SHOがGLEAT参戦へ!UWFルールを調べてみた
SHOがGLEAT参戦へ!UWFルールを調べてみた。
2021年6月24日、新日本プロレスが“ロッポンギ3K”SHO選手の他団体参戦を発表した。
参戦団体はGLEAT。7月1日の東京ドームシティホール大会のメインイベントに出場する。
対戦相手は伊藤貴則選手。ここで話題となったのがUWFルールで試合をするという点だった。
僕(の心)のリアクションはこんな感じ。
「SHO選手がいよいよ他団体参戦か!しかも日本の団体!こりゃスゲぇ...あれ?『GLEAT』って前にノアを運営してたリデット社だよな。UWFルールってよく考えたらほんやりとしか知らんぞ」
ということでまずはUFWルールについて調べてみた。
なんとSHOが、7月1日(木)『GLEAT』東京ドームシティホール大会に出場!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年6月24日
メインで伊藤貴則とUWFルールでシングル激突!!https://t.co/OnWWfHAEko#GLEAT #LIDET #LIDETUWF #njpw pic.twitter.com/uNZrvfwXSB
UWFルールについて
UWF公式ルールをざっと記載してみる。
- 試合時間は30分 1本勝負
- 勝敗は以下の中のみ
ギブアップ(タップアウト)、KO、レフリーストップ、ドクターストップ、ポイントアウト(TKO)、セカンドのタオル投入、反則行為、試合放棄、ノーコンテスト
- 5ロストポイント制
競技者の持ち点は5ポイント。時間切れの場合は、ポイント差で勝敗を決定する。
ロストポイント1点
ダウン、ロープエスケープ
- 反則行為について
頭突き、肘打ち、金的、噛みつきなどプロレスでよく見る反則は技は勿論NG。更には頭髪を引っ張る行為や脊椎脊髄への直接的な攻撃、ヒールホールドなども対象となる。
また、スタンド時グラウンド時に限らず顔面への肘打ち、打撃も反則。4点ポジションでのあらゆる打撃も反則となる。
販促行為があった場合、「注意・減点1」を意味するイエローカード。「減点1点失格」を意味するレッドカードが提示される。
※選手のダメージやレフリーの裁量によって判断
大まかなにはこんな感じ。プロレスとも総合格闘技とも違うポイント制が見どころになっていそうだ。
実際の試合の模様はこんな感じ。古き良き時代の雰囲気を放っているのが特徴的だ。メインイベントには今回の対戦相手である伊藤貴則選手が登場しているので、ぜひチェックいただきたい。
SHO選手のポテンシャル
SHO選手はたまに特異な試合をするケースがある。
一つ試合を挙げるのであれば、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」のKUSHIDA選手戦だろうか。
高田道場出身で総合ルールの経験もあるKUSHIDA選手。その戦績は8試合、6勝無敗。
総合格闘技界から多数のオファーや東京スポーツ社からの内定を振り切りプロレスラーとなったKUSHIDA選手を相手にSHO選手が思うプロレスをぶつけた試合は、「SHOのシングルすごいな」と思わせるキッカケの一つになったのは間違いない。
ご存知の方も多いと思うがSHO選手は海外遠征時代(田中翔時代)にMMAのリングに上がった経験がある。
白星を飾ることこそできなかったが、総合格闘技を取り入れた現在のファイトスタイルを見るに挑戦は大成功だったと言える。
今回対戦する伊藤貴則選手はWRESTLE-1で活躍していたレスラー。身長は180センチあり、SHO選手との上背差は約10センチある。
一般的なプロレスルールの場合10センチ差は決して珍しくない(田口隆祐選手が180センチ)が、UWFルールとなった場合、大きなハンデになるのではないか。この点も見どころだ。
他団体参戦について
新日本プロレス所属のレスラーが日本の他団体に出場するのはかなりレアだ。
パッと思い浮かんだのは2018年に永田裕志選手が全日本プロレスに参戦し、秋山準選手とアジアタッグ王座決定戦に挑戦した時のこと。
エル・デスペラード選手が葛西純選手と戦ったのはタカタイチマニアなので他団体というのは少し違うか。
こうした他団体参戦は楽しく、ワクワクするものだが、ケガのリスクなどを考えるとなかなか一歩踏み込むことができないことも現実としてある。
とてもビジネス的な発想で申し訳ないが、「キングオブプロレスリング」が2017年でサービス終了していなければ、もう少し違った展開はあったように思う。
カードゲームに参加する条件として新日本プロレス所属のレスラーを興行に参戦させる など。
そうしたリング以外でのつながりやビジネスでの広がりが薄くなったことから、鎖国がより強くなったのではないかと僕は予想する。
そんな中で今回のSHO選手の新しい取り組みは非常に楽しみなことであり、新日本プロレスのファンが他団体に目を向ける大きなキッカケとなったように思う。
僕自身、SHO選手の参戦が無ければ、UWFルールについて改めて調べることもなかったはず。
新日本プロレス所属というブランドの強さを改めて感じた次第だ。
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