鈴木みのる「お前はIWGP(世界ヘビー)行かねぇのか?」にエースはどう動く

鈴木みのる「お前はIWGP(世界ヘビー)行かねぇのか?」にエースはどう動く。

2021年6月18日、新日本プロレスは「映画『ゴジラvsコング』PresentsKIZUNA ROAD 2021」、静岡・キラメッセぬまづ大会を開催した。

この興行は新日本プロレスワールドでの中継がなかった。会場に行けないファンは新日本プロレス公式の活字だけで、楽しむ感じである。

第二試合。棚橋弘至選手&上村優也選手VS鈴木みのる選手&DOUKI選手の一戦でサプライズは起こった。

ゴッチ式パイルドライバーで上村優也選手を沈めた鈴木みのる選手が棚橋弘至選手へ「IWGP」への気持ちを確かめたのだ。

棚橋弘至選手と鈴木みのる選手。この2人の名前を見て最初に思ったのはかなり久しぶりな感じがするということ。

早速、新日本プロレスワールドで検索すると2人が対角線に立ったのは2020年9月11日以来となっていた。

2012年、東京ドームと両国国技館で行われた「IWGPヘビー級選手権試合」。

2018年の「IWGPインターコンチネンタル選手権試合」。

2人の対決は常に見る者の心を掴んで離さない。“好勝負”を超えた何かを生みだしてきた棚橋弘至選手と鈴木みのる選手がいよいよ動き出す。

 

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新日本プロレスのエースとIWGP

試合後、鈴木みのる選手の言葉を受けた棚橋弘至選手はこうコメントを残している。

棚橋「ああ、ひっさしぶりに、ひっさしぶりに、鈴木選手と試合やって、いろいろ蘇ってきたというか……。もちろん気合は入れていったけど、今日もね。試合後に、リング上から、『お前はIWGP(世界ヘビー級を狙いに)行かねぇのか?』って。オォー……そうですねぇ……。まあね、その言葉の意味、しっかり噛みしめてますよ。みんなすっかり忘れてると思うけど、俺、一生、絶好調だから」

出典:新日本プロレス

「俺、一生、絶好調だから」

棚橋弘至選手は肉体を理由にタイトル戦線との距離が生まれていたが、鈴木みのる選手の言葉を受け、「IWGP世界ヘビー級」へのビジョンがグッと解像度を増した気がしている。

口では何と言おうと本音のところで「IWGPヘビー級」の歴史が実質潰えたことに対する憤りがないわけがない。

自分がV10を達成した歴史を継承したといいつつ、その意味と意義はイマイチ伝わっていないのが現状だ。

ただ、今の棚橋弘至選手にはそのことについて非難することはできない。「IWGP世界ヘビー級」を巻いていない人間が変な雰囲気を出してしまっては2012年の諸先輩方と同じになってしまうのだ。

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プロレス王の煽り

2019年、豪雨の中で見た鈴木みのる選手VSオカダ・カズチカ選手の記憶は今だに薄れていない。

「(IWGPヘビー?)あれは俺が予約済みだ」

あの日、鈴木みのる選手が発した言葉は実現されることはなかった。

ただ、「IWGPヘビー」は「IWGP世界ヘビー」へと受け継がれた。鈴木みのる選手の本音が見えて来ない日々が続いていたが、いよいよプロレス王のマニフェストが実現される日が近づいてきたのだ。

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鈴木「絶好調だ。俺は、あんなクソガキ(上村)の壁の役とか、そんなものやってるわけじゃねぇんだ。お前な、勘違いすんな。お前の足でたまたまな、ちょっとつまずくことができた、引っ掛けることができたってよ、乗り越えられる段差じゃねぇんだよ。それどころじゃねぇよ、俺が今日、用があったのは棚橋だ。だから(試合が)終わってから言ってやったんだ。『お前、これで終わりでいいのか?』『お前はここで終わるのか?』『俺はIWGP(世界ヘビー級王座を狙いに)行くぞ』って。あとはあいつに聞けよ……」

出典:新日本プロレス

鈴木みのる選手のIWGP(世界)ヘビー初戴冠は多くのドラマを生む。

プロレス王と新日本プロレスのエース。この2人がいよいよ「IWGP世界ヘビー級」に向かって進み始める。そのスタートはキラメッセぬまづだったのだ。

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