ACHがプロレスを引退。情熱の大切さについて

ACHがプロレスを引退したと発表された。

プロレスを引退する。日本では「一度プロレスラーになったからには死ぬまでプロレスラー」だったり、引退は何度撤回してもよい?みたいなルールがあるが、アメリカはどうなのだろう。

ACH選手。日本での活躍といえば現在は“バレットクラブ”で活躍している石森太二選手とのタッグが有名だったりする。

新日本プロレスに本格参戦後は、田口隆祐選手と“スーパー69”を結成。

2人が持つユニークなオーラで何度も会場を暖かい空気に包み込んだ。

“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”内藤哲也選手の入場曲に合わせて踊りまくったのはいい想い出だ。

「ACH!ACH!ACH!」と会場が大合唱。あれは何だったんだと言われると悪ノリが一番当てはまるとは思うのだが、そんなちょっとしたシーンがパッと取り出しやすいところに記憶されているのだから、人生とは、プロレスとは面白い。

ACH選手は現在33歳。

プロレスラーとして見れば若手から中堅。ただ、一般企業では中堅に差し掛かる管理職。アスリートとしてはベテランという立ち位置だ。

まだまだやれる。

2020年の「スーパージェイカップ」参戦を見ても全然戦えることは少し見れば分かる。

ただ、「あの出来事」がプロレスの情熱を奪ってしまった。

 

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情熱

「あの出来事」については少しググれば出てくると思うのでそちらで調べて欲しい。

本日のテーマは情熱だ。

情熱。熱く高まった感情。燃え上がるような熱情。

心の中で燃えたぎっている何かは人を動かす原動力になる。

情熱が大きくなればなるほど一つの物事に深く長く取り組むことができる。一方で情熱が失われていくと、動きが鈍くなっていく。

完璧に情熱がなくなると「何で自分はこんなことをしているんだと思うようにもなる」。

ACH選手にプロレスの才能があったことは間違いない。身体的にも努力を続けられたことからもそれれ明らかだ。

ただし、外的要因により情熱が失われてしまった。ここが引退と直結しているように思う。

 

僕たちの日常

自分の人生について振り返ると情熱が無くなった瞬間に転職をしていたことに気付かされる。

これは一概には言えないのだが、誰かの情熱を奪っているのは同じ組織に属する者だったりする。

「とてもじゃないが納できない!」そんな決定が「会社」から出ることはしばしばある。

過去を振り返ると、その度に友人へ愚痴ったりしていた。まぁ、愚痴を聞く方も大変なのだが、気付けば愚痴は愚痴の言い合いになるのでその辺りは上手いバランスが取れる人と話すのがいいだろう。僕にはそんな仲間がいた。

よくよく考えるとその会社がぶち抜いて勤続年数が長かった。

まぁ、今日飲みに行こうか。そんな関係の有無ってやっぱり大切なのではないだろうか。

ただ、今の時代、このような愚痴を気心の知れた友人ではなくSNSで世界中に発信できてしまう。

気軽に自己顕示欲を満たせるという意味で利点であり、大きなデメリットでもあると僕は感じている。小難しい話しになってきた。

 

 

プロレスラーの引退

日本で考えれば大仁田厚選手というレジェンドがもはや何度引退していて、今はプロなのかボランティアなのかも分からない状況だ。

本当に今度こそこれが最後じゃ!といいつつも復活している辺り、日本におけるプロレスラーの引退は何が起きても不思議ではないものと捉える必要がある。

引退って案外曖昧で。彼にギャラを払う団体と彼の気持ちがバチっとハマりさえすれば、復帰もあり得ない話ではない。彼の中にある情熱の炎が燃えてさえいれば、まだまだ現役生活を送っていて不思議ではないためだ。

人道に反してさえいなければ、どんなキャリアを送っていても誰も誰かを否定することはできない。

ACH選手がひょっこり帰ってきたらその時は暖かく迎えられる自分でありたい。

最後に。

僕も誰かに情熱を奪われ、誰かの情熱の失わせている。一方で誰の情熱に火を点けていることだってある。

今、人と人とのつながりは希薄になり、身体的ではなく精神的なつながりをSNSに求めがちだ。

本当に大切なことは何か。本当に大切な人は誰か。自分の人生で情熱を燃やせるものは何か。

そんなことを2021年残り半分のテーマとして考えていきたい。

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