成田蓮VSウィル・オスプレイ!海外遠征は最終段階か?
成田蓮VSウィル・オスプレイ!海外遠征は最終段階か?
強い。強くなった。ここ数ヶ月で彼に何が起こったのだろう。
新日本プロレスのアメリカ大会「BATTLE IN THE VALLEY」で海外遠征中の成田蓮選手とウィル・オスプレイ選手が激突した。
2019年5月24日の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」以来のシングル直接対決。2人の差は開いたのか。それとも縮まったのか。
成田蓮選手のチャレンジマッチ的な意味合いになるかもと思いきや、全然違う展開になったから驚いた。
成田蓮選手の成長速度が凄い。
いや、成長というよりも変化と言うべきか。現在23歳。実はメチャクチャ若かった。
端正で繊細な雰囲気から精悍さとワイルドさを併せ持った風貌に変化。
青森弁でウィル・オスプレイ選手へメッセージを出すなど、明らかに彼の中で何か変わり始めている。
彼をデビューした日から見ている僕としては、本当に嬉しい気持ちでいっぱいだ。
子どもの成長は早い。
友人の子どもと数年会っていないと、マジか!って思うくらいすぐにデカくなる。
そういった変化を見ていると子どもっていいなと思う。
ただ、僕もそろそろ子どもを...と思ってもタイミングがないのが問題だ。
子どもの前に結婚。結婚の前に彼女。せっかくなら可愛くてチャーミングな娘がいいな。
素晴らしい娘と数年間の片思い期間を経て、お付き合いしてゴールイン。素晴らしいと思う。
菅田将暉さんご結婚おめでとうございます。
フィリップの門出は本当に嬉しいぜ。ハードボイルドな独り身の男より。
と、話が逸れたが成田蓮選手について今日はもう少し書いていきたい。
【11.14サンノゼ大会・第5試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2021年11月14日
成田蓮vsウィル・オスプレイ!
成田が序盤から猛攻を仕掛けるも、オスプレイが実力見せつけ勝利を奪取!
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/sMFk4r3O63#njpw #njvalley pic.twitter.com/V4nGpuvdqO
リベンジマッチと成田スペシャル
2019年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で成田蓮選手はバキバキのヤングライオンでフレッシュボーイだった。
一方でウィル・オスプレイ選手は“CHAOS”に所属しているジュニアのトップランカー。
2019年の東京ドームで飯伏幸太選手と「NEVER無差別級選手権試合」を行い、“ヒドゥンブレイド”を初披露。
ストームブレイカーで勝利を掴むと飯伏幸太選手を担架送りにした。そんな時期に初対決を行なっている。
結果は横綱相撲。ワンサイドゲームでウィル・オスプレイ選手が勝利。現実の厳しさを体感した試合となった。
が、ここから2年2ヶ月。柴田勝頼選手へ「強くなりたい!」と直訴してから彼は変わった。
特にここ数ヶ月で劇的な変化を遂げている。
「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で激突した時に見せた成田スペシャル3号(変形のテキサスクローバーホールド)を改めてウィル・オスプレイ選手に仕掛けると、「本当に勝っちゃうんじゃない!?」と思うレベルで追い詰めていた。
強くなった。本当に。パパは嬉しいよ。
戻ってくるのかどうなるのか。
高橋ヒロム選手の3年4ヶ月。これがヤングライオンの海外遠征で最長の期間である。
歴史を見てもおおよそ2年以内に戻ってきているケースが多い。
マスター・ワト選手は2年半。グレート-O-カーン選手(が彼だとするのであれば)2年3ヶ月。
成田蓮選手が日本の新日本プロレスへと戻ってくるタイミングがそろそろ秒読み段階へと入ってきているのは間違いない。
彼は新世代の海外遠征を経験した初のヤングライオンになる。
成田蓮選手は新日本プロレス50年の歴史で海外遠征中も常にチェックされているレスラーなのだ。
海外遠征の醍醐味である「え!?こんなに変わったの!誰!?」みたいなカタルシスを享受できない。
一方で、忘れられないというメリットもある。
どちらが正解かは分からないが野毛道場出身のLA道場育ちの男。彼がどうなるかで今後のヤングライオンたちのキャリアも広がりそうである。
来年のニュージャパンカップ。あるいはベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(背が伸びたのでヘビーかジュニアかどちらを選ぶのか)。この辺りで帰ってくるのではないかと思いつつ、もう一つの可能性もあると考えられる。
KENTA的な動き
アメリカに拠点を置き続ける。
成田蓮選手は完全に帰国するわけではなく、日本に来日して試合を行なっていく可能性があると思っている。
新日本プロレスはこれからもアメリカ大会を盛り上げていきたいと思っている。実際、ファンの人数が桁違い(日本とアメリカの人口数的に)なので、ここにリーチしていくのは必須だ。
柴田勝頼選手、石井智宏選手、鈴木みのる選手。
海外で人気のある日本人レスラーには共通点がある。新日本っぽさを持ったレスラー。ストロングスタイルの香りがするレスラー。そんな存在が新日本プロレスUSAには必要なのだ。
成田蓮選手はじっくりと熟成されてきている。このままじっくりと成長すれば芳醇な香りを放つレスラーが完成する。
そんな彼を日本にだけ留めておくのは勿体ない。ひょっとすると日本と海外を行き来するKENTA選手のようなスタンスにシフトするのではないか。
つまり、海外遠征が明確に終るタイミングは日本の新日本プロレスで試合をした時になるが、それ以降もアメリカのリングに上がり続ける可能性がある。黒パンツに日本の国旗。あの人と同じコスチュームで。
成田蓮選手の今後が気になって仕方ない。
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