新日本プロレスに求めているものが見えて来た。
新日本プロレスに求めているものが見えて来た。
最近、直接的、間接的にプロレスを考える機会があった。
今の新日本プロレスとは何か。プロレスとはどんなジャンルなのか。
改めてそんな大テーマについて今日は考えていきたい。
まずは、「新日本プロレスワールド」でも配信がスタートした新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦から。
まず、あなたはあの対抗戦をどう見ましたか?
昭和時代の対抗戦とは異なり、とにかく平和に穏便に...というスタンスでの観戦をと訴えかける声が目立った今回の興行。
それぞれの団体のいいところを...と言われてももっぱら新日本プロレスしか追っていない層からすると、なんだかよく分からないウチに“対抗戦”が決まり、試合が行われたという感じだった。
内藤哲也選手の“最新日記”を更新!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2022年1月14日
1.5東京ドームのジェフ・コブ戦、IWGP世界ヘビーへの挑戦、1.8横浜アリーナ“金剛”との戦いを振り返り!
コチラから!
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プロレスラーの凄さ
昭和や平成初期の段階ではやはり「どちらが強いのか?」という価値観がそこにあったと思う。
ただ、時代は流れプロレスは「強さ」は勿論のこと「凄さ」を競い合う認識が強くなった。
「一番スゲェのはプロレスなんだよ」
この言葉を合言葉のようにプロレスは凄いものを見るものだと認識してきた。
では、「凄い」とは何だ。
この基準が人(ユーザー)によって異なる。
僕は強さ、インパクト、ビジュアル、華、物語...。リングに上がったレスラーが魅せる世界観を「凄い」という言葉で現しているのだと思う。
だから単純にどちらが凄いんだ?と比較せよと言われても中々難しいのだ。
そして、この凄さは応援している期間に比例するところもある。
プロレスにおいて格が存在するようにファンの中にもそのレスラーを応援するに値する何かがあるのは間違いない。
禁断の扉
今回の対抗戦で「おぉ!」と僕が思ったプロレスリング・ノアのレスラーは稲村愛輝だ。ただ、ここからプロレスリング・ノアを毎試合毎試合チェックするかというと多分そうではない。
理由は明確だろう。僕は新日本プロレスのファンなのだ。
新日本プロレスの物語が見たい。僕が凄いと思うリングで戦っているレスラーの新しい物語が常に見たいのである。
ただ、今回の“対抗戦”で「劇薬」だと表現される意味がよく分かった。
あれは盛り上がる。通常興行が霞むほどに“対抗戦”は魅力的だ。
普段とは違う“敵”を目の前にした新日本プロレスのレスラーたちはこれまでに見たことがないような新しい一面を見せた。
高橋ヒロムは覇王を挑発し続けた(その結果かどうか分からないがその後、覇王は金剛を抜けた)。
田口隆祐は興行の途中でかなり厳しい意見を述べた。
内藤哲也は団体ではなく、選手個人での戦いを主張した。
次があるのか無いのか。禁断の扉は中々開かないから禁断なのだ。
内藤「俺は今回の対抗戦、『なんであんな奴らとやらなきゃいけないんだ』、『ここは新日本のリングだぜ』、『なんでノアの選手とやらなきゃいけないんだ』みたいな発言はしてない。むしろ普段味わえない刺激を味わえるということで、今回の対抗戦楽しみにしてたよ。楽しみにしながらここ横浜アリーナに来たし、楽しみにしながら花道を歩いてリングに立ったよ。そうしたら予想以上に楽しかったよ。いや、金剛の選手たちにはいい刺激をもらいましたよ。予想以上の刺激をね。もっとあの刺激を感じたいな。また彼らが来るのを待つか? もしくは我々が彼らのリングに乗り込むか? さあどうしようかな? まあでもさ、答えは分かるでしょ? そう、まさにトランキーロ、あっせんなよ!
ただ次あるとしたら、今回のような会社主導での対抗戦ではなく、選手個人が相手選手の名前を出すような、そういう対抗戦を俺はしたいっすね。まあ、俺が金剛の選手たちの名前を出す、もしくは金剛の選手たちが俺たちの名前を出すのもそう遠くない未来にあるんじゃない? いや、それにしてもいい刺激をもらった。次のシリーズ、おそらく次のシリーズは俺とオカダのタイトルマッチが組まれるはずなんでね。俺にとって大事な大事なシリーズになるわけで、この刺激をいい方向に向けていきますよ。じゃあ、次は1月20日、後楽園ホール大会。シリーズ開幕戦でまたお会いしましょう。アディオス!」
生き様を見ている
僕はプロレスを通じてレスラーの生き様を見ている。
リングでの試合は一つの結果であり、最も注視すべきことだがそれだけじゃない。
見たいのはプロレスなんだけど、そうなんだけとそれだけじゃない。
知らない街で出会いたい。真実(ほんと)の自分と。
I get a true love!!!!
まぁアンビシャスジャパンはいいとして。
SNSを巧みに駆使して、情報発信するレスラーもいれば、一歩距離を置いてリングでの発言に重きを置いているレスラーもいる。
今、一番生き様が気になるレスラーが今一番応援しているレスラー。
この価値観にぼんやり気づくことができたのは大きな収穫だった。
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