海野翔太と2つのメッセージ

海野翔太と2つのメッセージ。

いよいよ海外遠征中のヤングライオンにも本格始動の時が訪れようとしている。

ジョン・モクスリー選手に選ばれし男“シューター”海野翔太選手に新しい動きがあった。

2021年8月21日に、リッキー・ナイトJr.選手のサウスサイド・ヘビー級王座に挑戦する事が発表。

表舞台に姿を現していきなりのタイトルマッチだ。

同8月にはNJPWストロングにも参戦が決定している。

ヤングライオン時代から先輩と組んだり、「ワールドタッグリーグ」にエントリーしたりと活躍の場も多かった海野翔太選手。

成田蓮選手が“柴田勝頼イズム”を正当継承し、メキメキと実力をつけている一方でどんな進化を遂げているのか楽しみだ。

ただ、一点だけ気になることがある。

髪型だ。久しぶりに顔を見せた海野翔太選手のヘアースタイルは伸びっぱなしのロングヘア。

特に襟足のボリュームがすごく、パッと見た瞬間に彼の顔が頭をよぎった。

“涙のカリスマ”大仁田厚選手だ。

多分、髪を染めたら棚橋弘至選手の雰囲気にグッと近づくはず。

ただ、黒髪の癖っ毛ロングはやはりぱっと見でFMW時代の大仁田厚選手っぽいなと思ってしまった。

 

 

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ふたつのメッセージ

海野翔太選手はレボリューションプロレスリングに帰還後、2つのメッセージを出している。

一つは前述したサウスサイド・ヘビー級王座への挑戦。もう一つがウィル・オスプレイ選手へのメッセージだ。

「IWGP世界ヘビー級王座」を返上したウィル・オスプレイ選手。同時はレボリューション・プロレスリングの「ブリティッシュヘビー級王座」を戴冠しており、事実上の二冠王として君臨していた。

「俺はサウスサイド・ヘビー級王座として、ウィル・オスプレイが持つブリティッシュヘビー級王座も狙いに行く(ネットを漁っていたら統一の噂があった)」

そんなメッセージだったように思う。

 

新世代の海外遠征

海野翔太選手は2019年9月に海外遠征へと旅立った。

グレート-O-カーン選手、マスター・ワト選手の2人は遠征後、しばらくした後に社会状況の変化があった。

十分とは言えないものの、いわゆる従来の海外遠征を経験できた世代となる。

※グレート-O-カーン選手は出発も帰国も規格外なので前例からは外れていると補足しておく

海野翔太選手と成田蓮選手は海外に旅立って半年後には社会が大きく変わってしまったヤングライオン世代である。

新日本プロレスから飛び出して、いよいよここから一気に成長するというタイミングでまさかの急ブレーキ。

とても悔しく、歯痒い時間を過ごしてきた。

そして、上村優也選手、辻陽太選手は海外遠征に行きたくても行けない世代だ。

治安はさておき、状況としては日本を飛び出すタイミングではなかった。

その代わり、新日本プロレスの道場や第一試合で徹底的に自らを鍛えることに成功している。

ヤングライオンとしての完成度は既に当時の2人よりも上のレベルと言っても過言では無い。

社会状況が変化する中で新日本プロレスへと帰還した2人と外に出ることができない代わりに日本で力を蓄えた世代。

そして、社会状況の変化に直撃しつつも、まだまだ海外で己を磨く世代。

6人のヤングライオンはほぼ同期の年次ながら全く違うキャリアのスタートを歩んでいる。

有観客試合

海野翔太選手が参戦する『NJPW STRONG』だが、いよいよ無観客から“有観客”大会へシフトする。無観客試合のイメージしかない大会なだけに、どれだけ雰囲気が変わるのか。ここは楽しみにしたいポイントである。

最近、少し前のプロレスを見た時に歓声が飛び交うとやっぱり全然違うと思った。

観客がいるorいない。声がするorしない。

プロレスだけに限らず、エンターテインメント業界は色々な選択肢の中から許される限界での楽しみ方を模索してきたと思う。

海外に飛び出した海野翔太選手も様々な葛藤を乗り越えて、今の彼があるのだ。

ここから新しい一歩を踏み出す海野翔太選手を応援していきたい。

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