棚橋弘至が「IWGP世界ヘビー級」に初挑戦。東京ドームのメインに返り咲くということ

棚橋弘至が「IWGP世界ヘビー級」に初挑戦。東京ドームのメインに返り咲くということについて書きたい。

飯伏幸太選手の欠場を受け、「映画『ゴジラvsコング』PresentsWRESTLE GRAND SLAM in TOKYODOME」のメインイベントは王者・鷹木信悟選手VS挑戦者・棚橋弘至選手に決定した。

今朝、この発表を見てから様々な気持ちが巡りにり巡った。

まず、飯伏幸太選手は今日を含めてしっかりと療養して欲しい。彼もまたここ数年で考えられないほどのプレッシャーと戦い続けてきた。

東京ドームのメインを欠場した気持ちを「G1クライマックス」や次の東京ドーム大会にぶつけて欲しい。

ピークはまだまだ先にある。

日本国内だけでなく、海外も見渡すと鎖国が解かれていたりと色々な可能性が生まれてきている。

飯伏幸太選手であればきっとこの先、何年も新日本プロレスの星として輝いていけるはずだ。

この日の欠場だっていつか最高の日のための壁だったと言える日がきっと来るはず。そう信じたい。

 

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棚橋とは世界一ということ

10年前。オカダ・カズチカ選手がレインメーカーショックを成し遂げる以前に棚橋弘至選手はこう語っていた。

「棚橋とやる(試合をする)ということは、世界一と戦うということ。その意味をしっかりと受け止めて欲しい」と。

あれから10年が経った。

事実だけ書くと、2016年を境に「IWGPヘビー級」戦線からは離れた。

新日本プロレスの最高峰となる「IWGPヘビー級」の記録もオカダ・カズチカ選手に塗り替えられた。

2019年にケニー・オメガ選手とのイデオロギー対決に勝利するも、新世代の代表ジェイ・ホワイト選手の初戴冠を許してしまう。

最近では「ブリティッシュヘビー級」や「NEVER無差別級」などシングルベルトの戴冠はしたものの防衛もほぼできていない。

タッグでベルトを獲得したゴールデン☆エースですら長期政権を築くことは出来なかった。

10年前の“棚橋弘至”とはもう違うのかもしれない。

それでも、この緊急事態に東京ドームのメインイベントを任せられる、見たいと思うレスラーは棚橋弘至選手以外に居なかった。

新日本プロレスのエースが作ってきたブランドはそんなにぬるくなかった。

“ストロングスタイル”の新日本プロレスを中身を変えず、包装紙だけ変えて大ヒットさせたのは棚橋弘至選手の功績だ。

過去の歴史だけではなく、“今”を考えても棚橋弘至選手しかいない。

飯伏幸太選手の代役が務まるのは棚橋弘至選手しかいないのだ。

 

勝つために必要なこと

ただ、いくらなんでもコンディション的には不利だ。

リングに上がるだけでは意味がない。代役のままで終わらないためにはこの日、勝たなくてはならないのだ。

対角線に立つ“元気ハツラツオジサン”こと鷹木信悟選手は自家発電でエネルギーを高めてくる。

新日本プロレス参戦以前に夢に見ていた東京ドームのメインイベントだ。

気合いは十分。彼の師であるアニマル浜口さんでいうところの「気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!」である。

アニマル浜口道場出身が相手であれば、野毛道場の出身者がセコンドにつくしか無い。

あの日、飯伏幸太選手との「G1クライマックス」優勝決定戦で大半のファンが飯伏幸太選手の勝利を確信していたにも関わらず、たった1人の漢の登場が全てをひっくり返した。

柴田勝頼である。

彼が姿を現した瞬間、「ゴールデン☆ラヴァーズ」優勢の空気から圧倒的なアウェイに変わったことを今でも覚えている。

登り龍を退治すべく2人の漢が手を組む。

柴田勝頼選手は昨日「俺がサポートする」と言い切っていた。

棚橋弘至選手が勝利を手繰り寄せる鍵は自家発電ではなく、「俺と戦うまで負けるな」という柴田勝頼選手からのメッセージかもしれない。

www.njpwfun.com

 

Switch On!

最後に。

今の、今日の棚橋弘至選手に絶対聴いて欲しい楽曲がある。

新日本プロレス公式が著作権の問題で消してしまった(と予想される)煽りV。伝説の煽りVTRがある。なぜかこの煽りVが見たくてしょうがなくなった。

Wow wow wow(Go! Ace!) Wow wow wow(行こうぜ!)
Wow wow wow(Go! Ace!) Wow wow wow(OH YEAH!)

代役なんかじゃない。選ばれるべくして選ばれた最高のチャレンジャー。

彼が勝つことで飯伏幸太選手がカムバックした時により面白くなる。

一方で鷹木信悟選手からすれば「NEVER無差別級ベルト」を懸けた対決から久しぶりの一戦だ。

気持ちが収まらない。とにかく早く新日本プロレスが見たい。こんな気持ちは久しぶりだ。

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