YOSHI-HASHI「生きたいように生きる。なりたい自分になる」の境地へ

「生きたいように生きる。なりたい自分になる」

YOSHI-HASHI選手が後藤洋央紀選手も「ワールドタッグリーグ2021」を制覇したリングで浮かんだのは、海の向こうで活躍する先輩の言葉だった。

オカダ・カズチカ選手と同時に新日本プロレスへ凱旋帰国。

東京ドームで凱旋試合を行ったが、そこからは中々結果を出すことが出来ず、厳しいプロレスキャリアを送っていた。

凱旋試合で勝利したオカダ・カズチカ選手がその日のメインイベント後に棚橋弘至選手へ挑戦表明を行い、スターダムを駆け上がる横でずっと辛酸を舐め続けてきた。

だが、2020年に潮目が変わると一気に本来の力を解放した。

「NEVER無差別6人タッグ王者」に輝くと最多防衛記録を更新。絆から生まれる好勝負の数々は「NEVER無差別6人タッグベルト」の価値を爆発的に高めた。

翌年の2021年には「ワールドタッグリーグ2021」を予選1位で通過し、“キング・オブ・ダークネス”EViL選手&高橋裕二郎選手を撃破。

東京ドームの花道を覇者として歩くことになったのだ。

YOSHI-HASHI「今日、アイツらに勝ったかもしれないけど、NEVER6人タッグのベルト、アイツらにああいう形で持っていかれたから、このまま、俺たちも引き下がれないから。オイ、テメェらも金的ばっかりで、持ってても意味ねぇだろ、そのベルト。俺たちがまたいただくから」
後藤「俺たちが、タッグの歴史もそう、NEVERのベルトも、俺たちが……変えてやる。俺たちが作っていく。それぐらいの意気込みですよ」
YOSHI-HASHI「どうにもならなかった過去は、もう俺は変えることはできないかもしれないけど、未来はこれから、俺たち2人、それからみんなも変えていけると思う。それが、（※トロフィーに手をかけ）今日この証だと思うから。そう、未来は俺が作る。生きたいように生きる。なりたい自分になる」
後藤「どっかで聞いたな」
YOSHI-HASHI「そう。この言葉、俺今日、勝ってリング上に後藤さんと転がってる時、以前聞いた言葉、パッと浮かんだよ」
後藤「そこまでたどり着いたってことだな」
YOSHI-HASHI「そう、あの言葉、俺は次の東京ドーム、後藤さんとタッグベルト取ろうって言って掴んだチャンス、必ず、次こそは必ず」
後藤「よし。これは運でも何でもない。必然だよ」
YOSHI-HASHI「他の誰かが何言うか分かんないよ。でも、風は俺たち2人に必ず吹いてるから。胸張って俺たち言えるから。それだけは、胸張って言えるから。風は絶対俺たちに吹いてる」
後藤「ヨシ！」

出典：新日本プロレス