KENTAが元旦のプロレスリング・ノアで見せた感動劇
KENTAが元旦のプロレスリング・ノアで見せた感動劇。
2022年1月1日。新日本プロレス“バレットクラブ”のKENTA選手が古巣であるプロレスリング・ノアのリングに上がった。
実に7年8ヶ月ぶり。小学生が中学生(しかも中2の半分を過ごしたくらい)になるほどの時間だ。
久しぶりの古巣。どんな気持ちでセルリアンブルーではないリングに上がったのだろうか。
試合後、KENTA選手はTwitterにこう残した。
「ただいま」なんてそんな図々しい事を言うつもりなんて元々ない。
WWEを退団後、古巣であるプロレスリング・ノアではなく新日本プロレスを次の場所に選んだのは生半可な覚悟ではなかった。
ただ、この日の試合について「楽しかった」。ありがとう、と。
俺は「ただいま」なんてそんな図々しい事を言うつもりなんて元々ない。あの日新日本を選んだのはそんな中途半端な気持ちではない。
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2022年1月1日
でも今日は楽しかった。
ありがとう。 pic.twitter.com/u2woJYJoNa
今のKENTA
敢えてだと思うが「IWGP USヘビー級ベルト」をプロレスリング・ノアに持ち込まなかった。
新日本プロレスの至宝である「IWGP」を土産にすることなく、Tシャツの二枚重ねで入場。普段のTシャツの下には杉浦軍Tシャツを着込んで来た。
事前のインタビューでは個人名を軍団名にしてる人たち"が嫌い。石原軍団以外は認めないとうそぶいていたが、直前には「俺も杉浦軍だってこと!」と言い直った。
プロレスリング・ノアのKENTAでも“バレットクラブ”のKENTAでもなく、“今のKENTA”がそこにあった。
――BULLET CLUBのKENTAとして出るのか、元ノアのKENTAとして出るのか、どちらの心境に近いのでしょうか?
▼KENTA「それは当日になってみないと分かんない。その時の雰囲気や気分……気分っていうのは“気まぐれ"って意味じゃなくて、その時の感情に任せてみたい。変に“これで行く"って構えるんじゃなくて、その時の自分の感情にゆだねたいなと。ただ一つ言えることは『杉浦軍ではない』ってことですね」
――武道館では杉浦貴&桜庭和志とトリオを組むことになりましたが、杉浦さんは『杉浦軍の新入りとしてやってもらう』的なことを言っていましたが…
▼KENTA「あの僕、“個人名を軍団名にしてる人たち"が嫌いなんで。『石原軍団』以外、認めてないんで」
――とはいえ久々に杉浦さんと組むことができるのは、うれしいという感情も強いでしょうか?
▼KENTA「もちろん。常に気になって動向はチェックしてるし、50代になっても年齢を感じさせないコンディションは刺激になってる。自分も怪我を言い訳にしたくなる時もあるんだけど、杉浦さんを見てると『そうは言ってらんないな』って気持ちになるし。…ただ、SNSの使い方ですね。そこに関しては“オジサン特有の危なっかしさ"をもの凄く感じる。なぜ、あの人とやり取りをしないかっていうと、何言い出すか分かんない怖さがあるんですよ(笑) SNS上で杉浦さんと絡まない理由はソレです。丸藤さんも違った意味で危ういんだよな…。だから杉浦貴はコンディション面では年齢感じさせないくせに、SNSだとしっかりオジサンなんですよ」
集中砲火を浴びる“黒い太陽”
この日、KENTA選手の対角線に立ったのはマサ北宮選手、稲村愛輝選手、稲葉大樹選手の3人。
事前に杉浦貴選手から『KENTAを潰す気でいけ』とエールが送られていたこともあってか、全員がKENTA選手狙いで試合を進めていく。
大正解だ。
僕のように普段はプロレスリング・ノアを見ない人間がAbemaで視聴している。その目的は2022年1月8日の予習であり、KENTA選手を見るためである。
大半のレスラーの名前は知っていてもフィニッシャーすら知らない知識レベル。この状況でファンの目を釘付けにするのであれば、KENTA選手を狙い打ちにするのが手っ取り早い。
自分にばかり仕掛けてくる対戦相手へKENTA選手は「なんなんだ!こいつらは!」と声を荒げる。
だが、普段のKENTA選手と同じく、のらりくらりとやっていてもキメるところはハードヒット。今の自分のスタイルで完璧に勝利を掴んだ。
若い時の自分を見るようだった。
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2022年1月1日
稲村愛輝。よく覚えておきます。
試合後、絶対言わないことを口にした
試合後、KENTA選手はマイクでこう語った。
「なんだあのデカい奴。アイツがいる限りノアの未来明るいんじゃねぇの?」と。
稲村愛輝選手への激励だった。この日、お前が一番印象に残ったよとバイネームを口にした。
新日本プロレスでは相手レスラーをあだ名で呼ぶ。
棚橋弘至選手はタナではなく、ハシ。後藤洋央紀選手をゴトヒロ、石井智宏選手をトモと。
だが、稲村愛輝選手についてはおちょくることなく、エールを送った。
あの頃の自分のようにガツガツと先輩へ噛み付くひたむきな姿。
反骨精神、逆転させたい気持ちに人の心は揺さぶられるのだ。
“後輩”の気持ちを受け止め、次は新日本プロレスの東京ドーム。さらには横浜アリーナでVS新日本プロレスが待っている。
結局、何が書きたかったというと、昨日の注目選手にKENTA選手の名前がなかったけど、やっぱり2022年もKENTAの年になりそうだってこと!
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