高橋ヒロムの“試合前風記者会見”とロビー・イーグルスの問題発言

高橋ヒロムの“試合前風記者会見”とロビー・イーグルスの問題発言について書いていく。

何かが足りない。ちょっとした違いが大きな違いになる。

気持ちの盛り上がりが以前よりも弱いのは肌で感じていた。何かテンションがピークになっていない感じ。

せっかくのタイトルマッチなのにテーマが若干見えにくいことも少なくなかった。

前哨戦が盛り上がらないわけではない、明らかに何かが足りない...。

そうだ。試合前の調印式や記者会見がなかったんだ。

最後の最後。運命の試合を前に今、どんな心境なのかを語る時間が2020年以降なくなっていた。

記者会見がない。意気込みを肉声で発信する場もない。

よくよく考えるととてつもない痛手だ。だが、それを当たり前に受け入れてしまっていた。

前日会見も調印式もない。そんな日常が当たり前になり過ぎていたのだ。

そんな無いのが当たり前だろうという空気に対して、爆弾を投げてきたのが高橋ヒロム選手だ。

獣神サンダー・ライガー選手を解釈した新日本プロレス新世代ジュニアのカリスマは一味違う。

「試合前会見風会見」をぶち込んできたのだ。

「IWGPジュニアヘビー級王者」ロビー・イーグルス選手とのタイトルマッチに挑む高橋ヒロム選手はYouTubeを使った新しい仕掛けを提供してきた。

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ロビーの指摘

新日本プロレスを2017年から見ている方は高橋ヒロム選手とベルトさんの物語を楽しみにしてきた。

KUSHIDA選手から奪取した「IWGPジュニアヘビー級ベルト」は高橋ヒロム選手の腰を定位置とすることで、大きな変化が生まれた。

ベルトさんは喋るようになった。しかも饒舌に。

名前はベルトさん。仮面ライダードライブと同じ「ベルトさん」だ。

大切にしてきた物には魂が宿る。心が生まれる。

日本で古来から伝承されている話ではあるが、あながち嘘ではないと思うことが貴方にもあるのではないか。

高橋ヒロム選手は「IWGPジュニアヘビー級王者」としてゴールデンタイムに「IWGPヘビー級王者」に挑戦するという大きく「広がる夢」を持っている。

彼の夢が1986年2月6日に生まれた王座に命を吹き込んだ。

その結果、野上慎平アナウンサーはアナウンサー生命の危機に追いやられた。あなたも覚えているだろう。

人は笑いを我慢し過ぎると泣くのだ。しかも号泣。

その時、内藤哲也選手は制御不能として覚醒して以降はじめて見せる笑顔を見せていた。

笑いは人の心を和ます媚薬だ。この誘惑に対して耐え忍ぼうとしても限界があるのだ。

この時、ベルトさんだけでなくインターコンチネンタルさんも喋った。

後日、「IWGPヘビー」も喋った。

僕たちはずっとベルトが喋る現場を目撃してきた。

その軌跡をロビー・イーグルス選手は否定したのだ。

イーグルス「もっとだって? 『ワンミニット、プリーズ!』って何度もしつこいな。
勝てば( ベルトと)好きなだけ話せるだろ。 そしてアニメ声でも使って会話してろよ。(実際には) ベルトは話さないけどな! お前どうかしてるよ。じゃ、次はメットライフドームだ」

出典:新日本プロレス

ベルトは喋らない。お前はどうかしている、と。

これは問題発言だ。僕がイカれてしまっていたのか。 

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デスペラードは分かっている

今回の記者会見風会見に反応したのがエル・デスペラード選手だ。

完全に覚醒した“流れ者”は大切なことを分かっている。

「高橋ヒロムとエル・デスペラードはヒリヒリした関係であるべきだ」と。

こうした動きがあると乗っかって自分も甘い蜜を啜りたがるのが人の性だ。

ただ、エル・デスペラード選手は乗っからない。自分と高橋ヒロム選手はプレミアムな対立関係にあると自覚しているのだろう。

安売りのコラボ企画なんかで消費されるものではないと分かっているのだ。

高橋ヒロム選手も絶対に乗ってこないと分かっていて、ネタ振りをしている。

ここき2人の関係性の強さがあるのだ。

2人の激突は然バカ場所で然るべきタイミングで行うべき。そんな2人のやり取りを楽しみつつ、今日のライブ配信を楽しみに待ちたい。

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