新日本プロレスが飯伏幸太の誤嚥性肺炎を発表して思ったこと

新日本プロレスが飯伏幸太の誤嚥性肺炎を発表した。

「映画『ゴジラvsコング』PresentsSUMMER STRUGGLE 2021」の大阪、名古屋大会に飯伏幸太選手の欠場が決定。これは辛い。

誰が辛いって飯伏幸太選手が一番辛い。

2021年前半は「IWGP世界ヘビー級ベルト」にまつわる物語が賛否両論を呼び、少し落ち着いたかと思いきやウィル・オスプレイ選手に敗北。

「IWGP世界ヘビー級ベルト」を一度も防衛することが出来なかった。

ここからリベンジを決意し、ジェフ・コブ選手を打ち破り再起のターンに突入。

ウィル・オスプレイ選手が返上したベルトを手にした鷹木信悟選手が次のターゲットとなった。

初代IWGP世界ヘビー級王者VS3代目IWGP世界ヘビー級王者。

最強と最高を手にした男と暴れ狂う元気ハツラツのドラゴン。

奇しくも生まれた学年やプロレスデビューの年まで一緒。そして、生え抜き、外様の概念をぶち破る意味合いもあった。

“DDT出身”VS“ドラゴンゲート出身”のレスラーが新日本プロレスの東京ドーム大会で激突する。

この試合が持つ意味を語り尽くせば、キリがないほどだった。そんなタイミングでまさかのアクシデントである。

 

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出て欲しい気持ちよりも

飯伏幸太選手は新日本本隊を背負って未来を作るレスラーだ。

プロレスラーのキャリアは長い。アスリートとしての身体能力とキャリアハイが明らかに一致しないスポーツでもある。

飯伏幸太選手が150〜200歳まで生きることを考えるとまだまだ常人の20代というところだ。

今は無理するタイミングじゃない。

少し調べたところ、誤嚥性肺炎は高齢の方に多い症状であり飯伏幸太選手のような年齢でのケースは珍しいものらしい。

かなり肉体的にもキツいと書いてあった。

東京ドーム大会が2度とないのであれば、考えものだが、今回は休んで欲しいと切に願う。

確かに以前も足の負傷をおして「G1クライマックス」を乗り切り、優勝した実績はあるが今回は状況が違う。

序列は下がるかもしれないが、すぐに「G1クライマックス」も控えている。前人未到の3連覇を成し遂げるためにもここは一つ見送る決断を取るべきだと僕は思う。

ただ、本人がどうしてもやるというのであれば止めることはできない。

後は医者の判断。医者がNOなら流石にNOだ。ただ、どんな決断をするにしても受け入れる覚悟だけは準備しておこうと思っている。

 

棚橋弘至待望論

Podcastで「週末クライマックス」と今週末をネーミングした逸材。

大阪2連戦からの名古屋大会。当日の夜に東京へ移動し、翌日は東京ドーム大会が控えている。

仮に飯伏幸太選手が出場できないとすれば、代理での挑戦あるいは別の試合で補う必要がある。

前述した通り、飯伏幸太選手には無理をして欲しくない。

超人、神と言っても何が起きるか分からないのがプロレスだ。ギリギリで復帰が決まっていきなりの試合でベストパフォーマンスが出せるかと言われると、そうでもないと思う。

ここは勇気を持って延期するか別のチャレンジャーを決めるか。飯伏幸太選手の気持ちやメインイベンターとしての重責を考えると彼のバトンを託せるのは1人しかいない。

新日本プロレスのエース・棚橋弘至選手である。

ここに来て“棚橋弘至待望論”だ。

「NEVERの申し子」とまで呼ばれた鷹木信悟選手を打ち破り、NEVER王者に輝いた実績もあり、代理のチャレンジャーとしては文句なしだろう。全てはKENTA選手を倒せるかに掛かっているが。

 

鈴木みのる待望論

「IWGP世界ヘビー級王座」に挑戦できる実力者。既に決まっている対戦カードの中に居ない名レスラー...。鈴木みのる選手しかいない。

鷹木信悟選手とは「NEVER無差別級」で激闘を繰り広げた“プロレス王”。

「IWGPヘビー」のベルトを予約済みだと宣言した漢がこのタイミングで名乗りを挙げれば、「鈴木みのるであれば文句ないだろう」と溜飲を下げるファンも多いと思う。

緊急事態。スクランブルの状況。飯伏幸太選手が奇跡的に完治し、医者もオッケーを出して出場するがベストなのだが、現実は中々厳しいものである。

奇しくも今回待望論を出した2人は10年前バチバチにやり合ってた2人でもある。

東京ドームまで今日を入れて後4日。何かが起きる予感が漂っている。

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