YouTuberの解散ドッキリとプロレスラーの引退について
YouTuberの解散ドッキリとプロレスラーの引退について書いていく。
今朝、YouTuberの解散ドッキリニュースが目にはいった。
僕もYouTubeのおすすめで名前を見たことがある二人組。解散発表で話題になっているところを見ると人気があるのだろう。
ここで問題になっていたのは、視聴者からスーパーチャットで金を集めていたという点だった。
詳細はよく知らないが、恐らく「解散します」→「2人の気持ちを尊重しよう」→「投げ銭」→「嘘でした」という感じだろう。
では、なぜこんな嘘をついたのかというと、炎上覚悟でも伝えたいことがあったとのことだ。
解散は本当にセンシティブな話題だ。
大切にしていたものを失う。二度と見ることができない寂しさは正直、辛い。
まぁ色々と思うことはあるが、彼らのことをよく知らないので特にコメントはできない。それで金儲けまでしているのだから、ず太い精神だなぁというくらいだ。
本件について少し考えた結果、最初に思いついたのがプロレスラーの引退興行である。
バイネームを出すと大仁田厚選手。彼は引退からの復帰を幾度となく繰り返している。
これが本当の最後じゃ!と言い放ったとしても2021年現在は再びリングに上がっている。
彼らが解散詐欺であるならば、大仁田厚選手は引退詐欺なのだろうか。
引退をテーマにチケットを売ってリング上で試合を見せ、感動を生んだ。
僕は今回のYouTuberに全く興味がなく、大仁田厚選手には生き方を(勝手に)教わったため、偏った意見にはなると思うが少し書いていきたい。
比べること自体がおかしかった
と、思ったのだが比べることすら変なレベルだと気付いてしまった。
大仁田厚選手は本気で引退している。ドッキリではなくガチで引退。その結果、復帰している。
カムバックしているだけで事実上は引退をしているのだ。
また、何かを伝えたいから引退しているのでもない。
限界を感じて引退しているのだ。
そもそも最初の引退は「左膝蓋骨粉砕骨折」が直接的な原因だ。
ファンが云々という話ではなく、引退せざるを得なかった。
大仁田厚選手の存在がプロレスラーは引退後に(何度でも)復帰する可能性を作った。
限界を感じたら引退。引退後、少し休んでヤレると思った再びリングに立つ。
もしもヤレると思わなければ、ニーズが無ければそのまま引退したっていい。
大仁田厚選手が引退を掲げても「また復帰するだろう」と思われるようになった。それでいいではないか。
最低でも嘘はついてない。しばらくは引退しているのだから。
※元オランダ代表のサッカー選手 アリエン・ロッベンが2度目の現役引退を発表した。スポーツ界のカムバックは決して珍しいことではないのだ。
結局、YouTuberは集まったお金を返金するらしい。
いつもスカイピースを応援してくださっている皆さまへ
— スカイピース【STAFF】 (@skypeace_staff) 2021年7月16日
たくさんのご意見やご心配を頂き感謝致します。
また、お騒がせしてしまい、大変申し訳ございません。
この度の件に付きまして下記お知らせさせていただきます。内容ご確認いただければ幸いです。
フォームURLhttps://t.co/WMmj3r5854 pic.twitter.com/jPpAUBVgdm
話題先行だったが集まった金額を見ると「なるほど...」という感じ。僕も正直、ちょっと驚いた。
ドッキリばかりが蔓延しているYouTube。
動画に疲れてきたのか、少しずつだがYouTube以外にコンテンツを求めるようになってきた気がしている。
最近の思うところ
最近、YouTubeを見る時間が減ってきた。
特定の配信者しか見ない。新しくレコメンドされて見るという機会が激減している気がする。
僕も歳を重ねた影響なのか「憧れ」で人を好きになる(ファン化)ケースがほぼ少ない。
精力的に活動している20代の層に全く興味が湧かないのだ。
自分と比較的近い年齢の存在で無ければ感情移入ができない。感情移入ができないからハマらない。フローコンテンツ的にその瞬間は興味を持つが1週間もしたら忘れている。
その中でプロレスとアイドル(アーティスト)だけは別だった。
本気を見せてくれる。生の感情を見せてくれる。
ドッキリなんて正直どーでもいいネタではなく、今自分はここで生きているんだと証明してくれる。
そんな生のパフォーマンスに心が揺れるのだ。
結局、大仁田厚こそが最高のエンターテイナーだったというところに着地してしまうわけだ。
これからも心に“邪道”を背負って生きていきたい。
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