が流れ込んできた結果”ではあるが、2人の果たし合いを通じて、心に来るものがあったのは間違いない。

そんな喧嘩の噂を聞きつけたのか海外の留学生がレスリング部の部長兼生徒会長にデュエルを申し込んできた。

太っ腹にも決闘の地はアメリカだ。AEWダイナマイトへの片道切符を渡して、じっくりと時を待つ。

今回、青義の生徒会長の前に立つ男は悪ではない。数年前までは正義の盾。“The Shield”の一員として活動していたもう1人の正義なのだ。

 

シン・ガウンのお披露目

さて、前哨戦を見てみよう。アメリカの地に降り立った永田裕志選手。

今回のガウンは黒ではなくノースリーブのブルー。この日の成田蓮選手であるロープを上げてリングイン。

“ティ!”ではなく“ゼァ!!!”だ。

やはりこの挨拶は永田裕志選手が世界一似合う。

そして、“デスライダー”はいつもの“革ジャン”だ。

試合開始早々はエルボー合戦からスタート。真壁刀義選手の鋭い解説が光る「2人とも声が全然違う」と。

アームバーからの腕折り。前哨戦は腕を攻める作戦か?

ここからは成田蓮選手のターンへ。明らかにまたファイトスタイルが変化している。

“柴田喧嘩道”が色濃く見えるようになってきた。

変わらずに変わっていく。さらにはコーナーで控えるジョン・モクスリー選手へ永田裕志選手お得意のビッグブーツを見舞う。

しかし、相手がジョン・モクスリー選手となれば成田蓮選手も分が悪い。一発のキックで流れが変わってしまった。

と、試合の詳細は新日本プロレスワールドにてチェックして欲しい。

永田裕志選手の気合いも成田蓮選手の成長も感じ取れるタッグマッチだった。

試合後、永田裕志選手がジョン・モクスリー選手を強襲。ナガタロック2でダメージを与えた。

この結果、歯が吹っ飛んだジョン・モクスリー選手。「マジかよ...!」みたいなリアクションで配信は終わっている。

いよいよ永田裕志選手のタイトル挑戦が迫ってきた。

遠い青い海の向こう。新日本プロレスに明るい話題を届けることができるか。

エネルギッシュな“裕志”に全てが掛かっている。

週刊プロレス 2021年 05/19号 No.2121 [雑誌]

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