中邑真輔VS矢野通!?14年前の激闘が凄かった

中邑真輔VS矢野通!?14年前の激闘が凄かった。

ちょっと前くらいから「新日本プロレスワールド」でこれまで配信していなかった名勝負の配信がスタートしました。

今回配信されたのは「新日本プロレス創立35周年記念 G1 CLIMAX 2007 ~Winner Take All~ 2007年8月11日 両国国技館 中邑真輔 VS 矢野通」

中邑真輔選手と矢野通選手は“CHAOS”のオリジナルメンバーとして親交の厚い印象がある2人です。

が、この時は2007年。“CHAOS”の結成が2009年ですから、この時点ではバチバチの敵同士という雰囲気です。

出立ちを見た瞬間から、時代を感じます。

中邑真輔選手はトレードマークのモヒカンではありません。また、クネってもいません。

現在のようなアーティスティックな雰囲気ではなく、いわゆるプロレスラーな感じがします。

一方で矢野通選手。金髪です。眉毛も細いです。顔がメチャクチャ怖いです。

今でこそ“敏腕プロデューサー”といして、リングの上を豊かにしている矢野通選手ですが、当時は真壁刀義選手と共に極悪非道の限りを尽くしている大ヒールです。

言葉選ばずに言うと、マジで怖い。普通に怖い。

「怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!!!」

 

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中邑真輔のラリアット

中邑真輔選手が名乗りを受けている時にペットボトルの水をぶっかける。

それにキレた中邑真輔選手がいきなりの膝を見舞う。

試合開始早々から今と全く違う雰囲気にビックリしますが、ファイトスタイルも全然違います(時折り今と同じ技を出したりするので、それも面白いです)。

ビックリしたのは中邑真輔選手がロープの反動を使ってラリアットを打ったシーンでしょうか。

今って、中邑真輔選手あんまりラリアットを打たないので新鮮でした。

 会場からの歓声(野次)

試合を見ていると本当に歓声(野次)が凄い(笑)。また、歓声も凄いです。

中邑真輔選手がやられると女性ファンからの「真輔!!!!!」と叫び声や悲鳴が響きまくります。

現在の手拍子のみな状況と比較すると全然雰囲気が違うので、これも当時の雰囲気を感じますね。

矢野通選手のセコンドを見ると石井智宏選手(角刈り時代!!!!)と本間朋晃選手(声は今と一緒)の姿も。

さらに矢野通選手がプロレス技を使う(現在のように技の数を極限まで減らす前)ので、ここもビックリします。

本当にビックリしたのは中邑真輔選手がムーンサルトを使ったシーン。マジでビックリしました。

中邑真輔選手って飛び技のイメージが無いんですよね(ジャンピングボマイェとかはありますけど)。

試合は鬼殺しのフォールを返した中邑真輔選手のが腕ひしぎ十字固めで勝利。

ちなみに勝利した中邑真輔選手のコメントがこちら。

中邑「これで首位確実。決勝トーナメント進出、最低ラインだね。登るんだったら、1番上まで登らないと。一気に勢い を取り戻したいですからね。明日は体力温存とか、技を出し惜しむとかは考えてない。1試合1試合(力を)出し切るしか、自分が上に登っていく道はないで す。(ベテラン選手の新軍団結成について)死に場所を探してんでしょ。自分としても、このままコンセプトのないまま、蝶野正洋とガッチリいく(組む)ぐら いだったら、まとめて潰せるようになったということで好都合じゃないですか。彼らがどこに向かっていきたいのか知りませんが、逆の立ち位置に立った以上は 消させてもらいます」

出典:新日本プロレス

明らかに今よりも物騒な雰囲気が漂うコメントである。

ここからは僕の感想を少し書いていきます。

 

世間のプロレスのイメージ

賛否両論あると思うし、違うでしょ?と言う方も出ると思いますので事前に書いておきます。

やっぱり今とは全然雰囲気が違いましたね。

ストロングスタイルの香りがプンプン漂っています。

今の新日本プロレスを見ていない方が持っているプロレスのイメージはまさにこんな感じです。

怖い、流血...みたいな。

今ってこうした怖さを感じる機会が減ったような気がします。

度々書いているダークヒーロー文脈ですが、ベビーフェイスとダークヒーローが9割を占めているリングでは、“恐怖感”を纏ったレスラーが少ないんです。

理由は感情移入してしまうと恐怖感よりも親近感が湧くためですね。

と、書きつつタイチ選手とか実際に見たら普通に怖いんですけど。

ただ、リングではもう恐怖感よりも応援したくなる気持ちの方が遥かに強いので、その辺りは面白いところです。

また、会場の雰囲気も全然違う。今と違ってグッズやコスプレでわいわいという感じじゃない。

グイっと飲みながらやんやと楽しむ。(楽しい)ヤジを飛ばす。そんな感じ。

好き好きはあると思いますけど、この時代の新日本プロレスが好きだった...と言う方も絶対多いと思いました。

変化と進化を続ける新日本プロレス。これからも過去の名勝負を見た感想を書いていければと思います。

週刊プロレス 2021年 8/18 号 [雑誌]

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