新日本プロレスワールドの解説席を改善して欲しい

新日本プロレスワールドの解説席を改善して欲しい。

書きたくない。書きたくないのだが、「新日本プロレスワールド」のために筆を取らなくてはいけないと何が僕を駆り立てる。

この内容が余計なお世話だと思うか。そのまま改善案だと受け取るかは読み手の自由だが、1人の「新日本プロレスワールド会員」が最近の解説席に思っていることを書くので、今後のための参考にしてくれるとありがたい。

2021年11月30日。新日本プロレスの解説席が(僕の中で)崩壊した。

※あくまでも個人の意見であり、あのメインイベントの解説が好きな方もいるというのは理解しています。自己責任で読み進めて下さい。また、特定の個人を攻撃する内容でもなく、単純に改善してさらに面白いライブ配信に期待しているという内容なので(そのためバイネームを一度も記載していません)、その点を踏まえて読み進めていただけると嬉しいです。

以前から前兆はあったが、もう流石に限界というレベルにまできてしまった。

好勝負を最大級の試合へと昇華させるのが実況・解説者の仕事。一方でチューニングが合わない場合、好勝負の価値が下がる時がある。

2020年以降、何度も見返すような試合が減っている。

理由は沢山ある。そもそも僕が以前よりも多忙な暮らしを行なっていることもあるし、プロレスの試合に慣れてしまったところもある。

観客席からの歓声が無いのは試合の臨場感に大きく影響しているのだって間違いない。

ただ、やはり実況・解説席のクオリティが大きく影響しているとも思う。

中立性がなくなり、“推し”という言葉を全面に出した特定のレスラーの贔屓が目立つようになった。

気持ちが入って熱く伝えるのは分かるが、そこにエピソード性が存在しないため、シュチュエーションコメディのようにしか見えない。

これは僕の感性がズレているのかもしれないが、特にプロレスに全く関係のない話を早口で言うなんて、何の意味があるのか理解ができない。

ただ、解説席に座っていた金丸義信選手が「岡本落ち着けよ。興奮しすぎだよ。大丈夫かお前」と指摘するのは、もう目が当てられないところまで来たのだなと思った。

試合に熱くなった結果、変なテンションになる。そんな解説者を見て、前向きな雰囲気での「落ち着けよ」であれば、笑みが声からこぼれるはず。

冷静に「落ち着け」は、ドン引きを現す。視聴者の気持ちを金丸義信選手が完全に代弁した一言だった。

彼には今後、有料コンテンツの私物化は控えてもらいたい。彼が熱弁していた内容は頭に入って来ないし、その業界に全く興味がない人もいるのだ。

試合を解説するのが、解説者の仕事。多少偏りがあるのはいいが、それがエスカレートすると、本当に見ていて、ギャグにしか見えないし、聞こえないので勘弁してもらいたい。

これでは友人にプロレスを勧められない。

 

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あの頃の解説を

僕はGK金沢克彦さん、(なぜか後藤洋央紀選手にだけメチャクチャ厳しい)山崎一夫さん、柴田 惣一さんの解説が好きだった。

急な卒業が発表された時は本当に驚いたが、あれからしばらく経って改めてその素晴らしさが分かった。

彼らは見ているこちらを不快にさせるようなことを言わなかった。

レスラーをネタにしたり、変な意味で贔屓したりしない(後藤洋央紀選手ファンから見たら山﨑一夫さんだけは分からない。マジで厳しかったので。それも期待の裏返しだと明かされたが)。

このレスラーにはこんな過去のエピソードがある。最近はこんな話をした。

この技はこんな往年のレスラーが使っていて、そこに対するレスラーの意識やリスペクトを上手く解説する。

高橋裕二郎選手とバレッタ選手がシングルマッチを戦った時、GK金沢克彦さんが「おー!マイアミシャイン!裕二郎が抜いてきましたね!」と凄く嬉しそうに語ったことがある。

その言葉がなぜだかとても心に残っていて、何度も見返した。

数年前まではそんな楽しい解説席だったのだ。

 

解説が変に出しゃばりすぎ

試合開始前の気運を高めるフェーズで、解説者が特定のレスラーのTシャツを着ていた着ていなかったの話題はどうでもいい。

そんなエコ贔屓の場外話は個人のブログなどでやって欲しい。

なぜ、この試合がメインイベントなのか。このリングに上がるレスラーにはどんな深い因縁があるのか。それも表向きのものだけではなく、裏側のストーリーまでを含めて。

そして、試合直前はどんな雰囲気だったのか。今日のコンディションはどうなのか。

そういった“試合”がより楽しくなる話題が聞きたいのだ。

以前であればそういった話題で知識を深められたし、試合にグッと引き込まれたものだ。

今回の試合に関しても「G1クライマックス31」の最終戦でぶつかるはずだった2人が主軸に置かれるはず。

凱旋帰国からたった一年で“前人未到の二冠王”とここまでの試合、因縁を生んだグレート-O-カーン選手の凄みや深さ、実力について第三者から見た時の解説が聞きたいのである。

過去のバックボーンではなく、凱旋帰国当時とは何が変化したのかまで。

そうやって紐解くと2021年のG1クライマックスで好勝負を連発したという話が出てくるはずだ。

では、なぜこの秋に急激な変化が生まれたのか。

取材できる立場だからこそ、知り得るネタがある。

それが全くなく、謎に外部のコンテンツ情報をペラペラ喋られても、困惑しかできない。

最高の改善案

野上慎平アナウンサーが年間でほぼ実況をしなくなり、解説席からも往年のベテラン陣が去った。

僕の中では明らかにクオリティが下がっていると思うので、ここは改善して欲しい。

レスラーが「お前おかしいよ?」って生配信中に指摘するレベルなのだ。

確実に注意はあったと思うが、個人的な意見としてはGK金沢克彦さん、山崎一夫さん、柴田 惣一さんを戻せば解決することなので、対応として視野に入れてほしい。

だって、こんなことをレスラーがSNSで発信するなんて完全に異常事態なはずだ。

※グレート-O-カーン選手がジュニアとノアに触れたマイクをした時も全く金丸義信選手へ振らずにグレート-O-カーン選手贔屓な謎の酔狂っぷりを見せるだけ。ファンが何を聞きたいのか少しは考えて欲しい。

 

改善してほしい

解説席の仕事はとても重要だ。

実際、「ニュージャパンストロング」の試合が面白いのは、棚橋弘至選手と柴田勝頼選手の“W辛口解説”の影響が大きい。

現役レスラーってこんなところを意識するんだなとか、思わずこぼれるエピソードが本当に楽しいのだ。

極論、ゲスト解説は必須じゃない。実況一名だって成立させられるはず。

最近、英語実況で試合を楽しんでいる人が増えたという。

この意味をちゃんと考えると、今後の解説席の方式が見えてくるはずだ。

ファン目線を大切にするのも大事。時代に合わせたトークの方向性にするのも大事。

ただ、試合のライブ配信は新日本プロレスのスタッフたちが本当に色々と試行錯誤しつつ、実現している。

いつ何時どうなるか分からないご時世でも、ファンに試合を届けようと配信スタッフは動き続けている。

色々なものが積み重なって一つの配信がある。視聴者側にもそれは伝わってくる。カメラアングルだってメチャクチャカッコいい。

文句なんてない。ただ、解説席だけは改善してほしい。今後の新日本プロレスの解説席に期待したい。

★2021年12月3日新着記事★

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