星屑から制御不能へ!週刊プロレスの内藤哲也特集を読んだ
星屑から制御不能へ!週刊プロレスの内藤哲也特集を読んだ。
世の中が鬱々としている中でとびっきりハッピーなニュースだった。
「週刊プロレス」内藤哲也選手の新日本プロレスデビュー15周年を記念した特集を組んだ。それも15ページのブチ抜きである。
デビューからの軌跡を振り返ったロングインタビューやこれまでの記録、過去の発言から紐解かれる内藤哲也選手だったり、高橋ヒロム選手からのお手紙があったりと読み応え十分な内容となっている。
内藤哲也選手のデビューは2006年5月27日。
この日、僕は何をしていたのかというと...。
当時の僕は22歳。代官山で美容師をやっていた頃だ。
そこから僕は全く違う仕事を何度もチャレンジして、今の仕事や環境に落ち着いている。
人間にはバチッとハマる瞬間があって、充実感があったり変な悩みがない影響なのかすぐに時間が過ぎる時がある。
内藤哲也選手は次世代のエースを期待され、少しだけ手が届かない間に後ろから抜き去られた歴史を持っている。
“レインメーカー”の咬ませ犬になるのではなく、己の道を見出して、仲間と共に天下人へ。
僕が今の新日本プロレスに興味を持ったキッカケが内藤哲也選手だということも思い出しながら、今日も自由に、制御不能に色々と書いていきたい。
内藤哲也デビュー15周年記念特集!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年5月11日
ロングインタビュー、発言集、フォトグラフ、そしてヒロムからの手紙も!
今週の『週刊プロレス』は5月12日(水)発売!!https://t.co/OarkRupvdN#njpw #週プロ #週刊プロレス pic.twitter.com/HUQoa3ieQI
久しぶりにゆっくり...できない
今日は久しぶりに「休むぞ!」と決めていたはずが、結局仕事が入った。ぶっちゃげキツい。家も散らかり放題だ。見てるだけでストレスになるので、全てを諦めて午前中は掃除しようかと画策している。
部屋って自分の心の合わせ鏡なのではないか。
新居に引っ越した時は綺麗な空間で、心機一転!という感じが出るが、散らかれば散らかるほど心機一転感が薄れていく。
馴染みの我が家と言えば聞こえはいいのだか、整理整頓した空間にいる方が、フレッシュな気持ちにもなれるので中長期的に見たら一定の綺麗さをキープした方がいいような気がする。
「え?何書いてるんだって思ったでしょ?」
そういうあなたはあの言葉を思い出してくださいよ。というフリであり、内藤哲也選手はスターダスト・ジーニアス時代悩みが多かったのだろうなぁと思い、寄り道してみた。
先輩に棚橋弘至選手、中邑真輔選手。後輩にオカダ・カズチカ選手。同級生に飯伏幸太選手(加えて他団体を見ると鷹木信悟選手や石森太二選手などトップレスラーがズラり)。
実力があるからこそ見える景色があった。その景色の中で、自分と誰かを比較し続けてきた。
誰かと比較して、悩んだりしても答えは出ない。
自分だけが輝ける自分だけの魅力を最大限に光らせた時に、人は変われるのだと僕は思う。
制御不能という生き方
“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”結成当初こそヒール色全開のユニットだったが、今では“鈴木軍”、“バレットクラブ”、“ユナイテッドエンパイア”が相手の時はほぼベビーフェイス的な立ち位置となっている。
“CHAOS”が新日本本隊と限りなく近いベビーフェイスユニットになったことで、そのポジションにすっと収まったと言えば分かりやすいだろうか。
内藤哲也選手は本来、ベビーフェイス志向のレスラーである。
“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”がヒール的なビジュアルでベビーフェイス的な立ち位置になったのは内藤哲也選手の思想が大きいように思う。
平成に生まれたベビーフェイスとヒールの間に位置する“ダークヒーロー”。今の新日本プロレスを見ると、この立ち位置が一番人気が出やすい。
ちょっと悪そうな雰囲気もあるが中身は熱くて、真剣にプロレスと向き合っている。
ダイの大冒険で例えるならばヒュンケルやバラン、後半のハドラーのようなイメージだ。
内藤哲也選手は自らのユニットを作って“悪の制御不能”から“ベビーフェイス寄りの制御不能”へとじわじわシフトさせてきた。
高橋ヒロム選手の帰還後には完璧なベビーフェイスとなっている。
会社に縛られることなく、己がやりたいようにやりたい方向を突き通した結果、今の“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”がある。
自分の道は進みながら決めればいい。制御不能は悪事を働くのではなく、「何をするか分からない毒を持っていること」の代名詞なのだと今は思う。
毒だ。
美しい星屑の天才は毒を飲み、大輪の華(棚橋弘至選手、オカダ・カズチカ選手、飯伏幸太選手)が咲く新日本プロレスでトップを取った。
僕たちも何かを変えなくてはいけない時、毒を飲む瞬間がある。「毒」は自分にとって受け入れたくないもの、拒絶反応があるもののメタファーだ。
自分の対局にある可能性に目を向けた時、ある日突然誰かが手を差し伸べてくれた時。人は変われるのだ。
「変身」
最近、「仮面ライダー鎧武」を久しぶりに見た。
仮面ライダーへ「変身」することを通じて「人の変化」を美しく描き切った傑作だった。
プロレスラーはコスチュームを変えたり入場曲を変えたりと「変身」が分かりやすいが、僕たちの「変身」は非常に分かりにくい。
ただ、ちよっとした変化を積み重ねることで、僕たちもきっと変われる。変わった後でも変わっていいのだと内藤哲也選手はその歴史で証明してきた。
2021年も残すところ半分くらいになってきた。本当に早い。そして、本当に鬱々とした状況が続いている。
今の自分に何ができるのか。何がしたいのか。どんな力を持っているのか。
色々なことを踏まえて、少しでもいい自分になるために「変身」しなくてはならないと思いつつ、筆を置きたい。
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