棚橋弘至は敢えて太っているのではないか説

棚橋弘至は敢えて太っているのではないか説を思いついてしまった。

「NEVER無差別級選手権試合」が終わった後くらいから、新日本プロレスのエース“100年に一人の逸材”棚橋弘至選手の増量が止まらない。

ほんの少し前までは矢野通選手が「すごーーーーい!」と叫び、獣神サンダー・ライガーさんが「いやーん。腹筋バギバキィ」とお姉になっていたにも関わらず、現在では飯伏幸太選手から「棚橋さん大丈夫ですか?」という眼差しを向けられる状況になっている。

その結果、とんでもないことが起こってしまった。

ウィル・オスプレイ選手が返上した「IWGP世界ヘビー級王座」はトーナメント方式のコンテンダーマッチではなく、いきなりのタイトルマッチが組まれた。

「ニュージャパンカップ2021」準優勝。ウィル・オスプレイ選手に2連敗を喫した鷹木信悟選手とウィル・オスプレイ選手が元々指名していたオカダ・カズチカ選手が激突するのだ。

この試合の勝者が第三代の「IWGP世界ヘビー級王者」となる。戦う前に先のコトを考えるバカがいるかおい!と言われそうだが、この次のチャレンジャーは飯伏幸太選手とジェフ・コブ選手の勝者になるだろうなぁとぼんやり考えている。延期となったドーム大会での一騎打ちとなるのか。それとも....。

そんな中、こうした危機的状況で真っ先の脚光を浴びるはずの棚橋弘至選手が完全にスタートで出遅れた状態にある。

端的に言えば、肉体がキレキレでバッキバキの棚橋弘至選手モードからちょっとぽっちゃり気味な“棚橋さん”モードに突入していたのだ。

本人も自覚しているらしく、腹の肉を摘んでは「うーん」と自問自答している状況だ。

ただし、逸材が逸材と呼ばれる所以は鋼のメンタルにある。

“100日後に仕上がる棚橋”というテーマをぶち上げ、新日本プロレスファンの目線を釘付けにしたのだ。

 

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棚橋弘至と言えば

2020年に東京スポーツが棚橋弘至選手の激太りを報道した時、界隈が揺れた。

バッキバキに整った肉体こそが逸材の象徴であり、トレードマークだったはず。

代謝の影響か。過食か。様々な事情が絡み合った結果、棚橋弘至選手の肉体に別の意味での熱視線が注がれるようになった。

これにより、棚橋弘至選手の肉体が一つのエンターテインメントへと更なる進化を遂げたようにも思える。 

 

少し僕の話を

プロレスは対戦相手がいなければ成立しないスポーツ。ただ、自身の肉体は一人で完結するし、努力の結果が反映されるものなので、変化も分かりやすい。

少し僕の話をすると5年前と比較して30キロ近く増量している(当時51キロが軽すぎたのだが)。完全にストレスが爆発した一ヶ月があり、そこで15キロぐらい一気に増えた。

代謝の低下や食生活、メンタルブレイクが重なるとこんなことになるのか...と今なら思う。

なによりヤバいのが、少し節制したくらいでは減らないのだ。全然減らない。頑張ってても全く結果出ないから、もういいやとなってしまう。

何よりも他のストレスもヤバいから食に走りがちなのだ。

棚橋弘至選手はそんな年齢層の悩みに対して、「やればなんとかなる!」と自らが実践することで多くの共感を集めている。

あの頃。皆がカッコいい棚橋弘至選手に憧れた時代。そこから時間が経ち、新しいかっこよさを生み出しているようにも思える。

 

棚橋弘至選手と肉体美

少し深読みする。棚橋弘至選手が肉体を変化させることで一つの話題が生まれるようになった。

常に安定してキレキレの肉体の場合は、「今日もすごいですね」で完結するが、一度ぽっちゃりしてしまえば「どうなる!?棚橋!?」となる。

100日後に仕上がる!と宣言すれば常にチェックするようになるし、一緒にやってみようかな?と賛同者だって生まれる。

ここまで考えると、もはや棚橋弘至選手は敢えて太ることで暗い時代に明るいネタを提供しているのではないか?とすら思えてくる。

バッキバキの肉体を誰よりも愛する中で、ファンのために...と敢えてピザを食べる。ケーキを口に放り込む。アイスをなめまくる。

「太ることはマイナスではない。痩せるまでのストーリー作りなのだ」

...棚橋弘至選手ならばあり得る。

棚橋「僕がヤングライオンの頃と比べても、彼ら2人は素晴らしいと思う。そしてね、こういう状況で海外遠征とか難しくて、ヤングライオンとしての試合が多いけど、それはもう本当に、幼虫がサナギになって蝶になっていくっていう、この時期だと思うから、ここが長ければ長いほどキレイな蝶になると思うし。だから彼らは、この状況にも腐らずに……と思ったんだけど、そういうところが1ミリもないね。もうホントに……僕らだけだな。『歓声がもっとほしい』とかね、『超満員の会場が』(とか思うけど)、彼らは違うんだよね。1試合1試合、目の前の相手、そのことに一生懸命になれる。そういう姿をね、今日、見せてもらったし、久しぶりの第1試合だったけども、すごく、実りがありました。

(※いったん控室に戻りかけて)あ、そうだ! 石森が出てきた時に(※腹筋を強調してノッシノッシと歩くような仕草で)こうやって出てきたから、絶対に、絶対にリベンジしてやるから!」

出典:新日本プロレス

先日、第1試合にエントリーした棚橋弘至選手。石森太二選手へのリベンジを誓うと共に、腹筋も再び蝶のように舞う日がやってくるのか。

2021年8月末。「G1クライマックス」が開催されれば完璧なタイミングで仕上がることになる。棚橋弘至選手と2021年夏の物語がはじまった。

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