ザック・セイバーJr.不在の新日本プロレス
ザック・セイバーJr.不在の新日本プロレスは何だかとても不思議な感じがする。
いや、実際に全大会に出場していたか?と言われると調べたわけではない。
ただ、ザック・セイバーJr.の名前が新春黄金シリーズにないと知った時、なんだがとても寂しく、彼が新日本プロレスを支える存在になっていたのだなぁと自覚することとなった。
“鈴木軍”ザック・セイバーJr.。
2020年以降、社会状況の変化により、新日本プロレスに参戦する“ガイジンレスラー”は激減した。
日本人レスラーのみの中に当時ヤングライオンだったゲイブリエル・キッドとザック・セイバーJr.のみ。
そんな時期もしばらく続いたような気がする。
“鈴木軍”がヒールからベビーフェイスへシフトするにあたり、ザック・セイバーJr.も日本語を解禁。
「しょっぱいよ!」「遅いよ!」と分かりやすい単語を披露すればするほど彼の好感度は上がっていった。
2021年はタイチと共に新日本プロレスのタッグ戦線を盛り上げるだけでなく、シングル戦線(G1クライマックスで内藤哲也、鷹木信悟、飯伏幸太から三連勝)でも爪痕を残した。
また、柴田勝頼のエキシビジョンマッチの相手を務めたことでも注文を集めた。あのグラップリングルールの5分間は今後も決して色褪せることのない復活の狼煙だったように思う。
つらつらと書いた。今、改めてザック・セイバーJr.のことずっと考えている。
ザック「この4ヶ月間、他の外国人レスラーが国に帰る中、俺は日本に居続けた。アイツらの気持ちもわかる。家族を放っておけなかったんだろ。でも俺はプロだ。だから決して日本を離れなかった。俺はこれからタッグのベルト含め、すべてのベルトを奪ってやる!」https://t.co/298utozsKy#NJPW pic.twitter.com/ruBD21LQLC
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年6月15日
異国の地で
新日本プロレスのスケジュールを見るとザック・セイバーJr.の出番は2022年2月の時点でない。
つまり、次にザック・セイバーJr.の試合を見ることができるのは最速でも2022年3月1日の旗揚げ記念日興行。あるいは、その翌日からスタートする「ニュージャパンカップ」になる。
そう考えるとここから1ヶ月半以上もザック・セイバーJr.の試合を見ることがないわけだ。
ずっと異国のリングで戦い続けてきた男。決意を持って日本に残っていた漢。
今は束の間のオフを楽しんで欲しいと心から願うばかりだ。
きっとシングル、タッグの両方でまた新日本プロレスを盛り上げてくれる。今はそんな期待を膨らませる時間にしたいと思う。
ザック「(日本語で)YOSHI-HASHI、オメデトウ。スゴイレベルアップ。(英語に戻して)この試合の前まではYOSHI-HASHIは弱者という位置づけでオレたちはずっと戦ってきた。でも今日は違った。アイツらのほうがチームとして、タッグとしてより良いチームだった。アイツらこそがニュージャパンでのベストタッグチームなんだろう。(日本語で)ワカラナ~イ。(英語に戻して)2年間、ずっとタッグチームとして集中的に試合をしてきたが、これにも疲れた。(日本語で)ツカレタ。(また英語に戻して)ニュージャパンのタッグは凄く疲労が蓄積されるものだ。このタッグ、タイチとのチームは大好きだけれども、もしかしたら今年はシングルに集中したほうがいいとさえ、今は思っている。もちろんオレたちはスペシャルタッグチーム。でも、ゴトーとYOSHI-HASHIのほうが今現在、タッグとしてより強いのならば、オレたちは一人ひとりでもっと上に行けるポテンシャルがあるんじゃないかと思う。今は未来のことを喋る気はないけどね」
タイチ「これからのことは分かんねえ。分かんねえ。これからまたザックとも話すし。でも、なんか今日は…。だけどザックとここまでやってこれたのは心から感謝しかないしね、ザックには。今後のことはゆっくりまた考えるよ。今日はオレは何も言う権利はねえから。帰って、さっさと消灯して寝るよ。悪い夢見そうだな、今日は。ザック、ごめんね」
ザック「今は何も考えられない。謝らないで。本当ならオレがセーブしなきゃいけなかったのに。でも、オレたちが3タイムチャンピオンで、そしてトーキョースポーツのベストタッグに選ばれた。この事実は変わらないよ」
タイチ「帰ろ。最後までオレはザックのお荷物だったな。タオルだけか。ダメだ、こりゃ。死んだ。寝よ」
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