ジェイ・ホワイトとタマ・トンガに亀裂が発生!?

ジェイ・ホワイトとタマ・トンガに亀裂が発生!?

数年ぶりに“バレットクラブ”内で銃弾の嵐が巻き起こるのか。と、その前に昨日の大会について振り返っていこう。

2021年9月24日、新日本プロレスが大田区総合体育館で「G1クライマックス31」を開催した。

メインイベントはオカダ・カズチカ選手VS“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手。

“バレットクラブ”に加入して以降ヒールの道を突き進むEVIL選手と“レインメーカー”に戻ったオカダ・カズチカ選手が約半年ぶりにシングルで激突。

結果はオカダ・カズチカ選手の完勝に終わった。

横綱相撲と例えるのが分かりやすいか。終わってみれば、オカダ・カズチカ選手のすべて掌の上だったような印象が強い試合だったように思う。

試合後、オカダ・カズチカ選手は優勝宣言。“IWGP USヘビー級チャンピオン”に続き、元二冠王かつ直近の“IWGP世界ヘビー級チャレンジャー”を撃破したことで、自信が確信に変わったことが伺える堂々たるマイクだった。

さらに“鈴木軍”のタイチ選手がSANADA選手を撃破。

「自分の大好きなものをリングで全部表現する」

自身のルーツである全日本プロレスから相撲まで。彼を構成するものをリングで表現した結果、天才すらも退けるほどの存在へと変化し続けている。

オカダ・カズチカ選手とタイチ選手が存在感を示す「G1クライマックス31」Bブロック。

その裏側で“バレットクラブ”に新しい動きが生まれている。

 

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ジェイの言葉

ことの発端はこのツイートをジェイ・ホワイト選手がリツイートしたこと。

今の“バレットクラブ”はいい面と悪い面がある。一緒に居続けるべきか。誰かを切るべきか。そういったちょっと物騒な内容だった。

タマ・トンガ選手の引用リツイートがこちら。

まだお前の時代だと思っているのか?そんなニュアンスの言葉である。

 

試合後のバックステージ

この日、“テキサスヘビー級王者”チェーズ・オーエンズ選手との一戦に臨んだタマ・トンガ選手。

今シリーズからベストを脱ぎ、ビルドアップされた上半身の肉体を披露。

想像以上のムキムキっぷりと、脱いだ方が強そうに見えるところから、ファンの中でも熱視線が集まっていた。

次の相手は棚橋弘至選手。“IWGP USヘビー級”のタイトルホルダーたけにどんなコメントを出すのかと思いきや、ジェイ・ホワイト選手へのコメントに終始したのだ。

タマ「よし。おまえら気になってることがいっぱいあるんじゃねえのか……いつもの連中が『G1』に出てない中、なんでタマ・トンガが出場してるんだってか? でもな、オレは毎日このリングに上がって、(『G1』が)終わる頃にはおまえらアンチに“自分たちが間違ってた”と言わせてやる。

オレが誰で、どうやってこの業界で、このリングで、これだけ長い間生き残ってこれたのか、もう一度おまえらに教えてやるよ! オレはこの船のキャプテンだ! ジェイ・ホワイト、おまえ今どこにいるんだよ? おまえの大事なポジションがなくなっても困らないのか? もうおまえが必要ないって言うなら、このオレが奪い取ってやる」

出典:新日本プロレス

 

バレットクラブリーダーの任期

まずは以下のデータを見てほしい。

  • プリンス・デヴィッド選手(2013年5月3日- 2014年4月7日
  • AJスタイルズ選手(2014年4月6日 - 2016年1月5日 追放)
  • ケニー・オメガ選手(2016年1月6日 - 2018年10月30日)※エリートからバレットクラブが外れた日
  • ジェイ・ホワイト選手(2018年10月8日 - 現在

すでにジェイ・ホワイト選手はバレットクラブのリーダーとして約4年とぶっちぎりで長期政権を築いている。

これまでに歴史で言えば、すでにリーダーが2回入れ替わっていても不思議ではないのだ。

“バレットクラブ”のオリジナルメンバーとしてタマ・トンガ選手がユニット内で持っている存在感は大きい。エリートから“バレットクラブ”を取り戻したことで、それはさらに強固なものになっているに違いない。

そんな彼がジェイ・ホワイト選手に対して、まさかの発言を出してきた。

ジェイ・ホワイト選手とタマ・トンガ選手、そして“ハウスオブトーチャー”のEVIL選手。

“バレットクラブ”内で新しい抗争がこれから待ち受けているのかもしれない。

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