矢野通とグレート-O-カーンがアマレスルールで激突?【KOPW】
矢野通とグレート-O-カーンがアマレスルールで激突?【KOPW】
2021年10月24日、新日本プロレスの後楽園ホール大会で“CHAOS”矢野通選手が“ユナイテッド・エンパイア”グレート-O-カーン選手に対して、アマチュアレスリングを要求した。
舞台は大阪での「KOPW2021」。アマレスの猛者から支配者へ「これがずっと見たかった」とファン心をくすぐる提案だ。
まずは、2人が(グレート-O-カーン選手があの岡選手だと仮定した場合)持っている実績をここに並べてみる。
まずは矢野通選手から。
- 全国中学生選手権優勝
- 全国高等学校選抜レスリング大会 優勝
- 全国高校総合体育大会 優勝
- 国民体育大会 優勝
- 世界学生選手権日本予選97kg級 優勝
- 全日本学生選手権フリー 優勝
- 全日本学生選手権 グレコローマン 優勝
見てわかる通り、日本国内にはほぼ敵なしの実際を持っている。
続いてグレート-O-カーン選手(岡倫之選手の記録を記載する )
- 全日本ジュニアレスリング選手権大会 優勝
- 全国高等学校選抜レスリング大会 優勝
- 全国高等学校総合体育大会 銅メダル
- 国民体育大会 優勝
- 全日本大学レスリング選手権大会 銅メダル
- 全日本学生レスリング選手権大会 優勝
- 全日本選抜レスリング選手権大会 優勝
- 全日本レスリング選手権大会 優勝
こちらもモンスタークラスである。
思わずエル・デスペラード選手がリアクションしてしまうほどのトンデモ展開。一体どうなってしまうのか?
アマレス面白そうだなこれ笑笑
— El Desperado (@ElDesperado5) 2021年10月24日
マジで全日本選手権レベルのわけだし笑
しかしアマレスって2年に一回くらいルール変わるからまず試合前にアナウンスしてほしい https://t.co/eLNhONC5Ln
“アマチュアレスリング・マッチ”
僕はアマレスについて明るくないので、詳しいことを語ることはできないが、日本アマレス界において2人が頭一つ抜けた存在であることはまず間違い無いだろう。
また、2人は日本大学の同窓生でもある。
もしも矢野通選手の提案が通った場合、アマレス界の重鎮が新日本プロレスへ来てもおかしくない状況になってきた。
矢野「オイ!! オーカーン、オイ!! テメェな、オイ! バカもな、休み休み言えってんだ、この野郎! ナメてんじゃねぇぞ、バカ野郎、オイ! クツ、舐めろ!? オメェのクツなんかな、そんなきたねぇな、テメェのクソきったねぇクツなんかな! 舐めるわけねぇだろ、バカ野郎、オイ!」
「俺からのな、ルールをな、提案してやるよ。やってやるよ、お前と、オイ!! “アマチュアレスリング・マッチ”だ、バカ野郎、オイ! テメェに勇気があるなら来い、この野郎! 俺がな、オメェにな、叩き込んでやるから。教えてやる、バカ野郎!」
完全決着を希望
一方でグレート-O-カーン選手は“完全決着”のルールを希望。
相手の必殺技を封じたり、2カウントにしたり、凶器を持ち込んだり。
ファン投票で自分に有利な特殊ルールを持ち込むのが「KOPW」の醍醐味であるのだが、敢えてその道から外れた提案を行った。
その真意はどこにあるのか。
グレート-O-カーンは非常にクレバーなレスラーだ。
あの“バレットクラブ”石森太二選手が「オーカーンは面白かった」と表現するほどの実力を示した「G1クライマックス」は伊達じゃない。
「KOPW」のトロフィーに照準を定めた状況で、特殊ルールを提案しないことにも必ず意味があるはずなのだ。
僕はこう仮説を立てた。
靴を舐めたら「決着」ではなく、完全決着後に「舐めさせる」と言ったのは、心の隙を1ミリも作らないためではないだろうか。
「G1クライマックス31」の公式戦では、靴を舐めさせることにこだわったあまり、金的攻撃を受けた。一閃で勝負アリ。一瞬の出来事だった。
あの屈辱を晴らすためには靴を舐めさせるしかない。だが、試合中に実現することは無理だと判断し、試合後の果実として取っておくことにしたのだろう。
また、特殊ルールを持ち込んだレスラーはことごとく矢野通選手に敗れている。シンプルな勝負であれば負けない。いや、必ず勝ってみせる。
グレート-O-カーン選手が最も勝算があるも見越した戦法は通常のプロレスルールだったのだ。
オーカーン「(11.6大阪の)KOPW争奪戦が決まったな、矢野。これで、逃げらんねぇぞ!? 余の提示するルールは、前回言ったとおりだ。完全決着。通常ルールでプロレスをし、そして敗者が、勝者のクツを、まるで大好きなご主人様の顔を舐める犬っころのように、ペロペロペロペロ舐めてもらおう。kiss my feet.楽しいぃなぁぁ~~~! ギャハハハハハ…!」
敏腕プロデューサーの手腕
「KOPW」は本来、それぞれのレスラーがルールを提案し、
「プロデューサーの言うことは絶対」の力学があるため、ほとんどの試合が矢野通選手の持ち込んだルールが適用されているのだ。
つまりは今回も矢野通選手の提案した“アマチュアレスリング・マッチ”が成立可能性が極めて高い。
2021年の矢野通選手は一味違う。
先日のチェーズ・オーエンズ戦では“金色の夜叉”を復活させ、ファンの度肝を抜いた。
同じ雄として勝てない。絶対に目を合わせるな。
己の本能がSOSを発するほどの恐怖が画面から伝わってきた。
アスリート化が進む現代のプロレスにおいて、極めて稀なことができるのが矢野通選手なのだ。
ただ、“金色の夜叉”や“敏腕プロデューサー”となる前の彼は日本アマチュアレスリング界を代表するトップアスリートだった。
これまで誰しもが見たいと思いつつも見ることが叶わなかった瞬間が訪れようとしている。
「KOPW」という遊び場で矢野通選手のプロデュース力が冴え渡っている。
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