グレート-O-カーン!支配者としての覚悟と咆哮

グレート-O-カーン!支配者としての覚悟と咆哮。

昨日は夜に仕事があったので、「ワールドタッグーグ」については今朝結果を知った。

昨夜から降り注ぐ雨。急激に冷え込む気温。目まぐるしく変化する波を港で止めるべく動く社会状況。

2021年。日本も世界も新日本プロレスも様々な動きがあったが、一年を振り返ってみると、やはりこの漢が玉座へと進軍した時代だったのではないかと思う。

グレート-O-カーン。

2020年に英国を侵略した海外武者修行から凱旋。そこから1年と少し経った今、ベルトの有無に関わらず、新日本プロレスに欠かせないレスラーとなった。

この日の「ワールドタッグリーグ」公式戦では、“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”のSANADA選手からピンフォール勝ち。

丸め込みやタップアウトではない。

ピンフォール勝ちだ。あの、天才SANADAから。

そして、試合が終わった後、支配者はバックステージではなく、リングの上で自身の胸中を曝け出した。

  • ヘビー級になりぞこないのチビどもの嫉妬
  • ノアとかいう破産したインディー団体
  • ベルトが三つある件
  • いまやってる、この二つのシリーズ
  • 東京ドームのお膳立て
  • 外国人が来る来ない

「全部、しゃらくせえんだよ」と一蹴。これがグレート-O-カーン選手の力だ。

 

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支配者としての言葉

つい先ほどこのメッセージを目の当たりにして度肝を抜かれた。

まず、ジュニアについての言及だ。これはポジティブな意味で捉えて欲しい。

これまでジュニアがヘビーのことを意識する発言はあれど、ヘビーがジュニアを意識する発言はほぼ無かった。

これは、ヘビー級側に自分たちはヘビー級だというプライドがあるためだろう。

ヘビー級はヘビーを盛り上げるとは言わない。団体を盛り上げると表現する。

一方でジュニアはジュニアを盛り上げると語るケースが多い。

目線を含めたギャップ(違い)があるのは事実。

だが、グレート-O-カーン選手はジュニアに対して宣戦布告した。

つまり、支配者の瞳にはジュニアが入っているのだ。

 

ノアへの言及

これはマジで攻めたなと思った。

確実にこのメッセージを受けて、名乗りを挙げるレスラーが出るだろうな、と。

正直、「I am Noah」が来てもおかしくないレベルの発言である。

一応、破産したインディー団体という刺激な言葉に色々な見方があるので少し触れておく。

実際に破産したの元々プロレスリング・ノアを運営していたピーアールエヌ(2016年までの社名はプロレスリング・ノア)である。

2016年11月、破産申請の準備に入り、2017年2月1日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けている。

この破産手続きから遡ること数ヶ月。ピーアールエヌのプロレス事業は2016年、ノア・グローバルエンタテイメントに譲渡されていた。

詳細はこちら。

m.huffingtonpost.jp

なぜこのようなことをしたのかはググれば出てくると思うので、自己責任で調べて欲しい。

端的に言えばとんでもない角度から“対抗戦”の相手へのメッセージを出したなと思った。

極論、相当な覚悟である。プロレスリング・ノアファンを全て敵に回すレベルの発言。シュート性すら感じられるほどだ。

プロレスラーとしての覚悟。

これが“対抗戦”へ熱を入れた言葉になるのは間違いない。

これなグレート-O-カーン選手の支配者としての覚悟だ。

全ての問題

ベルトが3つある。外国人の渡航制限。

様々な問題が新日本プロレスには蠢いている。

ファンとしても不安だ。

対戦カードはどうなるんだろう。次に“ガイジンレスラー”を見れるのはいつになるのだろう、と。

そんな気持ちに対して、Look at “DOMINATOR”と高らかに言い放った。

言葉にするのは責任が伴う。全てを背負い、全てを支配する覚悟がある。

グレート-O-カーン選手が規格外を通り越した“何か”になろうとしている。

「ひれ伏せ、後楽園の愚民ども!(場内拍手)。ああ、しゃらくせえ。全部、しゃらくせえよ。ヘビー級になりぞこないのチビどもの嫉妬や、ノアとかいう破産したインディー団体の件。ベルトが三つある件。いまやってる、この二つのシリーズ。東京ドームのお膳立て? 外国人が来る来ない? 全部、しゃらくせえんだよ!(場内拍手)。ここはプロレスをする場だ。ガキみてえにガタガタガタガタ、世間に会社に、文句言う場所じゃねえんだよ。やめろ、格が下がる!(場内拍手)。新日本プロレスのレスラーならよ、ドカッと構えて、こう言やいいんだよ。リングで上で実力を示し、新日本プロレスを引っ張ってやるってな!(場内拍手)。オイオイオイ、何喜んでんだ、愚民ども。マゾヒストか? 言っとくが、帝国民にとっては理想郷だ。だが! 愚民にとっては、これから地獄が待ってるぞ! それを起こす力が、われわれにはある。そう! アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン! これが……、UNITED EMPIREの力だ!(場内拍手)」

出典:新日本プロレス

すでに波紋が広がっている。まさにSNS時代の前哨戦である。

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